平成23年10月21日知事会見記録

ID番号 N4868 更新日 平成26年1月16日

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平成23年10月21日 10時30分から10時44分

広聴広報課
ただ今から記者会見を行います。
本日は知事からの発表事項はございませんので、幹事社さんの進行によりまして、皆様方からの質問にお答えする形で進めさせていただきます。
それでは、幹事社さん、よろしくお願いします。

幹事社
本日は、記者クラブを代表しての幹事社質問の用意がありませんので、各社から質問があれば社名を名乗ってからお願いします。

記者
防潮堤について、専門委員会の審議・提言を経て、24地域の高さの設定が示されました。これをもって市町村の防災まちづくりの計画が進められるわけですが、この段階に至ったということについての所感をお願いします。
もう1つ、市町村からさまざまな反応が、特に高さについて要望したものに届かなかったということで、不満の声を上げている市町村もあります。そうした反応についての受け止めについてもお願いします。

知事
防潮堤は、安全なまちづくりの非常に大事なところですので、全て出そろったというのは、復興に向けて大きな前進だと思っています。専門家による調査・分析、そしてシミュレーションといったさまざまな検討を経て、またそれぞれの市町村とも内々相談をしながら、適切な高さに決めることができていると思います。もとより、どんな高い堤防を造ったとしても、それ以上の津波が来る可能性はあるわけであり、多重型の防災ということで、防潮堤のみならずその内側のまちづくり、避難の仕方というソフトの面を組み合わせて安全を確保していくということで、まず県と市町村が連携しながら、また国とも力を合わせて実現していくという方向性は出てきていると思います。
安全のための防潮堤の高さとその他の手段の組み合わせには、さまざまな考え方や意見があり、こうした多様な意見があったということは、むしろプロセスとしては良いことだと思っています。そうしたことを踏まえて、一歩一歩決定して、実行していければと思います。

記者
今の話にも少し関連があると思うのですが、政府では、今日の閣議で12兆円規模の3次補正が組まれることになると思うのですが、それについての知事のお考えと、それから財源に関して、たばこ増税みたいなものも政府の中では出ていますが、先日県内の葉たばこ農家のうち4分の1が来年の作付をしないというような話も出てくる中で、財源の確保の仕方というか、たばこ税などの増税についてどうお考えかお願いします。

知事
まず、補正予算は、早くかつ大型でということは、本当は夏頃に既に決まっていて実行されていてもおかしくないわけであり、早く、早くという気持ちです。
それから、たばこ税の増税は、今ある生産と消費の関係を変えてしまいますので、やはり極力しない方が良いわけであり、たばこ生産者に対してもきちんと配慮がされなければならないと考えます。

記者
先日の本会議でも質問が出ていましたが、知事が公約に掲げられている2期8年についてですが、復興計画が今後8年間ということで、8年間という長きにわたっての計画を自ら作られたということも踏まえて、改めてその考えに変わりがないのかということと、仮に考えに変わりがないとしたら、残りの4年間を違う人にお願いするということについて、どのようにお考えになっているのかをお願いします。

知事
知事の多選には弊害があり、原則2期8年が望ましいという考え方に変わりはありません。この間の選挙で私は、今後の4年間について負託をいただいたわけですので、まず、この4年間を全うしたいと考えています。同じことは1期目の時も申し上げていたのですが、負託をいただいているのはこの4年間ですから、この4年間に集中して仕事をするということで、この4年間以外の部分については基本的に考えていません。

記者
考えていないと今おっしゃいましたが、それは4年後に、また改めて3選を含めて出馬するかどうかということも考えるということも含まれているということでよろしいですか。

知事
1期目の任期中も4年目のクリスマスの頃になるまでは、与えられた4年間の先のことは考えずに仕事をしてきており、今もその時と同じです。

記者
先日、平野復興大臣の「友人で逃げなかったばかなやつがいる」という発言がありました。皆さん、いろいろな受け止め方があったと思うのですが、知事としてはその発言をどのように受け止められましたか。

知事
平野復興大臣は熱血漢でもあり、情の厚いところがありますので、同級生に対してそういう言葉で表現されるような思いを抱くということは、平野大臣らしいなと思いました。民主党議員の研修会における話ということで、パーソナルな面も出しながら、災害や復興の話をしていくということは差し支えないと思います。

広聴広報課
それでは、以上をもちまして記者会見を終わります。

次の定例記者会見は11月4日(金曜日)の予定です。

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