県議会2月定例会 災害報告

ID番号 N5200 更新日 平成26年1月17日

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とき:平成23年3月15日(火曜日)
ところ:岩手県議会本会議場

3月11日に発生した「平成23年東北地方太平洋沖地震」によって、本県は、これまでにない大きな災害を被りました。

この地震は、午後2時46分ごろ、三陸沖を震源とし、マグニチュード9.0という過去最大級の規模で発生いたしました。これにより、震源に近い大船渡市を初め7市町村で震度6弱を記録し、震度5強及び5弱も多くの市町村で観測するなど、県全域にわたり強い地震に見舞われました。特にも沿岸部では地震による津波により甚大な被害を受け、多くの被災者が出ています。

この地震によりお亡くなりになられた方々に対しまして深く哀悼の意を表します。また、被害を受けられた方々に対し心からお見舞いを申し上げます。

県は、この地震の発生と大津波警報の発令により、直ちに災害対策本部を設置し、現在、陸上、海上、航空の各自衛隊、広域緊急援助隊、広域緊急消防隊、DMAT(ディーマット)を初め、国、全国各都道府県や関係機関、更には海外の援助隊の協力をいただきながら、総力を挙げて人命救助に当たるとともに、避難場所への食料、水、毛布、医薬品などの生活物資の輸送などに加え、寸断された電気・道路などのインフラの復旧に全力を挙げて取り組んでおります。

このような状況の中、3月12日には平野内閣府副大臣、13日には片山総務大臣に対し、救助活動や避難活動、復旧活動のための支援などについて、私から直接要望を行うとともに、昨日は電話で菅総理大臣に対し、特にも燃料の確保について強く要請を行ったところであります。これに対し、菅総理大臣、片山総務大臣、平野内閣府副大臣からは、政府としても全力を挙げて支援する旨、力強い言葉をいただいています。

県は、今後とも被災者の救援活動に全力を挙げて取り組み、被災地の復旧・復興に向け、最大限の努力を尽くして参ります。

また、今回の地震災害に当たり、国内はもとより、海外の皆様からも温かい御支援をいただいています。この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。

岩手県は、これまで幾度も大きな自然災害に見舞われてきましたが、その都度屈することなく、苦難を乗り越えてきました。今回の想像を絶する大災害に当たっても、県民の皆様を初め、関係機関、企業、NPOなどあらゆる方々の力を結集することにより、必ずや克服できることを信じています。

この大変困難な状況を乗り越えていくため、議員の皆様を初め、県民の皆様方の心を一つにした、絶大なる御支援、御協力をお願い申し上げ、災害報告といたします。

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