平成24年度二戸市からの要望(平成24年7月27日受理)

ID番号 N16204 更新日 平成26年1月17日

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平成24年度に受理した市町村からの要望を公表しています。

凡例

  • 要望件名は、要望内容の要旨です。
  • 取組状況は、回答時点における県の取り組みの状況です。
  • 振興局等名、担当所属名は、要望内容を担当する部署です。
  • 反映状況の区分は、次のとおりです。
    A:要望の趣旨に沿って措置したもの
    B:実現に努力しているもの
    C:当面は実現できないもの
    D:実現が極めて困難なもの
    S:その他

産業振興と雇用創出のための支援について

要望内容

依然として厳しい社会経済情勢の中、産業振興と雇用の確保を市の最優先課題として取り組んでいるところであります。
特にも近年、二戸地区拠点工業団地に日本一フード株式会社、さらには平成23年、旧東北デルモンテ株式会社跡地に株式会社二戸食品が立地し、また、地場企業の事業拡大等を支援するため、既存の優遇制度(特定区域産業活性化補助金)を活用し、投資額及び雇用数など補助要件を緩和するなど、企業誘致の推進と地場企業の振興に努めているところであります。
しかし現状では、本市を含めた県北地域は企業集積が少ないため、企業誘致はかなり困難となっており、また、地場企業の新たな展開も容易に進んでいないのが現状であります。特にも、地場企業は小規模事業者が多いことから、既存の補助制度では投資額等のハードルが高く、補助要件に合致しないケースが多い状況にあります。
つきましては、当地域の経済活性化と雇用創出を図るため、さらには県が掲げる「県北振興」の推進のためにも、次の事項について全面的な支援をお願い申し上げます。

1 県北地域の特性を生かした「食産業」関連企業の情報提供及び県南地域を中心とした企業の二次展開など県北地域への誘導と、二戸地区拠点工業団地の取得しやすい価格設定について
2 地場企業の事業拡大・起業化を促進するため、誘致企業と同等の支援制度の拡充・創設について

取組状況(方針)

県では、平成18年度から企業立地推進課内に県北・沿岸支援チームを設置し、「食産業」などの地域資源を生かし得る企業の誘致に向け、企業アンケートの実施など、重点的に取組んでいます。

1 県南地域を中心とした企業の県北地域への誘導については、北上川流域地域より高いインセンティブを設定している補助制度(企業立地促進奨励事業費補助)をPRしながら取り組んでいます。
また、二戸拠点工業団地の価格については、平成21年に分譲価格を平米当たり1万2,000円から8,000円に引き下げたところであり、地方税の減免措置や、県北地域を対象とした優遇補助制度の活用とあわせて企業立地の促進に取り組んでいます。

2 県北地域の産業振興を図る上で、地場企業の成長についても重要なものであると考えており、誘致企業と同等の支援制度の創設については、今後、ニーズを把握したうえで、どのような支援策が考えられるか市と協議を行っていきます。
なお、県では、企業立地促進奨励事業費補助金に加え、平成18年から条例(特定区域における産業の活性化に関する条例)を制定し、所要の投資と雇用を伴う工場の新設、増設について、地場企業、誘致企業を問わず、不動産取得税、事業税等の減免、企業立地促進資金の貸付枠の拡大などの支援措置を行っています。
また、県北沿岸地域における起業者等への支援として、融資利率や助成制度における助成率の優遇措置を講じているほか、平成22年度から「中小企業成長応援資金」(融資利率優遇措置あり)を新たに創設するなど、支援策の拡充にも努めています。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:経営企画部
  • 反映区分:B

食産業振興のための人材育成の推進について

要望内容

当二戸地域の食産業は、出荷額においては全製造品出荷額の73%、従業者数でも全製造業従業者数の55%を占めているほか、近年、健康食品製造や食料品製造業の企業が立地するなど、地域の経済や雇用を支える重要な基幹産業となっております。
しかしながら、食品関係企業に必要な衛生に関する基本的な習慣が身についていない新入社員が多く、基本的な衛生教育に多くの時間を要したり、食品関係企業の社員としての最低限必要な知識の習得は、ゼロから社内教育で行っており、それらに要する業務やコストは、企業経営にとって大きな負担となっているところであります。
食産業が引き続き地域経済をリードし、雇用を支える産業として成長していくためには、その基盤となる人材の育成と確保、きめ細やかな支援体制の強化が必要不可欠であります。
特にも食品関係企業は、食品衛生や品質管理など基礎的知識を有している人材を望んでいることから、企業が求める人材の養成が必要となっております。
つきましては、地域の食産業の担い手を育成するため、さらには、即戦力の人材を育成することで若者の地元定着にもつなげるため、地元高等学校への食品関係学科の開設について、特段の御高配をお願い申し上げます。

取組状況(方針)

平成23年度上半期において、「第二次県立高等学校整備計画(仮称)」を策定することとしていましたが、東日本大震災津波の発生に伴い、策定を見送っている状況です。
今後、県内各ブロックにおける、震災後の児童・生徒数の動向・推移や被災地における復興の状況等を見据えながら策定の時期を調整し、改めて高校及び学科の配置について検討することとしています。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:県北教育事務所
  • 反映区分:B

いわて未来農業確立総合支援事業の推進について

要望内容

耕作地の多くが中山間地帯で占められる本地域の農業は、水稲と畑作主体の複合経営が中心となり、野菜、果樹等の振興に力を入れているところであります。
工芸作物をはじめとし園芸作物、畜産と各事業実施主体の農作物生産振興、新規作物導入等、これまでも県単独事業により大きな効果がもたらされているところであります。
また、当地域を管轄とする新岩手農業協同組合において、販売額目標を掲げ、生産、販売の整備を推進する中、本事業は、当市の農業振興を図る上でも極めて重要な事業と考えております。
つきましては、本地域の状況を踏まえまして、本事業の継続と更なる推進について、特段の御高配をお願い申し上げます。

取組状況(方針)

県では、農業予算が限られる中で、国庫補助事業と県単の本事業の組み合わせにより、農業振興を図っています。
こうした中、本事業に対する各市町村の要望は多く、十分に応えきれない状況にありますが、当地域に対する配分は、他の地域より高い水準となっています。
本事業は、地域の実情に即して、国庫補助事業で対応しきれないきめ細やかな内容を行える事業ですので、今後とも予算確保に努めていきます。
貴市におかれましても、事業効果の高い事業を優先実施するなど、効率的な実施をお願いします。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:農政部
  • 反映区分:B

いわての新園芸産地構築支援事業の推進について

要望内容

耕作地の多くが中産間地帯で占められる当市においては、半世紀以上にわたり葉たばこの栽培が行われて参りました。
これまでの栽培の中で、販売額日本一を達成するなど、当市の重要な基幹工芸作物となっておりますが、近年は社会情勢の変化等により栽培面積が減少し、農家所得の維持並びに葉たばこ廃作地の遊休化防止策が大きな課題となっております。
その中で、平成24年度に新規事業として追加されました葉たばこ廃作地への園芸導入の事業は、葉たばこ廃作地に収益性の高い野菜、花卉の導入を推進するものであり、当市においてもピーマン、ねぎ等の作付けが同事業により実施されている状況です。
しかしながら、本年の事業実施面積については廃作地の一部にとどまっており、園芸作物への転換を含めた当市の農業振興には引き続き必要不可欠な事業と考えております。
つきましては、本地域の状況を踏まえまして、本事業の継続と更なる推進について、特段の御高配をお願い申し上げます。

取組状況(方針)

当事業は、平成24年の葉たばこ減廃作に対応した平成24年度限りの緊急対策として予算化しているものです。
本事業の予算額は、まだ余裕があり、今後、平成24年度内に作付する園芸作物や、平成25年度の作付に向けて必要となる育苗資材、土壌改良機械等も対象としていますので、引き続き本事業の平成24年度の実施に向けた掘り起しと廃作農地の有効活用に御協力をお願いします。
葉たばこ廃作農地は地域の重要な農業資源でありますので、県としては、平成25年度以降も利用促進に向けて支援していきます。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:農政部
  • 反映区分:C

県営畑地帯総合整備事業の推進について

要望内容

当市は水稲に畑作物を組み合わせた複合経営が中心の中山間地帯であり、現在、野菜、果樹を主体とした畑作物振興のため実施されている、畑地帯総合整備事業男神・米沢・湯田地区の平成26年度完成が待たれているところであります。また、次期対策が引き続き実施されるよう、現在、新たな地区の掘り起こしに取り組んでいるところであります。
すでに完了している舌崎地区においては、畑地かんがいにより高品質な農作物が生産されており、本事業の推進により、市農業のより一層の振興が図られるものと考えております。
つきましては、畑地かんがい施設が早期に整備されるよう、事業実施並びに次期対策の推進について、特段の御高配をお願い申し上げます。

取組状況(方針)

年間降水量が乏しい中で畑作を主体とした営農が行われている二戸市の農家にとって、畑地帯総合整備事業による畑地かんがい施設の整備は、喫緊の課題であり、完了した舌崎地区の事例を紹介しながら、二戸市はもとより県北全体に展開していく必要があると考えています。
そうした中、男神・米沢・湯田地区では、果樹を中心とした効率的な営農を展開するため、畑地かんがい施設や農道の整備を進めており、貴市及び馬淵川沿岸土地改良区の御協力のもと、平成23年度までの進捗率は47%(事業費ベース)と、概ね順調に推移しているものと考えています。
今後においても、平成26年度の完成を目指し、事業予算の確保と効率的な事業実施に努めていきますので、引き続き御協力をお願いします。
また、担い手の育成や、畑作物の生産拡大を図るためには、畑地かんがい施設がまだ整備されない地区においても、着実に進める必要があると認識しています。
県としては、受益農家や土地改良区及び貴市などの御意見を伺いながら、新規地区の可能性を検討することとしていますので、貴市におかれましても、引き続き、農家意向の把握や情報収集など、事業導入に向けた地域の合意形成に取組まれるよう、お願いします。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:農政部
  • 反映区分:B

岩手県が管理する道路の整備について

要望内容

1 国道395号
国道395号は、本市と久慈市を連絡する重要な幹線道路であり、新幹線開業に伴い二戸駅へ向かう交通量の増加しております。また、市内の学校統合に伴い、地域住民やPTA・学校から児童生徒の安全な通学路の確保が求められています。矢沢地区には歩道の未整備区間があり早期の歩道整備による安全確保が強く望まれております。

1 国道395号
矢沢地区から大子地区間約1.0キロメートルの歩道整備

取組状況(方針)

1 国道395号
矢沢地区から大子地区の歩道整備
歩道整備については、各地域から多くの要望があることから、必要性や緊急性の高い箇所から整備を進めています。矢沢地区から大子地区については、今後の交通量の推移、地域の沿道状況や県全体の進捗等を踏まえ検討していきますが、早期の事業化は難しい状況です。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:C

岩手県が管理する道路の整備について

要望内容

2 主要地方道二戸五日市線
主要地方道二戸五日市線は、国道4号を起点として八幡平市五日市地区の国道282号を連絡する重要な幹線道路であり、新幹線関連道路整備事業の一環である鹿角ルートとして整備に着手され、これまで合川工区、似鳥工区、福田工区が完成し、現在浄法寺バイパスが工事中であり早期の完成が望まれております。

2 主要地方道二戸五日市線
浄法寺バイパスの整備促進及び浄法寺バイパス終点から八幡平市までの全線改良

取組状況(方針)

2 主要地方道二戸五日市線
浄法寺バイパスの整備促進
浄法寺バイパスについては、平成24年度埋蔵文化財調査終了後に改良工事を実施し事業推進に努めます。一部未解決用地については引き続き交渉を進めていきます。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:B

岩手県が管理する道路の整備について

要望内容

2 主要地方道二戸五日市線
主要地方道二戸五日市線は、国道4号を起点として八幡平市五日市地区の国道282号を連絡する重要な幹線道路であり、新幹線関連道路整備事業の一環である鹿角ルートとして整備に着手され、これまで合川工区、似鳥工区、福田工区が完成し、現在浄法寺バイパスが工事中であり早期の完成が望まれております。

2 主要地方道二戸五日市線
浄法寺バイパスの整備促進及び浄法寺バイパス終点から八幡平市までの全線改良

取組状況(方針)

2 主要地方道二戸五日市線
浄法寺バイパス終点から八幡平市までの全線改良
現在、駒ヶ嶺工区で整備を進めている状況であります。その他の地区についても早期の事業化は難しい状況ですが、交通量の推移や公共事業予算の動向等を見極めながら検討していきます。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:C

岩手県が管理する道路の整備について

要望内容

3 都市計画道路荒瀬上田面線(一般県道二戸一戸線)
都市計画道路荒瀬上田面線(一般県道二戸一戸線)の岩谷橋工区は市中心市街地の幹線道路であり自動車・歩行者とも多く、併せて変則交差点であるため朝夕の渋滞がひどく地域住民から早期に改良整備するよう強く望まれています。

3 都市計画道路荒瀬上田面線(一般県道二戸一戸線)
船場地区から岩谷橋までの歩道整備及び岩谷橋工区の整備促進

取組状況(方針)

3 都市計画道路荒瀬上田面線

船場地区から岩谷橋までの歩道整備
歩道整備については、八幡下地区において、当面は既存の道路敷を利用して歩行空間の確保を行いたいと考えていますが、工事の実施には地元商店街等の合意形成が必要ですので、貴市の積極的な支援をお願いします。

岩谷橋工区の整備促進
岩谷橋の架け替えについては、平成22年度から調査・設計を進めており、平成24年度前半には詳細設計が終了する予定です。その後、住民説明会を開催し用地測量の作業に入りたいと考えています。今後、さらに事業を計画的に推進していくためには、地域の皆さんの御協力が不可欠ですので、貴市の積極的な支援をお願いします。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:B

岩手県が管理する道路の整備について

要望内容

4 主要地方道二戸九戸線
また、市内の県管理の道路には狭隘な区間や急カーブの区間、歩道のない区間も多数有ります。新幹線の開業や企業への通勤者の増加による交通量の増大、また児童や高齢者の交通弱者の安全確保のため道路改良及び歩道設置が求められています。これらのことから、市民の安全・安心の確保のため下記路線の整備ついて特段の御高配を賜りますようお願い申し上げます。

4 主要地方道二戸九戸線
白鳥地区内約1.4キロメートルの改良整備及び矢神地区内約300メートルの歩道整備

取組状況(方針)

4 主要地方道二戸九戸線

白鳥地区の改良整備
白鳥地区は、前後区間に比べて幅員が狭く、歩道もないことから整備の必要性を認識しており、平成24年度は整備方法を検討するために調査を実施する予定です。改良整備については、交通量の推移や公共事業予算の動向等を見極めながら検討していきますが、早期の事業化は難しい状況です。

矢神地区の歩道整備
歩道整備については、各地域から多くの要望があることから、必要性や緊急性の高い箇所から整備を進めています。矢神地区については、今後の交通量の推移、地域の沿道状況や県全体の進捗等を踏まえ検討していきますが、早期の事業化は難しい状況です。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:C

岩手県が管理する道路の整備について

要望内容

5 主要地方道二戸田子線
また、市内の県管理の道路には狭隘な区間や急カーブの区間、歩道のない区間も多数有ります。新幹線の開業や企業への通勤者の増加による交通量の増大、また児童や高齢者の交通弱者の安全確保のため道路改良及び歩道設置が求められています。これらのことから、市民の安全・安心の確保のため下記路線の整備ついて特段の御高配を賜りますようお願い申し上げます。

5 主要地方道二戸田子線
下斗米門松地区から上斗米小平地区間約1.4キロメートルの歩道整備

取組状況(方針)

5 主要地方二戸田子線
下斗米門松地区から上斗米小平地区までの歩道整備
御要望の下斗米門松地区から上斗米小平地区の歩道整備については、平成24年度に測量等調査を行い歩道整備の実現の可能性等について検討していくこととしています。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:B

岩手県が管理する道路の整備について

要望内容

6 一般県道二戸軽米線
また、市内の県管理の道路には狭隘な区間や急カーブの区間、歩道のない区間も多数有ります。新幹線の開業や企業への通勤者の増加による交通量の増大、また児童や高齢者の交通弱者の安全確保のため道路改良及び歩道設置が求められています。これらのことから、市民の安全・安心の確保のため下記路線の整備ついて特段の御高配を賜りますようお願い申し上げます。

6 一般県道二戸軽米線
長嶺交差点から約380メートルの狭隘区間の改良整備

取組状況(方針)

6 一般県道二戸軽米線
長嶺交差点からの狭隘区間の改良整備
長嶺地区については、幅員が狭く交通の隘路区間となっていることから整備の必要性を認識しており、現在調査と合わせ地域住民との話し合いも進めているところです。改良整備については、交通量の推移や公共事業予算の動向等を見極めながら検討していきます。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:C

岩手県が管理する道路の整備について

要望内容

7 一般県道道前浄法寺線
また、市内の県管理の道路には狭隘な区間や急カーブの区間、歩道のない区間も多数有ります。新幹線の開業や企業への通勤者の増加による交通量の増大、また児童や高齢者の交通弱者の安全確保のため道路改良及び歩道設置が求められています。これらのことから、市民の安全・安心の確保のため下記路線の整備ついて特段の御高配を賜りますようお願い申し上げます。

7 一般県道道前浄法寺線
里川目地区から手倉森地区間約7.0キロメートル及び、高原橋から太田地区間
約1.4キロメートルの狭隘区間の改良整備

取組状況(方針)

7 一般県道道前浄法寺線
里川目地区から手倉森地区間及び高原橋から太田地区間までの改良整備
一般県道道前浄法寺線については、漆沢地区において局部的な拡幅のため、平成23年度から一部工事を実施しています。
平成24年度は、引き続き用地買収を実施することと考えています。
その他の地区については、交通量の推移や公共事業予算の動向を見極めながら検討していきますが、早期の事業化は難しい状況です。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:B

岩手県が管理する道路の整備について

要望内容

8 一般県道上斗米金田一線
また、市内の県管理の道路には狭隘な区間や急カーブの区間、歩道のない区間も多数有ります。新幹線の開業や企業への通勤者の増加による交通量の増大、また児童や高齢者の交通弱者の安全確保のため道路改良及び歩道設置が求められています。これらのことから、市民の安全・安心の確保のため下記路線の整備ついて特段の御高配を賜りますようお願い申し上げます。

8 一般県道上斗米金田一線
牛間木地区から金田一川地区間約3.3キロメートルの狭隘区間の改良整備

取組状況(方針)

8 一般県道上斗米金田一線
牛間木地区から金田一地区までの改良整備
牛間木地区から金田一地区までは、交通量の推移や公共事業予算の動向等を見極めながら検討していきますが、早期の事業化は難しい状況です。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:C

地域医療の充実確保について

要望内容

岩手県立二戸病院は、地域における中核的病院として、地域住民の医療の拠点となっており、市が実施する検診等結果に基づく精密検査の実施などにも多大な御協力をいただいております。
しかしながら、平成23年度より常勤医師が2名の減少していることに加え、小児科医師の不足や4診療科における常勤医師の不在などによって多忙や診察、検査量の限界などが懸念されております。
つきましては、二戸地域にとって県立病院は地域医療の中枢であり、その機能強化が強く求められていることから、地域の安全・安心の確保と充実を図るため、常勤医師の確保について対策を講じられますよう要望します。

取組状況(方針)

岩手県立二戸病院は、二戸保健医療圏の基幹的な病院であり、地域医療を守る砦として県にとっても重要であると考えており、その充実強化に努めているところです。
しかしながら、各診療科における常勤医師の配置及び追加などについては、新臨床研修制度などの影響のほか、派遣元の大学においても医師の絶対数が不足していることなどから、非常に厳しい状態が続いており、要望されているような医療体制の整備が進んでおらず、大変申し訳なく思っています。
今後につきましても、引続き関係大学に対して常勤医師の派遣を要請していくほか、即戦力となる医師の招聘活動等に積極的に取り組んでいきたいと考えています。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:保健福祉環境部
  • 反映区分:B

乳幼児医療費助成制度の拡充について

要望内容

本市の児童に対する医療費助成制度については、岩手県の単独事業である乳幼児医療費助成事業を活用して実施しております。
児童に対する医療費助成は、子育て支援策として期待されており、またその効果も大きくなっております。
市では受給者の負担軽減について市単独での上乗せを実施していますが、財政状況等もあり、市単独ではこれ以上の拡充は困難な状況にあります。
また、今後制度を拡充するためには県からの追加助成が不可欠であります。
つきましては、県においては、現行制度の見直しを行い、児童に対する医療費助成制度のさらなる充実を図られるよう要望いたします。

取組状況(方針)

県による乳幼児医療費の助成制度について、対象年齢の拡大や所得制限の見直しなどを行うことは、現在の厳しい財政状況からいたしますと、直ちに実施することは困難であると考えています。
しかしながら、医療費助成制度は市町村と共同で運営していることから、引き続き市町村と十分協議のうえ、制度のあり方について検討していきます。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:保健福祉環境部
  • 反映区分:C

県境を越えたドクターヘリの運航について

要望内容

ドクターヘリ運航事業につきまして、岩手県においては平成24年5月から運航が開始されました。また、青森県においては、平成21年3月の運航開始以来、早い段階での初期治療開始や短時間での患者搬送により多くの実績を挙げ、現在、平成24年10月を目途に県内二機配備が予定され、準備が進められております。さらに秋田県でも平成24年1月から運航が開始されたことにより、三県ともにドクターヘリ運航体制が確立されたところであります。
青森・秋田・岩手の北東北三県による広域的な運航連携については、平成24年から一年を掛けて協議を行い、具体的結論を出すこととされておりますが、一方、可能な地域から連携を始めることが、より多くの命を救うことにつながり、かつ、限られた医療資源の有効活用にもつながるものと考えます。
青森県ドクターヘリの運航病院のひとつである八戸市立市民病院病院から岩手県北地域へ、あるいは岩手県ドクターヘリの青森県南地域への県境を越えた運航が可能となれば、両地域の医療環境が向上するとともに、両県民に、より効果的に救急医療を提供できると考えられるところであります。
つきましては、岩手県及び青森県ドクターヘリの県境を越えた相互乗り入れについて、早急に岩手・青森の両県で協議し、連携ルールを構築することについて、特段の御高配を賜りますようお願い申し上げます。

取組状況(方針)

ドクターヘリの運航は、原則として当該都道府県の区域内で行われるものですが、広大な県土を有する本県の地理的状況を踏まえると、隣県同士で相互に支援しあう連携体制の構築は重要な検討課題と認識しています。
現在、青森・秋田両県との間で、他県のドクターヘリを要請する際の要件や具体的な手続きなど課題の整理を進めており、平成24年7月下旬には三県の課長レベルの会議を開催して、より具体的な協議を進めることとしています。
こうした協議を着実に進め、できるだけ早い時期に、県境を越えた相互乗入体制を実現できるよう努めていきます。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:保健福祉環境部
  • 反映区分:B

二戸警察署二戸駅前交番の早期整備について

要望内容

二戸警察署庁舎新設移転につきましては、地元要望をお酌み取りいただき、お陰様をもちまして平成22年12月に庁舎移転がなされ、同時に旧二戸警察署庁舎に八幡下交番が開設されたところであり、衷心より感謝申し上げます。
また、平成14年12月の東北新幹線盛岡以北の開業以来、当市の二戸駅は年間約48万人の方々から利用されておりますが、幸いにもこれまでは悲惨な凶悪犯罪などは発生しておらず、これも偏に貴職の御尽力の賜物であり、重ねて感謝申し上げます。
しかしながら、近年の犯罪の多様化や交通体系の高速化、高度情報化など社会情勢の変化により、地域住民の安全・安心に対する意識は、より強いものとなっております。
つきましては、県北地区の玄関口でもある二戸駅を含めた地元住民の安全・安心の確保を図る観点から、二戸駅前への交番の新築、配置について、特段の御高配を賜りますようお願い申し上げます。

取組状況(方針)

二戸警察署の庁舎移転に伴う二戸駅周辺及び二戸市中心部の警察力の空洞化を心配される地域住民の方々からの強い要望もあり、二戸警察署の移転と同時に、当面、その跡地庁舎を活用し、八幡下交番を開設しているところです。
二戸駅周辺への交番の新築、設置については、御要望の趣旨を深く認識し引き続き検討していきたいと考えています。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:経営企画部
  • 反映区分:B

二戸消費生活センターの運営にかかる財政支援について

要望内容

消費生活センターは、昨今の悪徳商法、多重債務、架空請求、振り込め詐欺など多様化、複雑化する消費者問題から住民を守るという大変重要な役割を担う機関であります。
当市では、平成21年9月の消費者安全法施行を受け、平成22年4月1日より二戸消費者生活センターを管内3町村の事務委託を受けて設立したところであります。
設立に際しましては、二戸管内住民を対象とする機関であることから、利用者の利便性を考慮し、特に、岩手県当局の格別なる御理解と御配慮を賜り、岩手県二戸地区合同庁舎1階に事務所を開設することができました。
また、地方消費者行政活性化基金等を原資とした補助金により事務所設置、消費者啓発、相談員育成に係る研修等を実施し、さらに、相談員人件費補助制度の創設により岩手県内でもいち早く広域的なセンターの設置ができたものと感謝申し上げます。
しかしながら、現行の補助制度は平成24年度までとなっており、消費生活センターを存続する上で、本補助制度は不可欠なものとなっていることから、平成25年度以降につきましても同様の支援を継続されますよう、特段の御高配を賜りますようお願い申し上げます。

取組状況(方針)

市町村の設置した消費生活センターの運営に対しては、国の定めた「地方消費者行政強化のための集中育成・強化期間」に合せて創設された地方消費者行政活性化交付金を原資とした「地方消費者行政活性化基金」を創設し、補助を行っています。上記期間の終了後の地方消費者行政に対する財政支援を含めた国の取組については、現在消費者庁において検討中と聞いています。
県としては、国に対し、必要な財政的支援、特に人件費補助を継続するよう提言・要望し、今後の動向を注視していきます。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:経営企画部
  • 反映区分:B

天台寺解体修理事業にかかる財政支援について

要望内容

天台寺は、神亀5年(728年)開山と伝えられ、みちのくの霊山として人々に敬われ親しまれて参りました。
今春聴師や瀬戸内寂聴師の晋山で全国的な知名度も高まり、特に、瀬戸内寂聴師の「青空説法」により多くの拝観者が訪れ、交流人口の拡大への期待も大きくなったところであります。
このように天台寺は、貴重な文化遺産であるとともに、当市の地域振興あるいは観光振興の核となるものであります。
また、世界遺産登録された平泉と歴史的な繋がりが強く、県北部の観光拠点となる岩手県を代表する文化遺産でもあります。
しかしながら、国の重要文化財である本堂、仁王門は、老朽化が著しく、その修復は緊急の課題となっております。
修復に係る総事業費は4億円を超える見通しであり、このうち約1億円を当市及び天台寺で負担する必要があるものの、いずれも厳しい財政状況にあります。
つきましては、天台寺を核とした地域振興や交流拡大を図るため、解体修理事業にかかる補助金交付等の財政支援について、特段の御配慮を賜りますようお願い申し上げます。

取組状況(方針)

天台寺は、国の重要文化財であり、県北部の地域振興や観光振興の拠点として重要な文化遺産であると認識しています。
文化財保護に係る支援事業につきましては、国庫補助事業の導入に当たり、担当部局では可能な限り有利な補助率が適用されるよう、国との協議に臨むこととしているところです。
なお、天台寺を県北地域の振興を図るための中核素材として位置づけ、関係者が一体となり、他の優れた地域資源と組合わせ、より魅力ある観光エリアが形成されるよう具体的な方策を検討していきたいと考えています。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:経営企画部
  • 反映区分:C

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