「知事による地域域産業等を担う家族訪問」懇談記録概要(平成22年7月30日)

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ページ番号1001044  更新日 平成31年2月20日

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訪問記録の概要版です。訪問記録の詳細は以下のページをご覧ください。

写真:訪問の様子1

  • 訪問日時 平成22年7月30日(金曜日)
  • 場所 久慈市
    訪問先の御家族の皆さん(当日お話を伺った方)
    本波 茂男さん、奥様の八須子さん、次女の沙也香さん
  • 県の訪問者
    達増知事、東大野県北広域振興局長、県北広域振興局経営企画部企画推進課中村主査

この訪問は、知事が、地域産業やコミュニティを支えている家族の皆さんに、家業についてや、家族の在り方、男女共同参画など幅広く生の声を聞くものです。

今回は、久慈市でほうれんそうと菌床しいたけの農家を経営している、本波茂男さん宅を訪問し、家業のこと、御家族のことなどをお伺いした後、知事がホウレンソウの収穫と、袋詰め作業の体験をさせていただきました。

訪問先の御家族との主な懇談内容

写真:訪問の様子2

茂男さん

  • Uターンで帰ってきて農業をしている。農協さんにやってみないかと言われ、ホウレンソウのハウスを利用した菌床しいたけをやっている。所得の足しになりとても良かったが、菌床を入れる時にはコストがかかるところが大変。
  • ホウレンソウは、前はやませがあったため棚もちがよく、関東でも評判が良かったのだが、最近温度が急に上がってしまうなど、経営面で大変になっている。きのことの組み合わせで何とかやっていけている状況だか、これからもホウレンソウをメインに頑張っていきたい。
  • 子供は男の子でも女の子でも、親の仕事を継げとは考えていないが、ここに帰ってきて、ホウレンソウをつくってもキノコを作っても、御飯を食べていけるのだというふうにしたい。現状では言いにくいのが辛いところ。

八須子さん

  • まさか農家の嫁になるとは思っていなかったが、Uターンしてから10年以上農業を続けている。
  • 自然がいっぱいの岩手に惹かれた子供たちに負けて、夫より先に岩手にもどり、頑張ってホウレンソウを作っている。コツコツと貯蓄して船で旅行するのが夢。
  • 農業も子育ても、家族みんなで協力して手をかけていかないと出来ないと思う。
  • ニンジンの苦手な子供でも食べられるよう、ニンジンケーキを作っている。(実は自分も苦手だったが、せっかく育てているので)子供もこれは食べてくれる。

沙也香さん

  • 小さい時は仕事の手伝いをするとき、虫が苦手で、草を取ったりする仕事が嫌だったが慣れた。今もやっぱり虫は苦手だけれども、初めのころに比べれば大丈夫になった。最近はやっていなかったが、根切りや袋詰めの手伝いもしていた。
  • 学校の部活ではバレーを2年間やっていたが、最近引退した。受験生なので勉強勉強といわれ、うっとおしかったが、希望の高校へ見学に行ってきて、息抜きもできて、また学校が楽しくなってきた。

知事より

  • ふだん県庁にいて、なかなか岩手全体、農業などの、実際生の現場を見たいと思っていてなかなか見る機会なかった。お話を伺い、県政の役に立てていきたい。
  • Uターンしてきてから、御家族が協力してハウスを10から35棟にまで増やしているのがすごい。
  • 岩手は、統計を取ると、学校を終わったら県外に出て働き、30歳くらいで戻ってくるパターンがあるが、やはり景気により、戻ってこれない時期もある。(一次産業は厳しいところもあるが)家族一緒に生活できるというのはいい。
  • (受験勉強のアドバイスで)一生の中で集中して勉強する時期というのは、貴重な時期だと思う。自分の集中力を、スポーツでやったような自分の限界に挑戦を勉強の分野でやるいいチャンスと思う。

このページに関するお問い合わせ

政策企画部 広聴広報課 広聴広報担当(広聴)
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