平成23年3月24日知事会見記録

ID番号 N4926 更新日 平成26年1月16日

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平成23年3月24日 16時36分から16時44分

広聴広報課
ただ今から知事会見を行います。今日、知事からの発表事項はありませんので、皆さんの方から質問事項があればどうぞ。

記者
仮設住宅の件について、お伺いします。明日もまた、大船渡の方で着工するということで進められていくと思いますが、まだまだ需要に対して供給量が、当分の間、少ない状況が続くものと見られます。知事は、4年前の頃から地域コミュニティのことを重視するということで、政策に取り組んでこられたのですが、仮設住宅に移動することにより被災前のコミュニティが維持されていくかどうか、入居の優先度とかにかかわって影響が出てくるのではないかと懸念しています。入居の選定は市町村で行うわけですが、知事としては、再興に向けてコミュニティの力を蓄えて維持していくために、仮設住宅への入居に際して、そういう面での配慮はあるのかどうかという点の考えをお聞かせください。

知事
市町村長さん方も、かなりコミュニティの維持ということには配慮されていて、個人や家族・世帯がバラバラで避難し、仮設住宅に入居するのではなく、出来るだけ隣近所やコミュミニティ単位で入居できるよう配慮されているように、私は印象を持っています。そういう意味でも、丁寧に行っていかなければならないと思います。早く今の避難所から出た方が良いという要請と、移る際には丁寧にということを、どう両立させていくのか、現場では市町村職員と県職員とで連携しながら、行っているところだと思いますが、そういう中で一時的に内陸の公共温泉などもあるような公共施設に移り、しばらくいて、そこから現地の地元の市町村の中にある仮設住宅とか、そのような2段階避難などで工夫をすることによって、生活環境をできるだけ早く改善させていくということと、復興に向けてコミュニティを大事にしていくということをうまく両立させられればと思っています。

記者
知事はじめ、本部員の皆さんがグリーン・リボンを付けてらっしゃいますが、これはどういう意味があって、どういう思いで付けてらっしゃるのでしょうか。

知事
千厩病院の先生が付け始めて、復興に向けて頑張ろうという趣旨で、千厩病院の方で付けているということを聞き、いい話だと思って、私もどこからか頂いたので付けています。

記者
いつぐらいから付けてらっしゃいますか。

知事
頂いた時からです。その話しを聞いた時に「こういうものです」ということでリボンを頂き、その時から付けていました。発災直後あたりから付けていたと思います。

記者
先ほどの会議の一番最後のところで、国に対して教員の給与(を例に挙げて)、何らかの責任を求めていきたいというような話をされていましたが、具体的にどういうことでしょうか。

知事
戦争直後の戦災という大災害からの復興しなければならない時に、結構、岩手ではキャサリン(台風)、アイオン台風とか、チリ地震津波とかの自然災害にも遭い、全国的にもそういうことが確かあちらこちらで起きていたと思います。そういう中で当時、地方自治体は教育関係予算にものすごくお金を取られていて、全国の自治体のかなりが赤字に苦しんでいる中で、災害対策をやらなければならないということで、ものすごく大変だった時に、教員の給与に関して国が負担するというような制度改革があり、それによって災害対策に関して各自治体が楽になったという歴史があります。それと全く同じことをやれという趣旨ではなく、そういう意味では具体的にそういうことをやってくれということではなく、そういう精神で災害に困っていて財政的にもゆとりがない自治体という中で、教育に関する国の責任ということでの大きな決断が事態の解決につながるという、そういう一般論の例として挙げたものです。関東大震災直後の帝都復興院が進めた超近代的な小学校の建設というのは、より参考になると思います。一人ぼっちになった生徒の話も先ほど出ましたが、そうした子ども達が住むところなどとの組み合わせ、それが完全に地方の責任だという考え方もあるのかもしれませんが、日本政府として憲法に教育を受ける権利とか、文化的な生活を送ることができる権利、生活権とかが書かれている中で、国が、そこでどういう姿勢で臨んでいくかというところは、いろいろと工夫をお願いしていかなければならないと思っています。

記者
それに基づいて要望を出すとか、そういうことではないということでしょうか。

知事
こういうことはむしろ、日本を代表するような、教育とか子ども問題に関する知恵のある人あたりが、何かいろいろなアイディアを出せるのではないかと思います。県でも、復興全般の調査をこれからしていくことになると思いますが、その調査は防潮堤とかまちづくりのほかに、学校のあり方とかも調査して、さまざまなビジョンとか復興計画とかにつなげていくのかもしれませんが、地方は地方でやらなければならないことをやらなければならないと思います。一方、そういったことに関して、日本全国で知恵を集めて調査しながら、さまざまなビジョンを描いていくという作業が国の責任で行われるとしたら、それは大変素晴らしい成果を生むのではないかと思うので、そういう一般的なお願いはしていきたいと思っています。

広聴広報課
以上をもちまして、知事会見を終わります。

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