流域基本計画「宮古・下閉伊地域流域ビジョン」

「ふるさとの森と川と海の保全及び創造に関する条例」に基づき、住民、事業者、民間団体及び行政が協働で取り組むべき方向性を示すことを目的として策定しています。

豊かな自然を未来へとつなげる取組

　宮古・下閉伊地域は、緑豊かな山々、良質で水量豊富な河川、世界有数の三陸漁場を抱え、自然に恵まれた地域です。

　しかし、近年の生活様式の変化や産業活動の活性化、さらには東日本大震災津波、平成28年台風第10号災害と度重なる天災によって、地域の自然環境も変貌しつつあります。これに伴い、森林の公益的機能の低下や水質の汚濁など、森、川、海を取り巻く環境が悪化するおそれがあることから、地域の一人ひとりが、森から川を経て海に至る流域を理解し、環境と地域を考え、豊かな自然を後世に残すことが求められています。

　本計画は、平成15年に制定された「ふるさとの森と川と海の保全及び創造に関する条例」に基づき、環境保全上健全な水循環を確保し、良好な自然環境を後世に伝えていくために、住民、事業者、民間団体及び行政が協働で取り組むべき方向性を示すことを目的として策定した「宮古・下閉伊地域流域ビジョン」を現状に合わせて見直し、新たに策定したものです。

　宮古・下閉伊地域の豊かな自然は、多様な生物を育み、農林水産業をはじめ観光の資源としても人々の生活を支えていきます。本計画により、この豊かな自然を未来へとつなげる取組みを継続していきたいと考えております。

• 流域ビジョン（平成30年4月改定） （PDF 1.1MB）