令和6年9月 警察学校のトピックス
中期試験・卒業試験(初任科)、逮捕術初級技能検定(初任科短期課程)、初任科第99期短期課程卒業式(初任科)
中期試験・卒業試験
8月30日及び9月2日、長期課程学生は中期試験、短期課程学生は卒業試験の筆記試験を受けました。短期課程学生は、8月上旬から警備実施、教練の実技試験や柔剣道などの術科筆記試験を受けており、8月上旬から卒業試験は既に始まっていました。6月の前期試験での反省をいかして早めに試験対策ノートを作成し、自主学習時間は同期同士でおしゃべりすることなく黙々と学習するなど、特に短期課程学生の試験への意識、取り組み姿勢に大きな変化が見られました。その結果、短期課程全体の成績がアップし、また、及第点に達しない者の数が圧倒的に減少しました。
初任科で学ぶ全てのことは、その後の警察人生において基礎となるものです。学生には、学校で過ごす1日1日を無駄にすることなく過ごしてほしいです。
逮捕術初級技能検定(初任科短期課程)
初任科短期課程学生は、9月5日、当校において逮捕術初級技能検定を受けました。
逮捕術は、警察官が職務執行するに当たり、犯人等に与える打撃を最小限にとどめながら、警察官自身も受傷することなく、安全かつ効果的に制圧することを目的としています。
学生は、岩手県警察本部人財育成課長以下検定官や警察学校長以下教職員が見守る中、基本的な受け身や攻撃のさばき方、刃物等で襲われた場合の対処法及び防具を装着しての試合訓練を実施しました。
検定後、人財育成課長から「訓練のゴールは検定合格ではない。現場で県民を守ることはもちろん、凶悪犯人と対じしたとき、皆さんが受傷せずに制圧することが訓練の目的です。」との講評を頂き、学生らは逮捕術を訓練する目的を再確認しました。
今回受検した学生は全員無事に合格となりましたが、検定合格後も、現場で必要なときにすぐに体が反応するよう、卒業後も訓練に励みます。
初任科第99期短期課程卒業式
9月27日、当校において、初任科第99期短期課程卒業式が挙行されました。卒業生の御家族や御来賓の方々、同期生である長期課程学生や教職員が見守る中、学校長が一人一人に卒業証書を授与しました。配置辞令では、それぞれの配属先と氏名が読み上げられると、卒業生は快活な返事をして起立し、6か月間で成長した、頼もしい表情を見せてくれました。 本部長訓示では、「継続した知識及び技能の蓄積と心身の鍛錬が警察官の力強さや職務への自信の源泉であり、困り苦しむ県民への真摯で誠意ある優しい対応につながります。卒業後も自己啓発としての勉学と心身の鍛練に励んでいただき、治安維持のプロフェッショナルとして成長することを心より期待しています。」との言葉を贈られました。また、学校長式辞では、「今後試練や困難に直面するときには、同僚、先輩、上司など志を同じくする仲間、さらには皆さんの原点である警察学校で共に学んだ同期生がいることを忘れず、歩みを止めることなく、職務にまい進していただきたい」との言葉が贈られました。
卒業生代表答辞では、「警察学校で学んだことをこれからの人生の礎とし、誇りと使命感を持って、職務にまい進する」ことを誓いました。当校を巣立った34名の卒業生は、県内14警察署に配属され、地域を守る警察官としてそれぞれの配属先で勤務しています。
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