平成29年6月23日知事会見記録
ID番号 N56462
平成29年6月23日10時30分から11時07分
広聴広報課
ただいまから記者会見を行います。最初に、知事から発表があります。それでは、知事お願いします。
知事
まず、希望郷いわて国体・希望郷いわて大会1周年記念事業の実施についてです。昨年、大成功に終わった希望郷いわて国体・希望郷いわて大会のレガシー、すなわち文化・スポーツの力の高まりをはじめ県民の自信や誇り、希望といった成果を次世代に引き継いでいくため、国体・大会から1周年となる今年の9月から10月までを「国体・大会1周年記念事業推進期間」と位置付け、県内において、広く文化・スポーツ関係事業を展開します。期間中、県などが実施する中心的な4事業をコアイベントとして実施、その他の県内各地で実施される文化・スポーツ関連事業を「国体・大会1周年記念イベント」、略称「冠イベント」として実施します。
コアイベントの1つ目としては、10月8日、日曜日に岩手県民会館において「国体・大会1周年記念大会 未来へのバトン」を開催します。内容は、著名アスリートによるトークショーなどを予定しており、国体・大会を振り返り、レガシーを未来へのバトンとして引き継いでいく契機にしたいと考えています。著名アスリートゲストには、リオデジャネイロオリンピック銅メダリストで、現役最後のレースとして希望郷いわて国体に宮崎県代表で出場し、競泳成年男子自由形400メートル第3位を獲得した松田丈志(まつだ・たけし)さんをお迎えします。
2つ目は、10月9日、月曜日に県営運動公園をメーン会場に、体力テスト、スポーツ体験、超人スポーツの紹介などを行う「スポーツフェスティバル2017」をスポーツ振興事業団との共催事業として開催します。
3つ目は、10月8日、日曜日に盛岡南公園球技場いわぎんスタジアムにおいて、子供から大人まで楽しめるラグビー体験などを行う「ラグビーワールドカップ2019™釜石開催大会2年前イベント」を開催します。
4つ目は、10月7日、土曜日から8日、日曜日に岩手県民会館において「まるごと芸術体験フェスタ」を開催します。
次に、冠イベントについてですが、県などが行うものとしては「日露交歓コンサート」や「いわて若者文化祭」などを開催します。
また、市町村や民間団体等が行うものについては、今日から募集を開始します。この冠イベントは、県などが実施する関連イベントと併せ、県が一元的、一体的に広報を行ってPRすることで全県的な盛り上がりを図るものです。募集期間は、今日から7月21日、金曜日までですので、たくさんのご応募を期待します。
次に、「第7回いわてマンガ大賞」コンテストの開催についてです。県では、岩手のマンガ文化の振興とマンガを活用した本県の魅力発信を目的として、「第7回いわてマンガ大賞」コンテストを開催することとし、今日から作品の募集を開始しました。第7回となる今回は、例年設けている「一般部門」のほかに、新たに「SF4コマ部門」を設け、この2部門で作品を募集します。「一般部門」では、岩手県を題材とした未投稿のオリジナル作品を募集します。「SF4コマ部門」では、ILC誘致という本県の動きなども踏まえて、岩手の未来をイメージさせる自由な発想の4コママンガ作品を募集します。
「一般部門」の大賞作品は、県が運営している「コミックいわてWEB(ウェブ)」で公開するほか、来年3月発行予定の単行本「コミックいわて」シリーズ第7弾にも掲載します。
また、「SF4コマ部門」の入賞作品については、いわてマンガプロジェクトの広報媒体などで公開する予定です。
また、コンテストの一環として、漫画雑誌編集者を招き、一次審査通過作品を対象とした作品添削会や、一般の方を対象としたマンガのワークショップを開催するなど、マンガ技術の研さんやマンガへの興味を深めていただけるような機会も設ける予定です。
回を追うごとに応募作品のレベルが高くなり、将来性を感じさせる作品も多数寄せられています。バラエティに富んだ多くの作品が寄せられることを期待します。
最後、いわて花巻空港・秋の台湾チャーター便の運航についてです。今年の秋も、台湾からの国際チャーター便が運航されることとなりましたのでお知らせします。まず、9月3日から10月25日までの間、タイガーエア台湾によるチャーター便が合計30便運航されます。これは、台湾の旅行会社であるezTravel(イージートラベル)社が主催するもので、先般の台湾訪問の際にezTravel(イージートラベル)社とタイガーエア台湾に訪問し、チャーター便の運航をお願いしたところ、今回運航されることとなりました。
タイガーエア台湾は中華航空の子会社で、台湾唯一のLCC航空会社です。東北では、仙台空港に定期便が就航していますが、花巻空港へは初就航となります。今回まとまった本数でチャーター便が運航されることで、多くの台湾の皆様に秋の岩手、東北を満喫していただけることを期待します。
また、例年、紅葉の時期に運航されています中華航空のチャーター便も、10月中旬に4便運航されることとなりました。タイガーエア台湾のチャーター便同様、台湾の皆様に秋の岩手、東北を満喫していただきたいと思います。
県といたしましては、秋以降についても引き続きチャーター便の誘致に取り組み、この実績を積み上げて、早期の定期便化につなげていきたいと考えています。
以上です。
広聴広報課
以上で知事からの発表を終わります。
幹事社
それでは、ただいまの発表事項3件について、各社から質問があればお願いします。
記者
秋の台湾チャーター便についてお伺いします。知事は5月にタイガーエア台湾を訪問して、今回チャーター便の運航につながったということですが、LCCを訪問したということは、戦略的に早期定期便化につなげる上でタイガーエア(台湾)というところが重要だというふうに判断されたというところもあるのでしょうか。その辺ちょっと聞かせてください。
知事
そうですね、中華航空による定期便の就航というのを目指し、中華航空とやりとりしながら進めてきたわけですけれども、台湾の航空業界の激動によって、中華航空としての定期便運航という話はちょっと停止状態になっているわけでありますけれども、子会社であるタイガーエア(台湾)も含めて、より広い視野の中でチャーター便の運航と、また、チャーター便で実績を重ねながら定期便化を目指すということを進めていければと思っています。
記者
戦略的にはタイガーエア(台湾)というのは、重要なポジションを占めてくるというふうにお考えでしょうか。
知事
そうですね、同じ中華航空グループですので、中華航空グループとしての戦略もあるのかとは思いますけれども、中華航空とタイガーエア(台湾)セットで岩手にとっては非常に大事な航空会社になるというふうに思っております。
記者
私もチャーター便についてお伺いしたいのですが、このタイガーエア(台湾)は仙台では定期便があるということですが、5月31日に訪問した時は定期便の話の要望はされたのでしょうか。
知事
基本的には中華航空と定期便化の話をしてきた流れの中で、中華航空グループとして定期便化を目指して岩手県と協力して進めていこうという話の流れでありましたので、中華航空グループとしてはタイガーエア(台湾)による定期便という選択肢もあるのかもしれませんけれども、そこは具体的に(タイガーエア台湾からは)そういう話はありませんでした。
幹事社
では、幹事社から1点、いわて国体(・大会)の1周年記念事業の実施についてなのですけれども、ワールドカップ2019™の釜石開催の2年前イベントもちょうど合わせたコアイベントになっていますけれども、改めて今回の記念事業の実施に向けて、知事の所感をお願いします。
知事
この(1周年記念イベント)ロゴは、1という数字をバトンにして渡すようなロゴマークですけれども、去年の希望郷いわて国体・希望郷いわて大会の成功というのは、岩手県、岩手県民にとって非常に大きな財産、レガシーになると思っておりまして、それをいわば風化させないように1年後に記念イベントをやることで、記憶を定着させるにはすぐ復習すればその記憶はずっと残るという、そういう勉強法があるように、希望郷いわて国体・希望郷いわて大会についても1年後に1周年イベントをやることで、その後ずっとレガシーが残っていくようになればという思いであります。そして、それがラグビーワールドカップの2年前ということにも重なっていって、ラグビーワールドカップ2019™岩手県釜石市開催ということの国体・大会のレガシーを残していくことの大きなテコになると思いますし、また、ラグビーワールドカップ自体の成功のためにも、この国体・大会からの流れというのが大きな力になると思っていますので、相乗効果を期待しながら取り組んでいきたいと思います。
記者
私も国体(・大会)の1周年記念イベントの関連なのですが、松田丈志さんが来られるということで、現役最後のレースをいわて国体でされたと。県民の関心も高いと思いますし、この記念事業を盛り上げていくためにも重要な位置付けなのかなと思いますが、知事としてはどのようにお考えなのでしょうか。
知事
去年の希望郷いわて国体の盛り上げに大きな貢献をしていただいたと思っていますし、また、希望郷いわて国体・希望郷いわて大会のレガシーがラグビーワールドカップから東京オリンピック・パラリンピックも巻き込みながら未来に残っていってほしいという思いの中でオリンピアンでもある松田さん(をお迎えする)というのは1周年記念イベントにとてもふさわしい人だなと思っています。
記者
風化させずにレガシーを継承していくということですが、ちょっと先の話ですけれども、これは例えば2年後とか2年目というのでしょうか、今後も継続してやっていこうというようなものになるのでしょうか。
知事
まず、1年後にきちっとおさらいをすることが記憶の永続化に効果があるのではないかと期待しているところでありまして、その後のことについては具体的には今まだ何にもありませんけれども、ただ、希望郷いわて国体・希望郷いわて大会のレガシーを未来に残す、次の世代に伝えるというために何が必要かというのは、その年度ごとにいろいろやった方がいい、あるいはやらなければならないというようなことがあれば、それはやっていくことになると思います。
記者
事業の目的として、文化・スポーツの高まり、そういったものを引き継いでいくということですが、文化・スポーツ、そういったものを地域活性化につなげていこうということを取り組んでいると思うのですが、今回の事業も活性化というところにつながっていくと、つなげていきたいというような話になるのでしょうか。
知事
そうですね、冠イベントということで市町村ごとあるいは分野ごとの企画と連動したりしますと、そういったことが促されるのではないかと思いますし、また、今年すぐではなくても、今年の県などが実施する事業を参考にしながら、また来年以降の工夫を市町村や分野ごとに工夫してもらってもいいかなというふうに思います。
幹事社
それでは、発表事項以外について、本日は記者クラブ
知事
マンガ(大賞)のポスターも張っているので紹介しますと、これは第5回のマンガ大賞をとったナリタカさんにポスターを書いてもらっていますので、よろしくお願いします。
幹事社
マンガ大賞についてはよろしいでしょうか。
それでは、発表事項以外について、本日は記者クラブを代表しての幹事社質問の用意はありませんので、各社から質問があればお願いします。
記者
仙台市長選(挙)が1カ月後に投開票が迫っているのですけれども、仙台市は東北最大の都市ということなのですけれども、仙台市と、あとその市長に求められる役割というところ、知事としてはいかがお考えでしょうか。
知事
仙台市は、多くの岩手県民や岩手県出身者がそこで勉強したり、働いたり、あるいは生活したりしていますし、経済的にも社会的にも岩手と大きなつながりのあるところです。そしてまた、東北全体の経済、社会をリードしていく役割も持っているところだと思いますので、やはりそういうところを力強くリードしていくような市政を展開できる方が市長になるといいのではないかなと思います。
記者
経済だったり、社会的なリードをしてほしいというふうなところですね。
知事
そうですね、観光振興というのは特に岩手県も東北の枠組みで、あるいは仙台(市)、宮城(県)との連携で一緒にやっているところでありますし、また、東日本大震災からの復興の取組においても、仙台市さんが女性が不利にならないような避難生活とか、復興とか、あと、多文化共生、外国人の方々への配慮とか、そういった社会的な、精神的な分野を切り拓いていくというところで、岩手県としても大いに参考にしていたところもありますので、やはりそういったところを期待したいと思います。
記者
ありがとうございます。今もちょっとお話ありましたけれども、観光なんかでもそういう連携というふうにお話がありましたが、今後、仙台市と連携して何か取り組むとしたら、どういった分野での取組をされたいでしょうか。
知事
去年、台湾に東北の知事が行く時に、たしか仙台市長も、ちょっと具体的なのは今正確に思い出せないのですけれども、いずれにせよ東北全体で観光振興という時に仙台市も一緒にやっていますし、ちょっと正確には思い出せないのですけれども、(2015年の)ミラノ万博も少なくとも仙台の経済界の皆さんと一緒にミラノに行ってやりましたし、いろんなところで宮城県と並んで仙台市という形でも連携し、一緒にやったり、一緒に参加してやったりもしていますので、その辺は大いに頼りにしていますし、また期待もしているところです。
記者
今年度に入って、岩手県内でクマの出没が相次いでいると。昨日も蜂の巣箱が2日連続で襲われるなど、県でも(ツキノワグマの出没に関する)注意報を出して注意を呼びかけていると。改めて知事の方から県民に、クマ出没情報が多数寄せられている中、注意喚起等ありましたらお願いします。
知事
恐らく縄文時代からクマと遭遇することも多い自然豊かな中で人が生活する、岩手だけではなく東北全体そうで、また日本全体としてもそういうところがあると思うのですけれども、宮沢賢治の童話にもクマはよく出てきているという印象がありますし、ただ危険なことは避けていかなければなりませんので、やはりクマが出そうなところに無理に山菜採りとか、そうやって入って、やはり危険はまず避けるということを第一にして山歩きとか、そういった自然との触れ合いということは県民の皆さん、あるいは岩手にやってくる人たちにはお願いしたいと思いますし、また、これは広く鹿をはじめ動物による農業被害対策で耕作放棄地など人の暮らしや農業と自然の接するところを荒れたままにしておかないようにするということで、そういったことをきちっとやることで動物の領域と人間の領域をできるだけきちっと線引きできるようなことを普段から心掛けていくことが大事だと思っています。
記者
注意報も、この時期としては異例ということの注意報も発令しましたけれども、県としては今後どのようにしていきたいかというところもお願いします。
知事
まず、危険なことのないように注意喚起はしていきたいと思いますし、あとはさっきも言いましたけれども、野生動物、獣害対策全般についてもきちっと取り組んで、動物の領域と人の領域がうまく分けられるような形にできればというふうに思います。
記者
東京都議(会議員)選(挙)についてお尋ねします。全国屈指の注目地方議会選挙ではありますけれども、全国が注目している選挙ですけれども、知事ご自身、(東京)都議(会議員)選(挙)の争点は何かとお考えでしょうか。
知事
およそ選挙というものの争点は、一般的に有権者がつくっていくことが基本で、それぞれの選挙区の中にいる人たちがもっと福祉を充実させてほしいとか、あるいはこの産業をさらに振興してほしいとか、そういう有権者の声というものがあって、それで選挙の構図ができていくことが好ましいことだと思いますので、まずはやはり東京都民の皆さんが自分たちはこういう東京をつくっていくのだという、そういう思いをこの機会に発信していくことが大事で、有権者がなるべくお客さんにならないようにということを期待したいですね。ともすれば選挙というものは劇場型になって、立候補者が主役になって、立候補者の誰を選ぶかというところに焦点が行きがちですけれども、選挙の主役はあくまで有権者で、その有権者の意思を実現するために適した人を選んでいけばそれでいいのだと思います。
東京(都議会議員選挙)の争点については、やはり東京一極集中の是正ということを東京都民の皆さんにもこの機会に真剣に考えていただければいいなと思います。今の東京にも格差の問題とか、貧困の問題とか、それから高齢化の問題とかあって、ともすれば地方の人の力やさまざまな力を東京に集中させて、それを解決するみたいな方向の主張も出てくるのかと思いますけれども、そうではなくむしろ東京に偏って集中しているもの、大学の機能とか、そういった機能を地方にも拡散しつつ、そして地方と東京が共存していけるような形の東京のあり方ということが選挙で盛り上がっていけばいいなと期待します。
記者
有権者が主役の選挙であるべきだという話でしたけれども、今回に限らず東京都議(会議員)選(挙)の場合には、常に国政との連動というのがあるのですけれども、地方議会選挙であるにも関わらず、国政との関わりがクローズアップされる東京都議(会議員)選挙のあり方というのはどういうふうに見ていますでしょうか。
知事
僕は一度、文京区に住民票を持って、そこで有権者でいたこともあるのですけれども、文京区の歌というものがあって、「都は文化の中心地、我が区は都の文京区」というすごい歌なのですけれども、日本を代表しているのだみたいな意識があって、その意識の裏付けとなるような実態もあるので。ですから東京都議(会議員)選(挙)でそういう天下国家の議論とか、日本の政治の在り方とかが争点になっていくということは、ある程度は仕方がないのかなとは思います。
記者
あともう一点、高知県の大川村が議会を廃止して町村総会の設置を検討するということですけれども、背景にあるのは議員の成り手不足、さらにその背景には人口減少というのがあるかと思います。そう考えると、決して岩手(県)も人ごととは言えないかと思いますけれども、この大川村の町村総会検討の動き、知事としてどのように見ていますでしょうか。
知事
やっぱりまずは議会に頑張ってもらわなければならないと思います。今回の動きも大川村の議会関係者が、本音としてはより議会に関心を持ってもらい、議員がいなくなるということがないように、最悪そういう村の総会みたいなことをしなければならなくなるのだという、いわばそうならないようにということで村の総会の話が浮上してきたと私は理解しておりまして、民主主義の原点は議会ですからね、行政の方ではなくて、まずは議会があって、そしてその議会が行政のあり方をデザインし、民主主義というのは動いていくというのが基本で、アメリカの独立にせよ、フランスの革命にせよ、議会が主導しているので、議会のないところに民主主義はないのだと私は思っていますから、村の人口が議会定数に近いような50人とか60人とかなら別ですけれども、数百人ということであれば、やはり議会をきちっとつくって、そして議員をしっかり選んで、やはり議会が自治の中心たるように工夫していくことが好ましいのではないかなと思います。
記者
知事としては、町村総会の設置というのはどちらかというと否定的というお考えと。
知事
そうですね、ええ。基本的に議会がなければ、自治というのはなくなってしまうのではないかなということを懸念します。
また、ちょっと前の話ですけれども、サンフランシスコ市の市議会というのの市議会議員がほんの数人しかいなくて、サンフランシスコの市議会というのは市議会議員がステージの上で進行役みたいなのを務めて、市民が自由にたくさんフロアに集まって、その市民の意見をどんどん受けて、市議会議員たちが、じゃ、こういうふうにしていきましょうみたいな、そういう市議会の進め方をするというのを聞いたことがありますので、村の人たち、村民の意見をできるだけ広く集めるとか、村民に直接、ものを決めてもらうような格好にしていくというのは議会が司令塔役を果たしながらやっていくのがいいのではないかなと思います。
記者
ちょっとチャーター便の話に戻るのですけれども、国体(・大会)1周年記念事業ということの発表も併せてありまして、「わんこきょうだい」がキャラクターとして大活躍して、今回の資料にも載っているのですけれども、チャーター便の方、一方で「たいわんこきょうだい」の知名度普及等はわんこ本家に比べるとまだまだと思うのですけれども、台湾での認知度アップですとか、あるいはグッズ等がほとんど見られませんけれども、展開の思い、あと、意外と小籠包とか載っていたりするのですけれども、ほとんどどれがどれかというのがわかっていないのかなと思うので、知事の思いとかありましたらぜひお願いします。
知事
この間、台湾に行った時に持っていって、私が初めて訪問したタイガーエア(台湾)とかezTravel(イージートラベル)の人たちにプレゼントしてうけてはいました。ですから、好感は得られているなと思いますので、あとは量的拡大に努めていきたいと思います。
記者
私も台湾が好きなので、グッズが欲しいなと思っても、今売っている状況ではないので、これを県としても普及、そういうのを民間でも作ってもらえるように後押しする方向にあるという感じでしょうか。
知事
そうですね、そういう意見も参考にしながら「たいわんこきょうだい」も活用していきたいと思います。
幹事社
幹事社からなのですけれども、経営再建中の東芝についてなのですけれども、メモリの売却の方が優先順位が決まって、日米韓連合の方に決まりました、優先的な順位として交渉が決まりましたけれども、あと北上(市)の候補地になっているフラッシュメモリの新建設計画についての影響というのは、県ではどのように見ていらっしゃるのかという部分をお聞かせください。
知事
基本的な流れとして、半導体部門というのが東芝さんにとっては非常に力のある部門で、原子力関係の損失を補って余りあるくらいの価値があるので、この際売却して、お金にしようということで、その後どういう経営体制になろうと、日本を代表し、世界のトップを行くような先進的な力のある会社であることには変わりないと思っていますので、その中で新しい工場というのは会社のためにも力になると思っていますから、今のジャパンセミコンダクターや、そして地元北上市とも県としても緊密な連携を図りながら、新工場が早く着工されるように、機会あるごとに働きかけを今後においても行っていきたいと思います。
記者
あと東芝の分社化に伴って、請負契約の社名とか、会社の変更とか、水門・陸閘のシステムとか、県でも少なからず影響はあるのかなと思うのですけれども、その辺はどのように捉えていらっしゃいますか。
知事
それぞれ東芝側の変更を受けて、県で対応しなければならないことについてはきちんと対応していかなければならないと思いますし、特に手続的なところについてはきちんと遺漏なきよう議会の理解を必要とする部分については、そういったところもきちんと議会の理解を得ながら進めていきたいと思います。
広聴広報課
以上をもちまして記者会見を終わります。
次の定例記者会見は7月7日(金曜日)の予定です。
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