年度始めに際しての知事訓示

ID番号 N5203 更新日 平成26年1月17日

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とき:平成22年4月1日(木曜日)
ところ:12階講堂(テレビ中継)
対象者:担当課長以上の職員

皆さん、おはようございます。

新しい年度を迎えて、皆さんのおなじみの顔もフレッシュに見える、そういう覇気と希望に満ちた新年度の朝を迎えることができたと思います。

平成22年度は、西暦でいうと2010年度、新しい2010年代の始まりの年でもあります。

この新しい2010年代の10年間を見据えた新しい長期計画「いわて県民計画」を昨年策定し、平成22年度はその本格的なスタートとして10年間の土台をしっかりつくる年でもありますので、国家百年の計という言葉をもじれば、県の十年の計を決めていく大事な年度になると思っています。

そして、今まだ世界的な金融恐慌に端を発する経済、雇用の厳しい環境は岩手を広く覆っています。新しい年度を不安や苦しみの中で迎えている県民がたくさんいらっしゃいますので、そうした人たち一人ひとりをきちんと、働きたい人が働けるように、思い描くような生活ができるように、そして希望を持って前に進んでいくことができるように県としてしっかり支えていかなければなりません。

平成22年度の予算・事業は、この直面する経済、雇用の危機的状況を克服し、また地域医療などの社会的な問題も克服し、中長期的に岩手県の経済、社会の足腰を強くして、県民一人ひとりが希望を持って前に進んでいけるような予算に、そして事業になっていますので、今日からしっかりとこの予算を執行し事業を遂行して、それぞれの分野やそれぞれの地域でしっかりと取り組んでいきたいと思います。

また、今年度は、広域振興圏の体制のスタートの年でもあります。

県南、県央、それに加えて沿岸と県北でも新しく広域振興局の体制がスタートしますので、県の施策がうまくいっているかどうかは、分野別の検証も大事ですけれども、縦割りを超えた地域の視点、エリアで県民の暮らしや仕事がしっかりと良くなっているか、悪化していないかというところを総合的に検証し、そして必要なことは何かということを見定めていくことが大事ですので、この広域振興局で働く人たちはもちろんですけれども、本庁等で働く職員もそうした地域の目線、広域の観点を忘れずに、それぞれの仕事に取り組んでほしいと思います。

この平成22年度、2010年度が岩手にとって希望に満ちた黄金に光輝く1年になっていくように職員の皆さんの奮起を期待いたします。

そして、職員がしっかりと働いていくためには、それぞれの健康が大事ですので、変化の激しい世の中にあって、激務を進めていくわけですけれども、それぞれの健康、また指導する立場にある職員は自分の部署の所属職員の健康に留意して、みんなで元気にこの1年間頑張れるようにしていってください。

年度の終わりを誇りを持って迎えることができるよう、決意を新たにして知事訓示といたします。

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