令和5年度第2回岩手県人口問題対策本部会議(令和5年9月25日)

ページ番号1068979  更新日 令和5年9月26日

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知事メッセージ

コロナ禍の影響を受けた近年の本県の人口動向を見ますと、コロナ禍においては、地方への関心の高まりから、社会減が縮小してきたものの、令和4年は再び社会減が拡大に転じています。また、出生数も減少し、令和4年の合計特殊出生率は1.21と過去最低となっています。

県では、全国トップレベルの子ども・子育て支援を開始し、県内就労者の所得向上対策を近年、強化しています。

人口減少の背景には、人生の各過程での「生きにくさ」があり、これを「生きやすさ」に変えることが必要です。また、最近の婚姻数や出生数の減少については、コロナ禍による自粛ムードの影響も考えられます。

「生きにくさ」の解消や、コロナ禍による自粛ムードの回復には、行政や地域、事業者などの取組とともに、県民の皆様の協力が必要です。

若者が希望どおりに結婚・出産・子育てを行うため、事業者の皆様には、一定の水準の賃金を確保し、十分な収入が得られるよう、御協力をお願いします。

また、出産・子育てと仕事が両立でき、性別にかかわらず誰もが働きやすくなるよう、働き方改革の一層の推進をお願いします。

本県における10代後半の若者の正社員の年収中央値は、全国を上回っています。本県で就職することについて優位性が見られます。

若い世代の皆様やその御家族には、こうした本県の経済や産業の状況を知っていただき、県内への就職について、検討をお願いします。

ニューヨーク・タイムズ効果により、県外や海外から盛岡への人の流れが増えています。ニューヨーク・タイムズ紙の盛岡の記事は、景観に加え、そこに住む人たちや生活文化の豊かさを高く評価しており、これは盛岡だけではなく、岩手全体にも当てはまります。岩手には海や山など豊かな自然に恵まれた、魅力ある市町村が数多くあります。

県民の皆様と岩手を訪れる皆様には、盛岡以外の市町村、特に、人口の少ない町村の魅力に目を向け、是非訪れていただくようお願いします。

岩手県は、市町村と連携しながら、オール岩手で人口減少問題に取り組んでいます。県民の皆様、この直面する課題に力を合わせて取り組んでまいりましょう。                              

令和5年9月25日
岩手県知事 達増 拓也

令和5年度第2回人口問題対策本部会議

日時

令和5年9月25日(月曜)10時30分~11時30分

場所

県庁第一応接室

次第

1 開会
2 挨拶
3 議事
 (1) 人口減少問題の現状・課題と今後の方向性について
 (2) 自然減対策の取組状況と今後の方向性について
 (3) 社会減対策(交流人口・関係人口含む)の取組状況と今後の方向性について
 (4) その他
4 閉会

 (注)議事(1)まで公開により開催

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