平成24年1月23日知事会見記録

ID番号 N4848 更新日 平成26年1月16日

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平成24年1月23日 10時30分から10時40分

広聴広報課
ただ今から記者会見を行います。
最初に知事から発表があります。
それでは、知事、お願いします。

知事
今日の発表事項は、東日本大震災一周年岩手県・陸前高田市合同追悼式(仮称)の開催についてです。
東日本大震災から1年目となる平成24年、今年の3月11日、日曜日ですが、県民を挙げて犠牲者を慰霊・追悼し、また、復興に向けた決意を新たにするため、県として追悼式を開催することとします。
遺族の方々を中心とした慰霊・追悼を、県としても行うべきという考え方から、最も犠牲者の多かった市である陸前高田市において、市と合同で開催するものです。当日は、政府主催の追悼式と連携し、式典会場と画像中継で結び、発災時刻である14時46分の黙とうなどの時間を共有する予定としています。
現時点での追悼式の概要については、追悼式は午後2時半から1時間程度、陸前高田市の高田小学校校庭において開催することとし、参列者は陸前高田市のご遺族をはじめ2,000人程度を想定しています。
追悼式の概ねの流れについては、黙とう、式辞、遺族代表の言葉、献花などで調整していきます。今後、陸前高田市をはじめ、関係方面と密接な連携を取りつつ準備を進めていきます。

広聴広報課
以上で知事からの発表を終わります。
それでは、幹事社さんの進行によりまして、皆様方からの質問にお答えする形で進めさせていただきます。
幹事社さん、よろしくお願いします。

幹事社
ただ今の発表事項につきまして、各社から質問があれば、社名を名乗ってからお願いします。

記者
以前、県議会の一般質問で記念日(新しい「防災の日」)を定めるつもりはないのかという質問が出ていました。そのことについて、その後の知事の考え、検討状況などはいかがでしょうか。

知事
今回の一周年の追悼式は、これはこれで決定しているものであり、記念日の件とはまた別件です。記念日については、記念日の問題として検討しているというところです。

幹事社
本日は、記者クラブを代表しての幹事社質問がありませんので、質問がある社は社名を名乗ってから質問してください。

記者
沿岸の仮設住宅で水道管の凍結が相次いでいます。このことに対する知事の認識と対策などについて、お願いします。

知事
この週末は比較的暖かかったこともあり、1件だけと聞いていますが、その前に冷え込んだ時にはかなりの事例がありました。まだまだ気温が低くマイナスになる季節が終わっていませんので、水抜き等の通常の凍結対策でクリアできるところはそのようにしていければと思います。そうした通常の対応をしても凍結するようなケースについては、施工の不具合に理由があるのであれば、そこは施工業者がきちんと直さなければならず、また一方、底冷えの問題で仮設住宅の床下部分を囲うことについては、全戸について、県として(追加工事を)実施していくことにしていますので、できるだけ早く、もう既に囲われているところはどんどんできているのですが、全戸の床下を覆うことで水道管凍結もしないようになっていけばと思っています。

記者
(水道管が)凍って水が出ないことで困った思いをされた方が実際にいたと思うのですが、そういった方にお言葉などがあれば、お願いできますか。

知事
私も過去何度か水道管の凍結は経験していて、朝の忙しい時間は本当に不自由だし、また、そういうことがあっては非常に困るというのは良く分かりますので、そうならないように県としても努めていきたいと思います。

記者
先週、運休となっていたJALの福岡線の再開が決まりました。花巻空港を取り巻く状況については、本年度、復興需要もあって非常に追い風が吹いています。そういう中で、新しい明るいニュースだったと思いますが、福岡線についてジェイエアでは80%という高い目標を置いているというお話でした。それで、日航の路線に限らず、県として今後とも路線の維持あるいは拡大ということに向けた取組の強化が不可欠になるかと思います。今後、具体的に航空行政でどういった施策を行っていくか、そのお考えをお聞かせ願えますか。

知事
福岡線は、私が知事になる頃に休止になり、知事になってすぐJALに復活をずっと求め続けてきたことであり、今回再開となったことは本当に良かったと思っています。
こういう東日本大震災がなくても、自動車産業集積の進展をはじめとするものづくり産業の充実によって、花巻と中京地区であるとか、大阪の方であるとか、また、九州、西日本の方のビジネスユースもどんどん増えるだろうと思っています。
また、平泉の世界遺産登録が起爆剤となり、そもそも観光振興も21世紀の岩手の産業振興、地域振興の中で大きい目玉であり、観光ニーズもどんどん増えていくだろうと考え、東日本大震災前からもさまざま働きかけていたところです。基本は県という行政、プラス空港を取り巻く地域や、空港を利用するビジネス関係の経済界の関係者の皆さんの力を合わせた熱意ということが大きく作用するものです。(それらの活動と)大震災以降の復興との関連で、さまざま需要が伸びるということも加わって名古屋便が就航したり、それからJALの関係(福岡線)の再開とか、路線の充実・拡大ということが今出ているのだと思います。
したがって、ビジネスユースと観光需要はこれから伸びていくという基本を踏まえつつ、復興に関する需要もあるということをきちんと伝えていき、採算がとれる路線なのだということをしっかり航空会社サイドに理解してもらうことが大事だと思っています。

広聴広報課
それでは、以上をもちまして記者会見を終わります。

次の定例記者会見は1月30日(月曜日)の予定です。

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