平成24年度軽米町からの要望(平成24年7月30日受理)

ID番号 N5455 更新日 平成26年1月17日

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平成24年度に受理した市町村からの要望を公表しています。

凡例

  • 要望件名は、要望内容の要旨です。
  • 取組状況は、回答時点における県の取り組みの状況です。
  • 振興局等名、担当所属名は、要望内容を担当する部署です。
  • 反映状況の区分は、次のとおりです。
    A:要望の趣旨に沿って措置したもの
    B:実現に努力しているもの
    C:当面は実現できないもの
    D:実現が極めて困難なもの
    S:その他

企業誘致に係る支援について

要望内容

(要旨)
企業の誘導並びに企業情報の提供等、企業誘致の推進について、特段の御高配を賜りますよう要望申し上げます。

(理由)
軽米町では、若者が職を求めて町外に流出するなど、人口減少が進行しており、また、少子高齢化社会の中、地域経済の活性化を図るためには、地場産業の振興とともに企業誘致を重要課題として取り組んでおります。
当町の企業誘致の状況は、昭和42年以降に県の斡旋をいただき誘致した企業が4社、町が誘致した企業が7社で、計11社の企業立地がありましたが、その後6社が閉鎖となり、現在では5社が町の中心的企業として操業しております。
また、平成12年度に工業団地を整備し、平成13年に同団地へ1社の企業立地となりましたが、その後は未分譲のままとなっており、中々企業立地が進まない状況にあります。
このような状況の中、町では条例に基づく課税免除や奨励金、補助金などの支援体制を整備し、さらには、平成24年より県の「特定区域における産業の活性化に関する条例」に基づく指定をいただいたことにより、各種支援が可能となっております。
今後とも、工業の振興、雇用機会の拡大及び雇用の場の確保等により、若年層の定住化を図るため、八戸経済圏域の企業訪問や既存立地企業本社の訪問等、企業誘致の推進に取り組んでまいりたいと考えておりますので、県北地域をはじめとする当町への企業の誘導並びに企業情報の提供など、雇用機会の創出となる企業誘致の推進の御支援について、特段の御高配をお願い申し上げます。

取組状況(方針)

県では、平成18年度から企業立地推進課内に県北・沿岸支援チームを設置し、「食産業」などの地域資源を生かし得る企業の誘致に向け、企業アンケートの実施など、重点的に取り組んでいます。
また、「特定区域における産業の活性化に関する条例」に基づく地方税の減免措置や、北上川流域地域より補助率の高い制度等、各制度をPRしながら、今後も積極的に取り組みます。
なお、貴町においては、平成23年度2地域において特定区域の指定を受け、誘致の際における支援策の拡充に取り組まれているところでありますが、特定区域制度は企業誘致に一定の効果を発揮すると考えられることから、引き続き指定地域の拡充についての取り組みもお願いします。
また、企業誘致は、地域の情報発信が重要であり、県としても、情報共有や同行訪問など緊密な連携を図りながら、貴町と一体となって優良企業の誘致に取り組みます。

  • 県北広域振興局
  • 経営企画部
  • B

国道340号線の改良整備について

要望内容

(要旨(1))
国道340号線外川目地区について、ルート変更を伴った改良整備について、特段の御高配を賜りますよう要望申し上げます。

(理由)
町内の国道340号線と国道395号線の重用区間のうち、特にも外川目地区は急勾配のうえ、急カーブが連続している路線形のため、カーブでのすれ違いなどに支障を来している状態であります。
本線は、当町にとって隣接する市町村との経済交流、産業・観光の振興に係る重要路線としての役割が大きく、今後ますますその利用の増大が見込まれております。
また、八戸自動車道軽米インターチェンジに間近いところから、交通量の増大及び車両の大型化への対応のため、ルート変更を伴った改良整備について、特段の御高配をお願い申し上げます。

取組状況(方針)

外川目地区
外川目地区については、交通量の推移や公共事業予算の動向を見極めながら検討していきますが、早期の事業化は難しい状況です。

  • 県北広域振興局
  • 土木部
  • C

国道340号線の改良整備について

要望内容

(要旨(2))
国道340号線駒板地区について、安全通行並びに高速交通時代に対応したルート変更を伴う早期改良整備について、特段の御高配を賜りますよう要望申し上げます。

(理由)
国道340号線は、葛巻町から九戸村を経て八戸市へ通じる経済、観光、文化等振興において重要な役割を担っており、また、沿線住民の生活基盤、小中学校の通学路として依存度の高い路線であります。
岩手県におかれましては、この路線の整備計画説明会を開催され整備に向け、進めていただいていることに感謝申し上げます。
つきましては、安全通行並びに高速交通時代に対応した改良整備について、早期に整備されますよう特段の御高配をお願い申し上げます。

取組状況(方針)

駒板地区
平成24年度に新規事業化し、平成24年度は道路詳細設計、用地測量を実施する予定です。早期に事業効果が発現できるよう、引き続き整備推進に努めていきます。

  • 県北広域振興局
  • 土木部
  • B

国道395号線小玉川地区の改良整備について

要望内容

(要旨)
国道395号小玉川地区の早期改良整備について、特段の御高配を賜りますよう要望申し上げます。

(理由)
本路線は、国道45号線と八戸自動車道及び国道4号線を結び、また、東北新幹線二戸駅に直結する重要な幹線道路であり、久慈地方と二戸地方を結ぶ産業経済、文化交流、災害時の緊急輸送路の大動脈であります。
近年、県単道路改良事業等により整備が進められているところですが、路線内には急カーブ等の箇所が残っており見通しが悪く、特に冬期間には路線凍結等による交通事故が多発し、危険性の高い箇所もあることから、早期改良が強く望まれています。
つきましては、交通の完全性を確保するため、早期に整備くださるよう特段の御高配をお願い申し上げます。

(要望区間)
洋野町平根から軽米町赤石峠までの約1.8キロメートルの拡幅改良

取組状況(方針)

洋野町平根から軽米町赤石峠地区の拡幅改良については、交通量の推移や公共事業予算の動向等を見極めながら検討していきますが、早期の事業化は難しい状況です。

  • 県北広域振興局
  • 土木部
  • C

主要地方道軽米名川線の改良整備について

要望内容

(要旨)
主要地方道軽米名川線の未整備部分に係る整備について、特段の御高配を賜りますよう要望申し上げます。

(理由)
主要地方道軽米名川線は、当町と青森県南部町とを結ぶ唯一の幹線道路であり、古くから当町と産業・経済などの各分野にわたり交流のある路線であります。
これまでのこの路線の整備については、岩手県より種々の御高配を賜わって参りましたことに対しまして、心より感謝申し上げます。
しかし、向高家地区から苅敷山地区までの区間の中で、向高家地区の一部は、幅員が狭く、急カーブとなっており大型車両のすれ違いが出来ない状況となっております。
残されました未整備区間の整備は、地域活性化に果たす役割も非常に大きいことから、財政事情厳しい状況とは存じますが、経

(要望区間)
向高家地区 延長 300メートル

取組状況(方針)

向高家地区は、かつて道路整備を進めていたところですが、用地買収等困難な区間があり整備を中断した経緯があります。今後、交通量の推移や公共事業予算の動向等を見極めながら検討していきますが、早期の事業化は難しい状況です。

  • 県北広域振興局
  • 土木部
  • C

二級河川瀬月内川の河川改良について

要望内容

(要旨)
洪水被害防止のため二級河川瀬月内川の河川改良について、特段の御高配を賜りますよう要望申し上げます。

(理由)
瀬月内川は、久慈市を源流に軽米町を通り、太平洋に注ぐ二級河川となっておりますが、現在まで大きな河川改修もなく、平成11年10月には、雪谷川と同様に200年に一度とも言われる豪雨による甚大な被害を受けたことから、地域住民から安全で安心して暮らせるよう強く要望されているところであります。
特にも、高家地区から尾田地区の区間の瀬月内川は、河川の流下断面が小さく、また、堆積された石が多くあり、降雨による家屋や田畑の浸水被害が多く発生している状況であります。
つきましては、「災害に強いまちづくり」を目指す当町としては、高家地区から尾田地区までの未整備区間を河川整備基方針に組

(要望区間)
高家地区から尾田地区 延長 2,300メートル

取組状況(方針)

瀬月内川の高家地区から尾田地区の区間については、長年にわたる土砂の堆積が見られることから、当面、浸水被害の軽減のため、順次河道掘削を実施することとしています。
また、河川改修については、当該地区の浸水被害実績や流域の状況等を考慮しながら測量調査を実施し、事業導入の可能性について検討していきます。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:B

岩手県代行事業の新規採択について(深渡橋架替)

要望内容

(要旨)
町道板橋米田岡堀線の雪谷川ダムに架設されている「深渡橋架替事業」の岩手県代行事業による施工について、特段の御高配を賜りますよう要望申し上げます。

(理由)
町道板橋米田岡堀線は、主要地方道戸呂町軽米線上舘地区を起点とし、雪谷川ダム、米田地区を通り緑資源幹線林道八戸・川内線に至る、定期バスやスクールバスが運行される重要な幹線町道となっております。
本路線の沿線には、雪谷川ダムフォリストパーク・軽米があり、5月には15万本のチューリップが咲き乱れ、多くの観光客が利用される路線であり、多くの車両に利用されております。
また、大規模なブロイラー施設などの農畜産施設もありますが、橋梁の老朽化や幅員など、農産物の物流に支障をきたしている状況となっております。
これまで、町として岩手県代行事業による橋梁整備に併せるように両端の道路整備を進めてきたところでありますが、平成11年10月には豪雨による甚大な被害を受けた大災害により、計画していた岩手県代行事業がなくなり現在に至っております。
つきましては、財政事情厳しい状況とは存じますが、救急医療、産業輸送路、通勤通学さらに観光地へのアクセスなど、その効果が大いに期待されることから、早期に岩手県代行事業として新規採択し、実施されますよう特段の御高配をお願い申し上げます。

(要望箇所)
深渡橋 橋長 L=120メートル

取組状況(方針)

県代行事業の採択については、地域の沿道状況や県全体の道路整備計画等を踏まえて検討していきますが、早期の事業化は難しい状況です。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:C

町道観音林線、町道参勤街道線の県道昇格について

要望内容

(要旨)
岩手県軽米町と青森県八戸市南郷区を結ぶ町道観音林線、町道参勤街道線を県道に昇格について、特段の御高配を賜りますよう要望申し上げます。

(理由)
この路線は、岩手県軽米町と青森県八戸市南郷区とを連絡する非常に重要な幹線道路であり、また、隣接する市町村との経済交流並びに産業・観光振興の重要路線として地域開発に果たす役割が大きく、広域的に見ても、今後ますますその利用の増大が見込まれております。
高速交通時代に対応すべく国、県及び関係機関の御指導をいただきながら、関連交通体系の整備を鋭意進めておりますが、産業経済基盤として今後当地域発展への重要な路線でありますので、事情御賢察のうえ本路線を県道に昇格されるよう、特段の御高配をお願い申し上げます。

(要望区間)
県道昇格要望延長 5,258.4メートル

岩手県軽米町管理道路

  • 路線名 観音林線(一部) 延長 480.0メートル
  • 路線名 参勤街道線 延長 4,778.4メートル

取組状況(方針)

県道の認定に当たっては、道路法に規定する要件を具備する路線について、県道として早期に整備、管理する必要性等を総合的に判断した上で行うこととしています。
今後、県が管理している道路や橋梁等の老朽化に伴う維持管理費の増大が見込まれていることもあり、新たな県道認定は難しい状況です。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:C

県立軽米高等学校の教育の充実について

要旨

軽米高校の学級数及び募集定員の決定を慎重に進められることと、教員数と指導力のある教員の配置と加配につきまして、特段の御高配を賜りますよう要望申し上げます。

(理由)
軽米高校では、平成13年度から連携型中高一貫教育を実施し、少子化と時代の要請に応えた特色ある学校づくりに一定の成果を上げております。
また、現在「進学コース及び就職コース」の指導体制をとっており、それは小規模校では非常に有効な体制であり、将来を担う人材育成と多様な進路希望に対応するため、きめ細かな指導がなされてきた成果として、年々学力の向上が図られ地域や保護者からも高い評価が寄せられております。
この体制を持続発展させ、学級数及び募集定員の配置を慎重に進められることと、特色のある学校づくりに向けた教員数と指導力のある教員の配置と加配につきまして、特段の御高配をお願い申し上げます。

取組状況(方針)

  • 学級数、募集定員について
    軽米地域における連携型中高一貫教育は、生徒指導や進路実現など、一定の成果を上げていると認識しています。
    一方、中学校卒業者数の減少もあり、軽米高校の入学者数においては、1学級定員以上の欠員が生じている状況です。
    平成25年度の募集学級数については、過年度の入試結果における定員充足の状況及び今後における地域の中学校卒業生数の見込み等を踏まえて総合的に検討を進めているところです。
    なお、募集学級数の案については、進路選択を間近に控えた中学3年生やその保護者、また中学校、高校などの関係者の皆様方にできるだけ早くお知らせするため、例年、8月中の県議会常任委員会においてお示しの上、公表しています。
  • 教職員の加配について
    教職員の加配については、児童生徒数の減少に伴う学級数の減少や学校統合等による教職員定数の減少により国からの加配定数が減少する中、中高一貫教育を推進し、系統的な指導体制を確立するなどのため、平成24年度は軽米高校に2名、軽米中学校には1名の加配を行ったところであり、現状ではできうる限りの加配となっています。

今後についても、国の標準法をもとに学校の特色、現状等を勘案して配置を検討していきます。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:教育事務所
  • 反映区分:B

小中学校の少人数学級の推進について

要旨

豊かな教育環境を整備するため30人以下学級とすることについて、特段の御高配を賜りますよう要望申し上げます。

(理由)
昨今の社会状況の変化により、学校は一人ひとりの子どもに対するきめ細やかな対応が求められています。
その様な中、岩手県では国の基準より一歩進んだ小学2年及び中学1年に対する35人学級を拡充しており、一定の成果を得ているところです。
しかしながら、実際の現場においては教員の多忙化等により課題解決は困難な状況であるため、早急に全学年を35人学級とするとともに、計画的に30人以下の学級とすることにつきまして、特段の御高配をお願い申し上げます。
また、新たな教職員定数改善計画を実効性あるものとするよう国へ要望いただきたく併せてお願い申し上げます。

取組状況(方針)

本県では、「少人数学級」「少人数指導」「サポート推進事業」の3つの柱から少人数教育を推進しているところであり、実践的検証を行いながら、その充実に努めています。
小学校2年生及び中学校1年生の35人以下学級は、標準法に定められた定数と少人数指導などに対応した加配定数を活用して実施しているものです。
これを全小中学校全学年へ拡大するためには、少人数指導加配を全て少人数学級に振り替えるほか、厳しい財政状況の中でさらなる予算措置が必要となります。
このため、小学校2年生から中学校3年生までの少人数学級の実現に向けた「新たな定数改善計画の策定」について、これまでも国に要望しており、平成24年度も政府予算・要望の中で要望することとしています。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:教育事務所
  • 反映区分:B

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