令和5年8月 警察学校のトピックス
山岳遭難救助訓練(初任科) 初任補修科卒業式(補修科) 卒業試験、中期試験(初任科) 水難救助訓練(初任科)
山岳遭難救助訓練
8月7日、初任科生は、岩手山における山岳遭難救助訓練を実施しました。
霧雨の中、学校長率いる指揮班を先頭に、全員での登頂を目指して馬返し登山口から登り始めました。降雨の中、八合目に到着し、各自登山口から運搬した薪を避難小屋に届けると荷物が一気に軽くなり、気力体力が回復した学生達。ようやく到達した山頂は、強風と雨で視界ゼロでしたが、下山中には晴れ間もあり、不意に広大で美しい大地が目の前に広がりました。絶景を目の当たりにした学生は、「この美しい岩手を守りたい!」と決意を新たにし、全員無事に下山しました。
学生達は、普段からの体調管理や事前準備の大切さ、救助のための体力錬成の必要性など、様々な気付きを得た訓練となりました。




初任補修科卒業式
8月10日、当校において、初任補修科第43期の卒業式を執り行いました。
5月に入校した補修科生32名は、約3か月の入校期間中、鑑識検定、捜査書類作成能力検定等各種検定や術科の昇段審査を受けたほか、より現場に近い想定の訓練を実施するなど、現場で必要な知識と技術の研鑽に励んできました。また、同期生32名が一緒に入校する最後の機会として、同期同士の絆を深めたことと思います。
補修科生は卒業後それぞれの所属に戻り、約4か月間、実戦実習として交番・駐在所で勤務し、採用時教養の総仕上げを行います。








卒業試験、中期試験
初任科生は8月25日及び28日に、短期課程学生は卒業試験、長期課程学生は中期試験の筆記試験を受けました。短期課程学生は、術科の実技・筆記試験をすでに受けており、8月上旬から卒業試験はすでに始まっておりました。
学生は、6月に受けた前期試験以来、2回目の試験です。前回の反省を活かし、早めに試験対策ノートを作成する者や、疑問点を教官に確認する者など、手探り状態であった前期試験に比べれば、若干の余裕が感じられました。また、術科実技試験を受けた短期課程学生は、全員汗だくで試験に臨み、警備実施の大楯操法や部隊を指揮する教練を実施しました。






水難救助訓練
初任科短期課程学生は8月29日、長期課程学生は8月30日に、岩手県営屋内温水プールにおいて、水難救助訓練を実施しました。この訓練は、水難救助に必要な基本的な知識・技能の習得と体力錬成を図ることを目的としています。
学生は、泳法、溺者救助法、溺者搬送方法等について教養を受け、実際の水中内での動きを確認しました。訓練を終えた学生からは、「陸上と水中では使う筋肉が異なる。普段運動しているのに足がつってしまった。救助のために闇雲に水中へ飛び込むのではなく、自分の泳力を自覚して確実に要救助者を助ける方法をとらなければならない。」など様々な感想が聞かれました。




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