令和6年12月 警察学校のトピックス
福祉体験学習、拳銃初級技能検定、スピーチコンテスト、逮捕術初級検定
福祉体験学習
12月3日、当校において、盛岡市社会福祉協議会の方々を講師としてお招きし、初任科長期課程学生は、高齢者疑似体験、車椅子体験を実施しました。また、盛岡医療福祉スポーツ専門学校生が体験を補助してくれました。
高齢者疑似体験では、重りや関節が曲がりにくくなるサポーター、ゴーグルなど体験セットを装着し、申請用紙を記載したり、階段を移動したりなど、高齢者の物の見え方や体の動きを疑似体験しました。
車椅子体験では、車椅子の操作方法について説明を受けた後、障害者役と介助者役に分かれて介助体験を行いました。
この体験を通して学生は、「介助者や支援者ではなく、できる限り障害のある本人と直接コミュニケーションを取ることが大事」「自分が思うように体が動かなくなると不安が大きくなるが、サポートや声掛けで安心できること」などの気付きを得ることができました。








拳銃初級技能検定
12月16日、初任科長期課程学生は、当校において拳銃初級技能検定を受検しました。
開始式では、学校長から「ふだん通りやれば必ず的に当たる。平常心が大事。」との訓示を頂き、検定に臨んだ学生たち。
拳銃を取り扱うためには、的に当てることだけが目的ではなく、正しい操法を身に付け、適正な使用判断ができるかどうかも必要となります。
検定では、学生は、拳銃担当教官と助教からのアドバイスを受けながら、これまで授業で教わったことをひとつひとつ確認しながら実射し、検定は全員合格することができました。




スピーチコンテスト
12月18日、当校において、初任科長期課程学生によるスピーチコンテストを開催しました。「対話と報告」の卒業試験の一部である「スピーチ原稿」採点結果から、教務副校長が選抜した10名が、学校長以下教職員及び学生の前でスピーチを発表しました。
周りに伝わるほど緊張している者、今や同期生となった高校時代からのライバルの前で「ライバルがいたから」と題して発表した者、警察官として生きる覚悟についてスピーチした者などがおり、選抜された10名はそれぞれの思いを堂々と発表していました。
スピーチは、学校長以下教職員及び学生によって採点が行われ、1位から3位が決定しました。
学校長からは、「今後は、地域住民の前で話すことになる。胸を張って堂々と、住民の方に安心感を与えられるような発表の仕方をしてほしい。」との講評を頂きました。




逮捕術初級検定
12月20日、当校において、初任科長期課程学生は逮捕術初球検定を受検しました。
学生は、受け身や体さばきを実施したほか、刃物で攻撃された場合などの想定について対処する訓練や防具を装着しての試合訓練を実施しました。
どの学生も真剣に、気合い十分で検定に臨んでおり、無事に全員合格しました。
検定後、岩手県警察本部人財育成課次長から、「基本を覚えることが大事なのであって、検定合格が目的ではない。今後自信を持って職務執行できるよう、訓練を続けてください。また、その自信が過信にならないように。」との講評を頂き、学生は更に気持ちを引き締めました。






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