平成20年2月4日の記者会見記録
ID番号 N11889 更新日 平成26年1月16日
開催日時:平成20年2月4日10時31分~10時46分
広聴広報課
ただいまから記者会見を行います。
本日は知事からの発表事項はございませんので、幹事社さんの進行によりまして皆様方からのご質問にお答えする形で進めさせていただきます。
それでは、幹事社さん、よろしくお願いいたします。
幹事社
本日は記者クラブを代表しての幹事社質問の用意はありませんので、各社から質問をお願いいたしますが、まず私から先に質問させていただきます。
記者
三役人事についてですが、上村出納長は、報道各社のインタビューに対して退任されて釜石の副市長になられるという話が出ました。そのことについて、本人にも確認したところ、その意志は固いということで知事も認められたという話を伺いました。
それで、竹内副知事が今月18日で任期満了だったと思うのですが、三役人事について県民の方も関心が高いと思いますし、今知事が考えていることの一端をご紹介していただければと思います。
知事
適材適所の一言に尽きるのでありますけれども、人事ですからその時が来たらお知らせするということで、今はまだお知らせする段階ではないと思っています。いずれにせよ適材適所ということで決めていきたいと考えており、また議会に諮る部分についてはお諮りしたいと思っています。
記者
2月議会が今月下旬から始まりますが、そこまでには何らかの考えを示すことになると考えてよろしいのでしょうか。
知事
議会の日程を議会で決めていただく際に、どこで提案をさせていただくとかの打ち合わせはしなければならないと思っています。具体的にだれを副知事にという提案は議会に対して行うものですので、議会との関係を考えながらタイミング等を決めていきたいと思います。
記者
地方自治法の改正で出納長という職がなくなっています。現在、知事の仕事を助ける役割として副知事と出納長のお二人の方がやられてこられて、もし上村出納長が退任ということになった場合に副知事を補充するつもりがあるのか、それとも副知事を1人とする意向なのか、その辺の考えはどうなのでしょうか。
知事
今この瞬間は、副知事は1人がよいと思っています。
記者
その理由は何でしょうか。
知事
総合的に判断したものです。
記者
議会との関係もあってということですけれども、そうすると2月議会に案件を提案されるのですか。
知事
副知事の選任は、議会の同意を得るルールになっていたと思います。
記者
非常に恐縮なのですが、竹内副知事の再任もあるということなのでしょうか。
知事
具体的にだれを副知事にという話については、まだ私の中でも確定していませんので、そこはまだこれからです。
記者
確定していなくても意中の方がいるのでしょうか。
知事
だれをという問題ではなく、適材適所ということで、県政運営全体のことを考えながら、議会でよいタイミングで決めていただけるように決めて提案をしていきたいと思います。
記者
ほかの県では民間の方の副知事起用もあると思うのですけれども、その点についてはいかがですか。
知事
あまり人を驚かせるようなことはしないほうがよいと思っています。
記者
最後にですが、竹内副知事と上村出納長のお二人の方は、技術職の出身だったということで、異例の抜擢だったのではないか思います。前の知事が選任した話ですけれども、そういう職種にとらわれずに考えると思ってよろしいのですか。
知事
条件を積み上げて決めるというよりは総合的に、大局的に判断するという感じがよいと思っていますので、特に今の段階でこういう職種でなければだめだとか、こういう人でなければだめだというのはありません。
記者
先週から中国産の冷凍ギョウザが問題になっています。県内にもかなりの量が流通していたということがこれまでわかっていると思いますけれども、改めてこの問題に関する所感と、今も取り組んでいる途中だと思いますが、県としてどのように対応していきたいか、食の安全に対する信頼をどのように守っていったらよいと考えているのかをお聞かせください。
知事
まず、二度とこういうことがあってはならないという思いです。そして、再発防止のためには一日も早い真相の解明が必要だと思っていますので、その辺は当事者、また中国との日本側とのパイプになる行政当局で、きちんと一日も早く真相が明らかになるようにしてほしいと思います。
県の対応としては、それぞれの保健所が窓口になりまして、被害が出ていないか、そういう情報収集をするとともにそれぞれの販売者に対しては適切な対応を求めているところです。
記者
食の信頼という意味では、海外から輸入された食品に対する不安を県民はかなり持っていると思うのですけれども、それを信頼感といいますか、例えば県産食材に対する信頼感を強めていく必要もあると思います。そういう部分で食の安全に県がどのように今後取り組んでいきたいかというところはどのようにお考えでしょうか。
知事
岩手県内の生産者、加工者、販売者に対しては信頼できるものをつくって売っていかなければだめだということを改めて呼びかけたいと思います。そういう点で、岩手ブランドの強化という中で、やはり信頼が大事でありますから、ソフトパワー戦略のソフトパワーの定義で文化的魅力と道義的信頼ということを言うのですけれども、岩手ならではの魅力とプラス安心で安全なのだという信頼がブランドそのものですから、ぜひ岩手の食べ物はその魅力と信頼を守っていってほしいと思っています。
私は、岩手の食については、かなり信頼し、心配していないので、首都圏とか、外国に対してもぜひ岩手のものをご利用くださいということをアピールしたいと思っています。
記者
緑資源幹線林道の継続についてお伺いしたいのですけれども、県が来年度以降も事業の規模は縮小するものの一応事業を続けるということで予算にも計上するようなのですけれども、それの継続する理由をお聞かせ願います。
知事
生活道路的側面もあるということです。元々は国の事業として山脈を貫くすごい道路として計画され、造られていて、それはそれで林業振興とか、国全体の産業振興の中で意味があると思っているし、続けるべきだとも思っているのですけれども、その道路は同時に地域の生活道路としても活用されています。ですから生活道路として使える最低限の規格で車線を減らしたり、幅を減らしたり、そういう岩手スタンダードで自分たちで整備しようという考え方が今回の地元で引き受けてやっていこうというものの基本です。
記者
今、岩手スタンダードというお話をされていましたけれども、県も非常に財政難でして、岩手スタンダードというのは、これから県政を色々推進していく場合に、この大規模林道以外にもどんどん活用していくお考えはあるのでしょうか。
知事
基本になっていくと思いますし、そうしていく必要があると思います。
記者
馬っこパークの件なのですけれども、競馬振興公社が手を引くという考えを示されていると思うのですけれども、県として支援を今後もするつもりがあるのかどうかについてお聞きします。
知事
まず、支援というよりも土地や建物、設備は県の財産ですので、県としても有効活用といいますか、県民あるいは県外から来た人に、馬との触れ合いの場を維持していきたいという思いもあります。元は県直営みたいなやり方でやっていたのを岩手県競馬振興公社が運営するようになり、さらにこれからはNPOなどの団体や県民の中から担い手になってもらうやり方がよいであろうということでその運営主体の募集を行うわけです。県の方では、1つには普通に貸すと高額となりますが、それを格安にしなければならないと思っていますし、あとは色々な民間の力を結集していくための支援とか、そうしたところをやっていければよいと思っています。
広聴広報課
それでは、以上をもちまして記者会見を終わります。
次の定例記者会見は2月12日(火曜日)の予定です。
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