平成23年3月25日知事会見記録

ID番号 N4924 更新日 平成26年1月16日

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平成23年3月25日 16時36分から16時41分

広聴広報課
ただ今から知事会見を行います。今日、知事からの発表事項はありませんので、皆さんの方から質問事項があればどうぞ。

記者
内陸への一時受入が、今のところ460人にとどまる見通しで、期待していたほどではないと思われますが、その背景をどのようにご覧になっているでしょうか。

知事
市町村の行政能力の回復というところを、やはりもっと応援しなければと思います。

記者
もう少し具体的に言うと。

知事
希望の調査、取りまとめ等、そういうところを県でカバーしていかなければならないと思います。

記者
それから、少し視点の長い話になりますが、今後の復興のモデルという点でお伺いします。大まかに言って、もう一度、同じような町を同じような場所に再建するという方法と、あるいは抜本的に集住とか移転のような可能性も、選択肢としてはあるのではないかと思うのですが、今のところどのような方策を考えているのか、お聞かせください。

知事
各分野の専門家の皆さんに現地調査していただいて、またさまざまな科学技術の知見を集めて将来設計はしていかなければならないと思っていますが、私が持っている印象としては、良く話すことですが、ビルは壊れていているもののビルの屋上に避難された方々は難を逃れているとか、そういうビルを住宅の主体にしていけば、結構そこに住むことができると思われます。それから、吉浜の町は健在だったかと、今、丁寧に調べているところなのですが、以前からの津波対策の中で高台の方に住居を集中させたような集落において、住居が被害を受けないでいるというような話も聞いているところであり、現地でのさまざまな復興の工夫というのは、あり得るのではないかという印象を持っています。

記者
可能な限り、工夫して現地に残したいというようなお考えでしょうか。

知事
難を逃れた方々が、それぞれ自分の幸福を追求していくという中で、その当事者の意思というものが尊重されなければとは思いますが、ただ私が持っている印象としては、さまざまな科学的知見に基づいて、将来像を描いていけば、そこは犠牲になった方々の古里への思いをしっかり継承していこうというような方向性が出てくるのではないかと思っています。

記者
先ほど、本部支援体制の組織の見直しという話がありましたが、改めて現場状況を掌握してということでしたが、どのようなねらいでそのような体制を作ったのかお聞かせ願います。

知事
現場の情報をより重視して、きめ細かい対応をしていく体制と言っていいと思います。

記者
これまでは、そのような体制になっていなかったということでしょうか。

知事
現場情報をより重視して、きめ細かい対応をとっていく体制ということが、今回の体制強化の趣旨と考えていただければと思います。

広聴広報課
以上をもちまして、知事会見を終わります。

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