平成24年度九戸村からの要望(平成24年8月9日受理)

ID番号 N5456 更新日 平成26年1月17日

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平成24年度に受理した市町村からの要望を公表しています。

凡例

  • 要望件名は、要望内容の要旨です。
  • 取組状況は、回答時点における県の取り組みの状況です。
  • 振興局等名、担当所属名は、要望内容を担当する部署です。
  • 反映状況の区分は、次のとおりです。
    A:要望の趣旨に沿って措置したもの
    B:実現に努力しているもの
    C:当面は実現できないもの
    D:実現が極めて困難なもの
    S:その他

1 九戸インター工業団地への企業誘致促進について

要望内容

九戸インター工業団地は、二戸市と久慈市の中間に位置し、車で八戸自動車道九戸インターチェンジまで3分、東北新幹線二戸駅まで30分と交通条件に恵まれております。
現在、当工業団地では食品関連業者など5社が操業し、その周辺地区には産業廃棄物処理施設「いわて第2クリーンセンター」や廃棄物リサイクル関連企業が立地しております。
最近、この工業団地内の企業においても、国際競争の激化や円高等で撤退を余儀なくされるような状況も発生し、村民の雇用環境は厳しさを増しております。
このような状況の下、本村では、地域の活性化のため企業誘致を村政の重要課題と位置づけ、雇用機会の拡大と村民所得の向上を図って参りたいと考えております。
そのため、村では工場設置奨励条例を制定し、課税免除、利子補給、雇用奨励金の交付など独自の立地支援制度を整備し支援体制を取っているところです。
さらに、この工業団地は、県の「特定区域における産業の活性化に関する条例」に基づく支援地域に指定されるとともに、国の「企業立地促進法」による指定も受けていることから、国、県、村が一体となって企業誘致活動ができる環境は整っております。
村としてはこれらの立地条件の優位性を生かし、県当局の御指導を仰ぎながら企業誘致活動に取り組んで参る所存ですので、九戸インター工業団地及び周辺地区の企業誘致につきまして、特段のご高配を賜りますようお願いいたします。

取組状況(方針)

県では、平成18年度から企業立地推進課内に県北・沿岸支援チームを設置し、「食産業」などの地域資源を生かし得る企業の誘致に向け、企業アンケートの実施など、重点的に取り組んでいます。
また、「特定区域における産業の活性化に関する条例」等に基づく地方税の減免措置や、北上川流域地域より高い補助率等をPRしながら、今後も積極的に取り組みます。
なお、貴村においては、平成23年度1地域において特定区域の指定を受け、誘致の際における支援策の拡充に取り組まれているところでありますが、特定区域制度は企業誘致に一定の効果を発揮すると考えられることから、引き続き指定地域の拡充についての取り組みもお願いします。
また、企業誘致は、地域の情報発信が重要であり、県としても、情報共有や同行訪問など緊密な連携を図りながら、貴村と一体となって優良企業の誘致に取り組みます。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:経営企画部
  • 反映区分:B

2 岩手県立二戸病院附属九戸地域診療センターの医療体制の充実について

要望内容

岩手県立二戸病院附属九戸地域診療センターは、平成21年4月1日から無床化が実施されたことに伴い、村民や福祉施設の関係者などから夜間・休日の救急医療体制等への不安の声が多く寄せられています。
県立病院が抱える累積損益の問題は承知しており、また、深刻な勤務医不足の問題に対して、医療現場のスタッフがいかに大変な職務に当たっているかは察するに余りあるものと考えております。
岩手県におかれては、県民に等しく医療を受ける機会を保つため、医師の確保に引き続きご努力をいただくとともに、九戸村にとって唯一の大切な医療機関である九戸地域診療センターの医療体制の充実について御配慮を賜りますようお願い申し上げます。

取組状況(方針)

九戸地域診療センターにつきましては、地域における大切な医療機関であると認識しており、常勤医師2名の配置に加え、二戸保健医療圏内の他の県立病院からの応援により、診療体制の充実に取り組んできたところです。
今後におきましても、他病院からの応援により外来診療体制の確保を図るほか、即戦力医師の招聘活動にも、積極的に取り組んでいきたいと考えています。
なお、九戸地域診療センターにつきましては、危機的な医師不足の中、限られた医療資源のもとで良質な医療を提供するために、平成21年4月に病床を休止したところですが、こうした状況につきましては、現在も変わらないものと認識しており、県として病床を確保することは難しい状況となっていますので御理解願います。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:保健福祉環境部
  • 反映区分:B

3 国道340号の歩道整備について

要望内容

国道340号の歩道設置につきましては、鋭意整備を進めていただいており、平成22年度に山根地区の歩道整備が開始されたことに伴い、地区住民の交通安全が確保されることと期待しております。
しかし、村内の国道340号には歩道が未整備となっている道地、戸田の2地区が残っており、これらの区間はいずれも小中学校の通学路として、地域住民の生活道として利用されておりますが、幅員が狭く歩行スペースが確保できず、歩行者にとりまして危険な状況となっております。
地域住民の交通安全確保、道路環境向上のため、歩道未設置区間を早期に解消されますよう要望いたします。

取組状況(方針)

御要望の山根地区の歩道整備については、現在、補償物件の再積算や修正設計箇所の用地測量を実施しているところであり、作業終了後地元説明を経て用地買収に着手したいと考えています。また、平成23年度買収した一部箇所においては、平成24年度に歩道工事を実施する予定です。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:B

3 国道340号の歩道整備について

要望内容

国道340号の歩道設置につきましては、鋭意整備を進めていただいており、平成22年度に山根地区の歩道整備が開始されたことに伴い、地区住民の交通安全が確保されることと期待しております。
しかし、村内の国道340号には歩道が未整備となっている道地、戸田の2地区が残っており、これらの区間はいずれも小中学校の通学路として、地域住民の生活道として利用されておりますが、幅員が狭く歩行スペースが確保できず、歩行者にとりまして危険な状況となっております。
地域住民の交通安全確保、道路環境向上のため、歩道未設置区間を早期に解消されますよう要望いたします。

取組状況(方針)

道地、戸田の2地区については、今後の交通量の推移、地域の沿道状況や県全体の進捗等を踏まえて検討していきますが、早期の事業化は難しい状況です。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:C

4 国道340号の改良整備について

要望内容

国道340号は、九戸村の幹線道路であり物資の輸送路、通勤通学路としての役割を担うとともに、平成24年度からは、復興道路としての役割も新たに加わり、より「安全」の確保及び「交通ネットワーク」に欠かせない重要な路線としての位置づけとなりました。
その中で、当村の泥ノ木地区が復興支援道路として計画され、事業が開始される運びとなり、地区住民の交通安全が確保されることと期待しております。
しかし、当村の中心地であり、商業地となっている伊保内地区、及び主要地方道と340号の交差する長興寺地区はともに、通学路指定となっているにも関わらず、旧規格のままで幅員が狭く歩道も未設置であり、「いわて第2クリーンセンター」への廃棄物運搬車など、大型車両のすれ違いに苦慮し、通学の際の児童・生徒及び高齢者にとって大変危険な状況となっております。
伊保内地区につきましては、子供たちや高齢者が安心して通学・買い物できる道路環境の整備を、長興寺地区につきましては大型車両に対応した幅員の確保と児童・生徒及び高齢者の安全確保のための歩道設置等、両地区の状況に対応した整備を早期に実施していただきますよう要望いたします。

取組状況(方針)

伊保内地区の道路環境整備
伊保内地区の道路環境整備については、平成23年度に伊保内地区の代表の方々や交通安全関係者の皆様に御参加をいただき「伊保内まちづくり懇談会」を開催しました。
参加者の方々からの御意見を踏まえ、平成23年度から流雪溝(りゅうせつこう)の補修等に着手したところであり、既設歩道の段差解消など歩行者が安心して通行できる道路環境の整備に努めていきます。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:B

4 国道340号の改良整備について

要望内容

長興寺地区につきましては大型車両に対応した幅員の確保と児童・生徒及び高齢者の安全確保のための歩道設置等、両地区の状況に対応した整備を早期に実施していただきますよう要望いたします。

取組状況(方針)

長興寺地区
幅員が狭く、歩道も設置されていないことから整備の必要性を認識しているところです。平成23年度に地域住民と道路整備についての意見交換会を開催し、その内容を考慮しながら整備方針を検討しています。
この地区の改良整備については、交通量の推移や公共事業予算の動向等を見極めながら検討していきますが、早期の事業化は難しい状況です。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:C

5 二級河川瀬月内川の河川改修について

要望内容

二級河川瀬月内川の改修につきましては、一般河川改修事業や総合流域防災事業等により整備いただいたところであり、深く感謝申し上げます。
また、たびたび発生する洪水災害の復旧につきましても、早急な対応をいただき、当面の危険は除かれたものと思っております。
しかし、流域のなかには依然として、台風や大雨による増水時の氾濫が憂慮される場所が多数見受けられます。
今後の重大災害の発生を未然に防止するためにも、早期の河川改修整備を進めていただきますよう要望いたします。

取組状況(方針)

二級河川瀬月内川については、九戸村の中心市街地である伊保内地区において、治水上の障害となっていた蒔田橋の架け替えや取水施設の撤去を行い、せき上げによる洪水被害の軽減を図ってきました。
今後も障害物の除去や河道掘削を行い、洪水の防止に努めていきます。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:B

6 岩手県立伊保内高等学校の存続について

要望内容

岩手県教育委員会が平成23年度に策定を予定しておりました「第二次県立高等学校整備計画(仮称)」は、平成23年3月11日発生した東北地方太平洋沖地震及び津波による甚大な被害と影響を踏まえ、平成23年度中の策定は見送られました。
平成22年度において、策定に向け県内9ブロックに分けて実施された地域検討会議、地域別懇談会では数多くの意見が出されておりますが、今や高校進学率は100パーセントに近く、高校教育なしには県土の均衡ある発展や県北沿岸格差の是正も一層困難なものになって参ります。
当村に設置されている県立伊保内高等学校は、小規模校ながら弓道部をはじめ野球部などの盛んな各部活動、30年を超える地域読書活動、地域食材に取り組んでいる家庭科活動や卒業後の進路についても地域に密着した確実な実績を積み上げており、当村住民の寄せる期待は誠に大きいものがございます。
震災の復興とともに第二次県立高等学校整備計画も早々の策定が思料されますが、先の地域懇談会等の意見を尊重しながら、県及び県教育委員会におかれましては、効率性一辺倒に偏ることなく、人口密度の低い郡部及び小規模校のかかる事情を配慮のうえ、県立伊保内高等学校をはじめ小規模校の存続について御理解賜りますよう、お願い申し上げます。

取組状況(方針)

平成23年度上半期において、「第二次県立高等学校整備計画(仮称)」を策定することとしていましたが、東日本大震災津波の発生に伴い、策定を見送っている状況です。
今後、県内各ブロックにおける、震災後の児童・生徒数の動向・推移や被災地における復興の状況等を見据えながら策定の時期を調整し、改めて高校及び学科の配置について検討することとしています。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:県北教育事務所
  • 反映区分:B

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