令和5年6月 警察学校のトピックス

ページ番号3000728  更新日 令和5年7月12日

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10キロメートル持久走(初任補修科)、前期試験(初任科)、赤十字救急法講習・警察救急法初級検定(初任科長期課程)、鑑識講習(初任補修科)

10キロメートル持久走(初任補修科)

6月14日、補修科生が御所湖一周10キロメートル持久走を実施しました。
初任科入校時は個人競争だった10キロメートル持久走ですが、今回は班ごとに御所湖を一周しました。学生は、総務副校長から「部隊活動であることを忘れず、要救助者を出さないこと」との指示を受けてスタートをしました。学生は、各班ごと漫然と走るのではなく、声を掛け合い、自身の役割を考えた上で走っており、要救助者を出すことなく、全班無事に完走しました。
学生からは、「この期全体で入校できる最後の機会に協力して完走することができ、期の団結がより一層強まった。」「部隊活動であることを意識し、辛いときこそ声を掛け合い、一歩も歩くことなく完走することができた。」などの感想が聞かれました。警察官としての活動であることを自覚した行動や、班員同士で自然な気遣いが出来る補修科生の姿から、現場で勤務してきた4か月間で大きく成長したことを実感しました。

写真:10キロメートル持久走1
スタート前に集合写真撮影
写真:10キロメートル持久走2
「部隊活動であることを忘れるな」

写真:10キロメートル持久走3
余裕の表情
写真:10キロメートル持久走4
繋大橋通過

写真:10キロメートル持久走5
班全体でペースを合わせます
写真:10キロメートル持久走6
1位は1時間以内でゴール

前期試験(初任科)

6月9日、12日の二日間、初任科生は前期試験を受験しました。
学生は警察学校入校後、これまでいくつかの検定を受検していますが、警察学校で習っている授業についての試験は初めてです。試験内容は、法学や実務に関することなどで、短期課程は12科目、長期課程は11科目でした。学生の多くは、論文形式で解答する試験に慣れておらず、試験勉強の為に要点をまとめるところから苦労する者が多いようでした。また、普段早寝早起きで健康的な生活を送っていた学生達は、試験期間中は就寝時間を超えた深夜までの学習及び早朝時間での勉強で毎日睡眠不足となり、疲労困憊の様子でした。
試験は、初任科生内で成績順位が決まるだけではなく、これまで勉強してきた内容が定着しているかを判断する大事なものです。
今回の試験を実施し点数の良し悪しに一喜一憂するのではなく、自分に足りない部分がどこなのか、学生には自己分析し、今後の勉強に活かしてほしいです。

写真:前期試験7
試験中
写真:前期試験8
試験中

写真:前期試験9
長考する学生
写真:前期試験10
必死で思い出す学生

赤十字救急法講習・警察救急法初級検定(初任科長期課程)

6月19日から22日までの3日間、初任科長期課程学生が救急法講習を受講しました。
先月実施した短期課程学生同様、赤十字救急法の指導資格を有する警察職員から、傷や骨折の手当、止血方法、負傷者の搬送方法、AEDを使用した心肺蘇生法等について講習を受けたほか、三角巾等を使用しての実技も行いました。
最終日には警察救急法初級検定初級を受検し、無事全員合格しました。
県警本部人財育成課長からは、「救急法を学ぶ意味を考えること。検定に合格することが目的ではなく、実際に必要な場面で適切に使用できるように。」とのお話をいただき、学生は深く頷いていました。

写真:救急法11
頭頂部を負傷した場合
写真:救急法12
右前腕部を負傷した場合

写真:救急法13
右足首を負傷した場合
写真:救急法14
人財育成課長からのお話

鑑識講習(初任補修科)

6月19日から23日までの5日間、初任補修科生は鑑識講習を受けました。
実際の犯罪現場で活動する鑑識のプロである本部鑑識課員や科学捜査研究所員を講師に迎え、犯罪現場で行う鑑識活動や各種鑑定に関する知識を学びました。
講習4日目及び最終日には、知識・技術の定着を測るための初級鑑識技能検定を受検し、全員合格しました。補修科生には、今回学んだ技術を活かし、積極的な現場鑑識活動を行うことを期待します。

写真:鑑識講習15
鑑識課員からのカメラ教養
写真:鑑識講習16
花を被写体にする補修科生

写真:鑑識講習17
指紋検出状況
写真:鑑識講習18
石膏による足跡採取

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