平成20年10月10日知事会見記録

ID番号 N11834 更新日 平成26年1月16日

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(平成20年10月10日 10時33分から11時10分)

広聴広報課
ただいまから記者会見を行います。
本日は知事からの発表事項はございませんので、幹事社さんの進行によりまして皆様方からのご質問にお答えする形で進めさせていただきます。
それでは、幹事社さん、よろしくお願いします。

幹事社
本日は、幹事社からの代表質問はありませんので、各社質問があればお願いします。

記者
岩手競馬の民間委託拡大について、県議会でも話されていますが、改めてタイムリミットが迫っている中で、今後どのように交渉をしていくのか教えてください。

知事
特別に変わったことはないので、先方と協議をしながらお互いが合意できる段取りで進めていくということだと思っています。

記者
具体的に、タイムリミットは10月の下旬なのか、あるいは11月にもつれ込むのか、どのように考えるのでしょうか。

知事
11月にもつれ込むのは大分遅くなってしまいますから、10月中に結論を出すということでいきたいと思っています。

記者
10月中に交渉が決裂した場合には、現行方式でこれまでどおりやっていくということですね。
 

知事
交渉が決裂といいますか、今はまだ契約に向けた交渉に入っていない段階なので、ユニシス案というものが、競馬組合が今行っている方式より良いものであれば、契約に向けた交渉に入るということであって、そういうより良いやり方だという判断ができない場合には、交渉に入らないで今のやり方で来年度もやるということだと思っています。

記者
今の質問に関連して伺います。ユニシス側に3項目について早急に提示を求めているわけですけれども、それについての動きには変化はないでしょうか。

知事
基本的に先方もそれを示したいという方向性で、一方には公表しないでおく部分というものを競馬組合との間で確定させた上で、公表できるところは公表しつつ、そうでない部分は秘密保持契約のもとで協議というような整理をしながら示したいという意向なので、こちらとしても早くそうしましょうということで今調整していると理解しています。

記者
今のお話しですと、秘密保持契約の一部については結ぶ方向ということでよろしいのでしょうか。

知事
そこは中身によるのですけれども、本当にそれをオープンにしてしまうと経営が成り立たなくなるとか、来年度の計画が進まないとか、そういうのがあるのかどうかを確認しながらです。あとは、そもそも今回の公募のやり方の趣旨は、選定委員会に内容を見てもらって、つまり競馬組合や構成団体以外の人たちにもオープンに見てもらって、そこから選んでいくという趣旨ですので、そこの部分をできるだけきちんと確保するということをこちらとしては重点を置いてやっているところです。

記者
今までの交渉の中で、組合側はオープンにしてほしいということを言って、向こうは秘密保持契約でということを言ってきたわけですけれども、最近の交渉の中でその部分に一部変化があったのか、それとも今までと両者のスタンスは変わらないということのどちらなのでしょうか。

知事
当初の先方のスタンスは、経営案の全体について競馬組合以外の構成団体にも明かすことができない。具体的には組合職員とか組合管理者、副管理者以外の、県、盛岡、奥州両市関係者には一切明かさないでやりたいというスタンスであったのが、そこは構成団体もオーケーとか、全てを秘密扱いするのではなくて、公開すべきところは公開するというふうに歩み寄っているというか、公募の趣旨や、競馬組合経営、民主的な運営の趣旨に沿った形にどんどん直していってもらっているという感じがしています。

記者
最近ここ1カ月ぐらいの交渉の中でそういう進展が見られたということととらえてよろしいのでしょうか。

知事
そうしましょうという話は当初からこちら側では言っていたし、公募の実施要領を読めばそういうやり方でやっているというのは最初から分かるところだったのですけれども、やはり私が私の名前で、先方の社長さんに手紙を出してから動きに加速がついているという感じはしています。

記者
知事は県議会の中でも当面ユニシスと交渉を進めるということをお話しされてきたわけですけれども、向こうの態度もちょっとは変わってきたということで、知事ご自身では、話し合いは前進しているというとらえ方でしょうか。

知事
ただ、まだ全然、契約に関する交渉には入っていないわけで、本来4月、5月の公募の中から最優秀企画提案を選定し、その直後に現行方式と比較をして契約の交渉に入るかどうか決めるという段取りは、本当は5月にやっていなければならなかったことなので、そういう意味ではこのままでは間に合わないという危機感は強いです。

記者
3日の県議会の本会議で、たしか知事は岩手競馬に関して、大きな問題ではないという発言をされたことを記憶しているのですけれども、これは恐らくその前後の脈絡もあってあのような発言になったかと思うのですが、改めて真意についてご説明していただけないでしょうか。

知事
前後の脈絡からいうと、あのときの発言の趣旨は、岩手県民は岩手競馬から逃げられない。なぜなら競馬組合というのは県と盛岡、奥州2市が構成団体、つまり県民、市民が競馬組合を構成しているわけであって、その命運については最初的にも最終的にも岩手県民が責任をとらなければならないので、だからこそ県民を代表する知事が組合の管理者、トップになっているということでもあるのです。逃げられないのだから、責任を持ってしっかり取り組んでいくことが大事であって、「競馬問題は岩手県民の手に負えないほど大きい問題なのだから、だれかほかの人にやってもらおう」みたいな発想になったらまずいですということを言いたくて、「岩手県民に絶対手に負えないような大きい問題ではない」という意味で言いました。

記者
ちょっと話が変わるのですけれども、麻生首相が与党に対して追加的経済対策を策定するように指示を出したり、あるいはその中で今後赤字国債の増発も視野に入れていると伝えられているのですけれども、こういった追加的経済対策とか、赤字国債の増発について、知事としてはどのように見ていますでしょうか。

知事
非常に行き当たりばったりだと思っています。岩手の場合ですと、いわて希望創造プランというのは県民所得の向上や雇用の改善や人口流出への歯どめプラス医療体制の確立ということで危機に対応するということなのですが、これは今みたいな世界的な金融状況、世界同時株安みたいなことに対しても、対策として機能するようなものを岩手としては既に政策の柱に据えており、それを強化していけば、方向性としては今の新しい危機にも対応できるというものをつくっているわけです。1つには「今の国会に出している補正予算案というのはそういうものではなかったのです」ということになると思いますし、そもそも今みたいな日本の株安は日本経済の足腰が弱いがゆえに、より多く下落してしまっていると思っています。これは21世紀に入ってから地方経済を徹底的に弱くしてきた今までの政策の結果こうなっているわけでありまして、そういう政策が2005年の郵政民営化解散総選挙のときにはよしとされたと思うのですけれども、よく考えたらそれはまずかったということが去年の参議院議員選挙で民意として示されているということです。
ですから、本当は小泉内閣時代の政策をきちんと見直して、日本の経済力の底力を強くしていくような政策転換を行うことが少なくとも去年の参院選の結果を受けてなされなければならなかったことなのに、それをせず、その後総理大臣2人の突然の辞任という事態があって迷走しているのが今の政権の状況だと思います。そういった流れの中で、今から各省庁に何をやればよいか考えて出せというのは、あまりに無責任な話であって、こういう方向に転換する、そしてこういうことをやっていくという明確な政策がないのであれば総辞職されるのがよいのではないかと思っています。つまり、解散総選挙をやるべきであるということです。

記者
その解散総選挙に関してなのですけれども、今、国会で衆議院の予算委員会が終わったところです。与野党の間で、例えば景気対策あるいはインド洋の給油活動、後期高齢者医療制度、色々論戦が展開されていますけれども、この次期衆院選に向けて、知事はどういった問題が争点になると今はお考えでしょうか。

知事
小泉内閣の、いわゆる「小泉改革」の方向性というのを一つの軸にして、そこからどう変えるのかということが大きいのではないかと思っています。それを引き継いでやっていくのか、微修正みたいなことにするのか、それとも根本的な政策転換でやっていくのかということが大きいのではないかと思います。

記者
先ほど世界経済の話があったのですが、今日の午前中に株価が9,000円台を割ったり、円高進んで90円台に入ったわけです。先ほどの知事の発言で、知事就任以降計画を策定して、こういった危機にも万全に対応できるのだというお話もありましたけれども、現在のこういった世界経済情勢を受けて、岩手県内の産業面にどういった影響が、実体経済に出てくるかという見方と、それから県行政としてどういった対応をとれるものかということについて教えてください。

知事
日本というマクロから地方経済、地域経済、そして個々の企業までどんどんミクロにおろしてくると、やりようは色々あるわけです。株がどんどん安くなっているということは、株を持っている人がそれをどんどん売っているということで、売ったお金というのはどこかに余っているわけです。それで円を買って円が高くなったりしているところもあるのですけれども、だからお金をどこに使ってよいかわからない、株はちょっと今引いた方がよいのではないかと思っているような人たちに10万円の海産物の詰め合わせの「三陸黄金俵物」をどんどん買ってもらうでもよいですし、今朝もどこかのニュースでやっていたのですが、海外旅行をあきらめておせち料理にぜいたくをするという人のインタビューが載ったりしていましたけれども、そういう変化はチャンスの時期でもありますので、そういう岩手の本当によいものをきちんと全国に、世界にアピールしていくという基本に忠実にやっていけば、農林水産業をはじめ、商工業もそうですし、あと観光もそうです。特に人々が不安になったときにこそ本物の文化を求めて来るということもあると思いますので、そういったことをきちっとやっていくことこそが岩手にとって危機を希望に変える方向性だと思っています。

記者
今の現状に対する認識というものをより具体的にいうと、どういった影響が出てくるのではないかと考えていますか。例えば県として戦略的にアジア向けに食産業の関連で、特にも水産物はかなりの輸出ですね。まだ額ベースでは少額ながらも非常に沿岸振興、本県の沿岸産業にとって活路を見出せる一つのツールだと思っています。そういったものに対しても今回影響が出てくるのではないのかという声も現場のほうでは実際に聞かれています。そういった影響をどのように分析しているのか教えてください。

知事
こういうときにやはりあきらめてはだめですし、あとは悲観的になって打つべき手を打たなくなってしまってもだめだと思います。そういう意味では、バブル的なものが崩壊してぐちゃぐちゃになっているというのとは、特に岩手においては全然違い、岩手の基礎力が失われていって岩手にも危機が及んでいるということではなく、外的要因で岩手にもそういうさまざまなマイナス要素がひたひたと押し寄せてきているというのが現状だと思います。それに対しては先ほども言ったように岩手の持つ強み、良さというのを景気のよいとき以上にきちんと押し返していくこと、そういった信頼にお互いこたえ合って、それは金融関係もそうだと思いますし、そしてまた県や市町村もそうですし、厳しい現状から我先に逃げ出すということではなくて、ここはこらえて踏ん張ることで危機を希望に変えていくことができる、そういう局面だと思います。

記者
全国学力テストのことについてお聞きしたいのですけれども、隣の秋田県知事は市町村別の得点を公表するということに割と前向きな意見を言っておられるのですけれども、達増知事はこの件について市町村別得点を公表すべきだとお考えですか、それともそうはお考えではないですか、その理由についてもお聞きします。

知事
教育の専門家の判断を尊重しようと思っています。教育委員会としては、各市町村の教育委員会の判断に任せるということで、県としてみんな必ず公表せよと迫ることはせず、まずはその判断を尊重したいと思っています。

記者
知事としては、どちらがよいということはとりあえず決めず、市町村のほうに任せるということになるのでしょうか。

知事
そうですね、教育現場、また個々の学習者である子供たちのために必ずなるという感じはしていないですから。全面的に強制に公開することで必ず事態がよくなるという確信は得ていないところなので、今はそういう専門家の慎重論にくみしているところです。

記者
文科省は公表しないと、一応そういうふうな形でなっているのですけれども、そちらのほうを支持するという考えでよろしいのでしょうか。

知事
文科省が目的を持って60億円かけてやっている事業で、その主催者がそう言っているということは、自分たちの態度を決定する一つの基準にはなると思います。文科省が言っているからそのとおりにするというよりは、私は県内の教育関係者の意見を参考に決めていきたいと思っています。

記者
選挙に関連してなのですけれども、応援のマイクを握られたということですけれども、今後も知事は選挙に関して、例えば県議の集会だったりとか、国会議員の方の集会などでそのように同じようにマイクを握ることがあるのかどうか、現段階でどのように考えているのか教えてください。

知事
まず、選挙の応援というのは選挙期間中に行われるものであって、今は選挙の応援というのは法律上存在しないものだと思っているのですが、自分の自由な政治活動として同じ志を持つ仲間同士で協力し合ったり、そして支持者の皆さん、特に共通の支持者の皆さんと色々一緒に考えたり、行動したり、そういうことは今までもずっとやってきたし、これからもやっていきたいと思っています。

記者
岩手競馬についてですけれども、本来であれば4月、5月に現行方式と、選定委員会が終わった後に比較してということだったのですけれども、結局現時点でもなかなか具体的なところまで入り込めていないというところです。それについて何が原因なのかと考えていらっしゃいますか。

知事
戦国武将の合戦のイメージでいきますと、今の新計画のもとでのやり方というのは分厚い陣を敷いて正面から相手にぶつかっていく、そして正攻法でぐいぐい押していくというよりは踏みとどまり、相手が圧倒的に押してきたら、いなしながら少しずつ退いていき、また押し返すチャンスを待つというような正攻法を今やっているわけです。
ただ、同時に偵察隊を出して敵の背後を偵察させて、そちらに回り込んで一気に前進できる、相手を押し返せるとわかれば、それは兵をぐぐぐっと転換させて、相手の背後に回って戦うという一大戦略転換をするわけですけれども、今は偵察隊が偵察に行っているということで、その結果がすぐわかるか、なかなかわからないかという違いであって、競馬組合をきちんと経営していくという戦い全体で言うと陣が崩されて壊滅しようとしているとかという話では全然なくて、もし偵察してそちらのほうでうまくいかないとなれば今やっている正攻法を続けていくだけの話です。ただし、また別の方面に偵察隊を出したりとか、とにかくよりよい戦況に転換できることについては貪欲に追求していこうということです。
ですから、先ほどの大きな問題はないという話との関係で言うと、あたかも今や岩手競馬というのは完全に陣を乱して壊走状態、壊滅状態にあるので、どこからか別の、例えば三方ヶ原でさんざんに討ち破られている徳川とすれば織田の大軍勢に来てもらわなければ助からないみたいな、そういう大問題ではないという意味で言っているわけでありまして、そういう意味で偵察活動について、これはうまくいけば一気に戦況転換できることにはなるのですけれども、そこのところに何でそうならないかということには、私はあまり深刻にはなっていません。

記者
知事も参加された大分国体が今週終わりました。2016年の岩手国体に向けての強化元年の年の大会だったのですが、順位、得点ともに昨年の秋田国体を下回る結果になりました。この結果についてどのように見ているのか教えてください。

知事
個別の競技や、また個々の選手やチームの活躍についてはすばらしかったと思っています。ただ、全体の総合順位が総合で36という数字になったのは、30位を目標にしていましたので、やはりそこはちょっと残念だったと思っています。
岩手の1人当たり県民所得の平均の順位は38なので、経済力以上の成績はおさめていて、そこは岩手の経済力よりスポーツ力のほうが若干上回っているということは言えて、そういう意味で岩手のスポーツ界の皆さんには本当に頑張ってもらっていると思っています。ただ我々は8年後の優勝を目指していますので、そこは本気で考えていますので、そのためにはもっと色々な工夫と努力をしていかなければならないと思っています。

記者
優勝を目指す場合に、競技力の向上というのがまず大きなことになると思うのですが、そのためには施設を充実したりとか、選手を育成する指導者を招聘したりとか、あとは合宿したりとか、ある一定の費用がどうしてもかかってくると思います。そのために向けての強化費を増額するとかといった考えというのはございますでしょうか。

知事
来年度予算については、今から予算を議論、検討し、知事査定の中で最終的に決定していくので、今の段階ではまだそれについては答えられないのですけれども、財政的な制約の中でよい結果を出していくためにどういう工夫と努力が必要かということを真剣に検討していきたいと思っています。

記者
今の国体などについての関連なのですけれども、今まで国体やオリンピックに出場されたり、インターハイで優勝したりという選手も出てきていまして、うちのニュース番組でもゲストにお招きしてお話しを聞いたりすることがあるのですが、皆さん口をそろえて言うのが、やはり今の結果というのは競技者個人と指導者が頑張っているにすぎないので、これから競技力をどんどん高めていくために県のお金の支援の問題が一番大きいということを皆さんおっしゃるのです。なので、前向きに検討していただきたいという選手の声も一緒にお伝えしようと思いました。

知事
ありがとうございます。頑張ります。

記者
解散総選挙についてお聞きします。先ほど追加経済対策を今さら出すのは無責任だ、やはりすぐに総辞職、解散総選挙をやるべきだというお話でしたが、今このまれに見る経済不安の中で、政治空白が発生するということ、また選挙の後で政権交代が起こるとすれば民主党が与党として経済不安に対応できるのかどうか、そこのところ知事のお考えをお聞かせください。

知事
先ほど申しましたように、少なくとも去年の参院選がああいう結果になったのにもかかわらず、民意を生かす政策転換を行っていないという意味で、去年の夏から政治空白は続いているわけでありまして、これに終止符を打つためには解散総選挙しかないという局面なのだと思います。そして、民意に従って進めていけばそんなに大きい間違いは起きませんので、そういう意味で民主党が政権をとったとすれば、それは事態をよい方向に向かわせていくと思います。

記者
国体に関して、8年後の優勝を目指すという発言がありましたけれども、国体をめぐっては色々な問題も指摘されていまして、本来であれば県が継続的に、恒常的にそういった施策やスポーツ選手の強化に取り組めばよいのでしょうけれども、国体に向け取り組む時期にだけ集中してお金なり人が投入されるようなやり方というのは、現時点ではもはや旧態依然であって、今の感覚からするとなかなか合わないのかという気がするのですけれども、その辺についてのお考えをお聞かせください。

知事
スポーツは日々の健康維持ということもそうですけれども、心理的要因がかなり大きいと思いますので、私はソフトパワー的な観点から、やはり県全体として大きい目標を持って県民全体が参加できるようなイベントを軸に心理的に盛り上げていくということは非常に効果的なのではないかと思っています。
そういう意味では、国体を契機にスポーツの向上を図っていくというのは、イコール財政措置というのにイコールではないと、そういう意味ではいわゆる国体改革論的な考え方にも沿ってはいると思っています。ただ、100%心理的な効果だけでいけというのは非科学的だし、野蛮な考え方だと思うので、そこは物質的な面についての特段の措置として、国体をやらないとしたときとは違う財政措置的なことというのはゼロではないと思っています。

記者
よくあるのは、自分たちの県で国体を開催するときは優勝するが、ただそれが終わるとまたずるずると順位を下げて、気がつけばまた下のほうにいるというようなことがこれまで何度も繰り返されて、スポーツに対する行政の支援というのは本当に場当たり的な感じがするのですけれども、そういうようなことをまた繰り返すのであれば国体をやる意味というのは本当にどこにあるのかという気がするのですがいかがですか。

知事
1つは各県ごとに一種波状攻撃でスポーツ強化をやることで日本全体としてのスポーツレベルの向上という、まさに国民体育大会としての効果はそれなりにあるのではないかとも思うのですけれども、一方その場限りのそういう施策で、そのときだけよければよいというようなやり方だと無駄も多いし、だめなのだと思います。そういう意味では、国体が終わった後にまで残るような施策を国体に向けてつくっていく、そういう工夫が求められていると思っていまして、そこで今色々と専門家にも議論してもらっているところです。

広聴広報課
それでは、これをもちまして記者会見を終わります。

次の定例記者会見は10月23日(木曜日)の予定です。

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