平成23年3月19日知事会見記録

ID番号 N4934 更新日 平成26年1月16日

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平成23年3月19日 17時19分から17時24分

広聴広報課
ただ今から知事会見を行います。知事から発表があります。

知事
本日の発表は、大槌町への職員の派遣についてです。役場機能に甚大な被害を受けている大槌町に対し、当面の対応を支援するため県から職員を派遣します。そのミッションは、町の事務全般に係る意思決定への支援及び県とのリエゾン機能ということで、特命課長と主査、2名を派遣するということです。明日の日曜日から早速派遣をしまして、東梅副町長はじめ町幹部職員と情報共有をして、判断に必要なアドバイスを行い、また県本庁との窓口となって、その意思決定の判断に必要な情報をしっかり入手する、そして今後必要な業務やそれに伴う人員、物資など、更なる支援の必要性について、その状況をしっかり調査して把握するということが、まず仕事となります。

広聴広報課
以上で知事からの発表を終わります。皆さんの方から何か質問事項があればどうぞ。

記者
大槌町への派遣職員ですが、農林水産部の職員が選ばれた理由と、あと多分この2人で終わりというわけではないと思いますが、最終的にはどの程度と考えられているのでしょうか。

知事
人選については、職員で相談して決めてくれというとことで、最終的に決まったのがこの2人というのが私の認識です。今後については、先ほど言った当面の仕事の一番最後、今後必要な業務とそれに伴う人員、物資を把握することで、まず行ってみてそれからということで先遣隊的な役割ということになります。

記者
先ほどの会議で触れられたのですが、県北は比較的被害者が少ないのですが、知事から見てどのような課題を抱えているとお考えでしょうか。

知事
電話などの通信が途絶しているところがまだあり、またなかなか報道、しっかり報道してくれているところもあるのですが、全般的に一般の人達に状況が知られていないということから、それなりに深刻な課題に直面していることが知られていないというところが、非常にまずいなと思っています。ですから、そこは県がもっとケアしていかなければならないと思いました。

記者
今日、陸前高田市で応急仮設住宅の建設が着工となりましたが、その感想をお願いします。

知事
とにかく、どんどん造っていかなければならないので、一戸目を早く造りたいと思っていましたので、ほぼ1週間後に着工できたことは、本当に良かったと思っています。どんどんやっていきたいと思います。

記者
もう1点それに関連してなのですが、宮城だと県外への疎開みたいな話も村井知事が進められているようなのですが、岩手県における避難のあり方についての知事の考え方をお聞かせ願います。

知事
盛岡市はじめ内陸の市町村が、本当に大々的に避難場所を準備してくださっていて、まだまだそこに余力がありますので、今はそこにマッチングしていけばと思っています。

記者
発災当初に来ていたD-MATの方々が、間もなく撤退すると思われるのですが、県内で災害医療に携わる医師の数、マンパワーは今足りているとお考えですか。

知事
今、いろいろなやり方が進行中だと聞いていて、D-MAT以外にもいろいろな医療関係団体の支援とか、断片的にしか分からないのですが、やはりそういう助け合いが必要な段階だと思っています。

記者
今、十分な医療が提供されているとお考えでしょうか。

知事
もっと、もっと助けが必要と思っています。

広聴広聴課
以上をもちまして、記者会見を終わります。

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