平成19年7月17日の記者会見記録

ID番号 N11908 更新日 平成26年1月16日

印刷

開催日時:平成19年7月17日10時32分~10時46分

広聴広報課
ただいまから記者会見を行います。
最初に知事から発表があります。
それでは、知事、お願いします。

知事
私からの発表は、第1回岩手県分権推進会議の開催についてです。これは国、県及び市町村を通じた分権型社会にふさわしい行政システムを構築していくために県と市町村が県民の姿勢を踏まえながら幅広く議論し、分権の将来ビジョンとその実現の道筋を明らかにしていくことを目的として岩手県分権推進会議を設置することとし、第1回推進会議を7月31日、火曜日に開催することとしたものです。
お手元に資料が配付されているかと思いますけれども、委員についてはそちらの資料を参考にしてください。市町村長の皆様をはじめ民間、有識者、そして県の部局長で委員を構成し、私が座長となって会議を進めていくことととしています。
国の方でも地方分権改革推進委員会が設置され、3年後には新分権一括法の制定を目指した検討審議が行われているということで、岩手県分権推進会議においても国の動きもにらみながら幅広く議論を行いたいと考えており、当面4年間会議を設置することとし、継続的に協議を行っていくこととしています。ちなみに、本年度は会議を3回開催する予定でその第1回が7月31日ということです。

広聴広報課
以上で知事からの発表を終わります。
それでは、幹事社さんの進行によりまして皆様方からのご質問にお答えする形で進めさせていただきます。
幹事社さん、よろしくお願いいたします。

幹事社
ただいまの発表事項について、各社から質問があればお願いいたします。

幹事社
発表事項への質問は無いようですので、本日は記者クラブを代表しての幹事社質問の用意がありませんので、各社から質問があればお願いいたします。

記者
昨日、新潟でまたすごい地震が起き甚大な被害がでています。県の方にも支援要請が来ているみたいですが、改めて知事の地震に対する感想と、今後県としてどのような支援を考えているのかお聞かせください。

知事
新潟の泉田知事は私の次に若い、私が当選するまでは全国最年少知事であり、年が一番近いので、熊本での全国知事会でも非常に親しく色々話をしてきました。特に泉田知事就任の登庁前日に3年前の地震が起きて、登庁前日からずっと防災服で対応しなければならなかったというような苦労話を本人から聞いていた直後でもあり、非常に身につまされるというか、他人ごとではないという感じがしています。
岩手県も早速、人的支援として家屋等の安全性の確認チームの派遣を決めましたけれども、できることは何でもしてあげたいと思っています。これは要請ベースになっているわけですが、本当にこういうときこそ助け合いが大事ですし、北海道、東北の緊急事態の協力の枠組みもできているので、迅速に対応していきたいと思っています。

記者
被災民に対してはいかがですか。

知事
急な災害で、まず亡くなられた皆さんのご冥福を祈りたいと思いますし、家が倒壊し、また様々な事情で避難されている皆様には心からお見舞いを申し上げたいと思います。一日も早く元のような生活に戻れるように岩手県としても支援の手を惜しまないので、ぜひ心を強く持って何とか困難を乗り越えていただきたいと思います。

記者
今日、衆院岩手1区補選の告示ということで、知事も民主党候補の出陣式に顔を出されたのですけれども、その出陣式は出勤前ということで、私的に行われたとご自分で区別されているのかどうかお聞かせください。

知事
当然行政の執行としてではなく、あくまで政治家個人として応援に、激励に行ったところです。

記者
そうすると、今後もし応援とかをなさる場合には、県庁がお休みの土曜日か日曜日という日を選んで行うことになりますでしょうか。

知事
実は知事を含め、三役、特別職には休暇という概念はございません。ただ、行政の執行を中心とした知事の公務はおろそかにはできないと思っていますので、両立する範囲内で自由にやらせていただきたいと思っています。

記者
今のお話に関連して伺いますが、民主党、階さんの陣営から既に応援の依頼とかはきているのでしょうか。

知事
具体的にいつ何をしてほしいという依頼はきていません。

記者
知事ご本人として、今後街頭に一緒に立ったり、集会に一緒に顔を出したりやりたいとお考えになっていますか。

知事
その辺は有権者の皆様の盛り上がり具合ですとか、また全国的な流れですとか、そういったことも見ながら自由にやらせていただきたいと思っています。

記者
つい先だってまでご自身が選出されていた選挙区の後継というか、後任というか、その議員が選ばれるわけですけれども、どういった選挙戦、どういった政策論争を期待しているか伺います。

知事
まず、日本の未来を決める、そして岩手にも大きな影響がある大事な選挙ですから、これはもう有権者の皆様が決める、結論を出す、そういう集団的意思決定の場ですから、本当によい決定をしていただきたいと思います。草の根の地域の声を国政に反映させる一大チャンスですし、また参院選と連動しながら色々な争点が設定されています。そういう意味では、色々な議論を見聞きしながら、有権者それぞれが自分の思いで投票することが大事なのだと思います。そもそも有権者イコール主権者であり、国民主権のもとでは、昔であれば王様、日本であれば天皇陛下が総理大臣を決めたり、議員を決めたりしていたのを国民が決める仕組みになっているわけですから、自分だったらこの人を総理大臣にするぞ、自分だったらこの人を岩手1区の議員にするぞと、そういう思いで、主権者として自由に選んでいただければよいのではないかと思います。
特に今回、安倍首相も、自分と小沢一郎さんのどちらが日本の指導者にふさわしいかを選ぶ選挙だという問題設定を総理大臣自らがされているところもあり、かなり主権者が自分で日本の総理大臣を選ぶ選挙というふうにもなってきていると思います。有権者として、主権者としてやりがいのある選挙だと思いますので、そういう意味では私も一主権者、有権者としてもかなりわくわく、どきどきしながら今回の選挙には臨んでいます。

記者
参院選の応援については自由にやるという理解でよろしいのでしょうか。

知事
これも自由にやりたいと思います。

記者
先程の安倍首相の発言についての確認をさせていただきたいのですが、達増拓也政治家として、今あえて2人選択肢、安倍さんと小沢さんと2人あるとしたらどちらに首相になってほしいですか。

知事
聞かれれば、それは小沢一郎さんに総理大臣になってほしいとやはり答えます。

記者
地震に戻ってお話を伺いますけれども、要請があればというお話でしたが、今後建築物応急危険度判定支援隊以外に県として何か対応していく考えや予定がおありになるのかということと、他人ごとではないというお話でしたけれども、県として県内の安全対策として何かしら早急に進めていくことがあるのかどうか伺います。

知事
要請をただ待っているだけではなく、過去の事例を参考にしながら、色々各部局で要請を想定しながら準備をそれぞれ内々に進めているところです。勝手に大量の物資を送ったり、一方的に支援に行くことは、受け入れ態勢ができていないとかえって混乱したりしますので、そこはちゃんと意思疎通を図りながら進めていかなければいけないと思っています。
そして、改めて岩手にとっての防災ということですけれども、これは補正予算でも耐震診断の予算、事業を議会にも認めていただきましたけれども、日頃からそういった備えをきちんとやっていかなければならないという思いを新たにいたしました。
知事就任直後にも庁内の防災訓練を行いまして、早朝に登庁することはかなり体にはきつかったのですけれども、ああいう訓練はやっておかなければならないということを改めて思っています。

広聴広報課
それでは、以上をもちまして記者会見を終わります。

次の定例記者会見は7月23日(月曜日)の予定です。

このページに関するお問い合わせ

政策企画部 広聴広報課 報道担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5285 ファクス番号:019-651-4865
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。