平成24年度岩手町からの要望(平成24年9月28日受理)

ID番号 N5430 更新日 平成26年1月17日

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平成24年度に受理した市町村からの要望を公表しています。

凡例

  • 要望件名は、要望内容の要旨です。
  • 取組状況は、回答時点における県の取り組みの状況です。
  • 振興局等名、担当所属名は、要望内容を担当する部署です。
  • 反映状況の区分は、次のとおりです。
    A:要望の趣旨に沿って措置したもの
    B:実現に努力しているもの
    C:当面は実現できないもの
    D:実現が極めて困難なもの
    S:その他

主要地方道岩手平舘線の整備促進について

要望内容

(1)新町交差点から城山保育園間の歩道設置
(2)野口町地区の歩道設置
(3)苗代沢橋歩道橋の設置
当該路線は、岩手町の中心部に位置し、周辺に学校、病院、住宅が密集しており、通勤、通学、通院並びに買い物等の日常生活に欠かせない生活路線として活用されています。
新町城山地区には小学校、保育園があり、通学路でありながら歩道が設置されておらず、朝夕の通勤時間帯では交通量も多いことから、通学・通園等歩行者が非常に危険な状態であります。
野口町地区については、道路面と側溝の段差解消を目的に、平成21年度に側溝の入れ替え工事を行っていただきました。
しかしながら、歩行空間の幅員が狭く未だに安全な通学路とはなっておらず、小学生等が危険な状態で通学している状況となっています。
また、苗代沢橋は、過去に補修工事を実施いただき、幅員が6.0メートルから6.4メートルに拡幅したため、車両の通行が大幅に改善され荷重規制も解除になりました。しかしながら、歩行空間の確保には至っておらず、歩行者が危険な状況は改善されていません。
つきましては、同路線3カ所について、早急な整備を要望するものです。

取組状況(方針)

歩道設置については、各地域から多くの要望があることから、必要性や緊急性の高い箇所から整備を進めています。
(1)(2)新町交差点から城山保育園、及び野口町地区の歩道設置については、今後、貴町や地元・警察等と意見を交換しながら、ハード・ソフト両面から歩行者の安全確保の方法を検討していきます。(C)
(3)苗代橋歩道橋の設置については、平成24年度に新規事業として着手し、現在、測量設計調査を実施しています。(B)

  • 振興局名:盛岡広域振興局
  • 担当所属名:土木部岩手土木センター
  • 反映区分:C、C、B

一般国道281号(久ヶ沢から屋敷間)の隘路区間の早期改良整備について

要望内容

一般国道281号は、岩手町と久慈市を結ぶ物流の基幹路線として位置付けられ、観光地である陸中海岸国立公園北三陸地区への最短ルートともなっています。
当該路線の久ヶ沢から屋敷間はカーブが多く、隘路個所が多いため、冬期間の積雪・凍結による交通事故が多発しており、安全で円滑な交通の流れが阻害されています。
通行車両の安全確保と移動時間の短縮による観光人口の拡大、東北新幹線「いわて沼宮内駅」利用客の増大に伴う地域間交流の促進を図るため、一般国道281号(久ヶ沢から屋敷間)の隘路区間の早期改良整備を要望します。

取組状況(方針)

国道281号は、沿岸地域と内陸地域を結ぶ、物流、観光を支える重要な幹線道路であるととともに、「復興道路」と一体となり三陸地域の復興に不可欠な路線であることから、「復興支援道路」と位置づけ、交通隘路の解消や防災対策、橋梁耐震化等を推進することとしています。
大坊地区(岩手町滝から屋敷間)の改良整備については、カーブが連続し難所となっている1.8キロメートルについては平成21年度に事業着手し、平成23年度より改良工事を進めています。
また、隣接する残区間についても、現在調査・設計を実施しています。

  • 振興局名:盛岡広域振興局
  • 担当所属名:土木部岩手土木センター
  • 反映区分:B

一般県道藪川川口線の整備促進について

要望内容

当該路線は、岩手町川口地区の東側に位置する南山形地区に通じる地域間を結ぶ重要な生活路線であり、統廃合された南山形小学校、南山形へき地保育所児童の通学路になっているほか、「やまと豚」を出荷している『南山形養豚組合』(従業員数約50人、飼育頭数23,000頭)、「岩手めんこい黒牛」を出荷している『キロサ肉畜生産センター』(従業員数約40人、飼育頭数1,400頭)の輸送路として活用されています。
この路線は重要な路線でありながら狭隘区間や急勾配、急カーブが多く、大型車のすれ違いに支障を来しており、冬期間の走行では凍結による事故が多発しており非常に危険な路線であります。救急医療の観点からも、消防署からの改善の要望があります。

取組状況(方針)

土滝口付近から子九十口間については、幅員が狭くカーブが連続している「雨滝」工区について、地域の実情にあった整備を行なう1.5車線的道路整備として平成24年度新規事業着手し、現在は用地測量調査を進めています。
今後も、岩手町や地域住民の皆様の御協力を頂きながら、整備推進に努めていきます。

  • 振興局名:盛岡広域振興局
  • 担当所属名:土木部岩手土木センター
  • 反映区分:B

一級河川北上川河川改修の早期整備について

要望内容

平成22年7月17日の豪雨により洪水が発生した一級河川北上川において、県では河川改修事業の計画を進めているところですが、再度災害の防止の観点から、改めまして早期改良整備について、特段の配意をお願いします。

取組状況(方針)

平成22年7月の岩手町内のゲリラ豪雨の際には、家屋の浸水、田畑の冠水、国道4号冠水による通行止め等、県民生活に甚大な被害を受けたところです。
この豪雨災害を受け、県では、再度災害を防止するため、平成22年度より岩手町五日市地区から尾呂部地区のL=4.6キロメートル区間において「北上川広域河川改修事業」を導入しました。
平成23年度から、災害推進費も活用し岩手町五日市地区の護岸工事に着手しています。
また、平成24年度は、尾呂部地区や川原木地区の測量調査・設計を進めるとともに、用地取得の進捗を図るために岩手町に用地取得業務を委託するなど、岩手町とともに事業の推進を図っていきます。

  • 振興局名:盛岡広域振興局
  • 担当所属名:土木部岩手土木センター
  • 反映区分:B

県管理河川の維持管理について

要望内容

一級河川北上川は平成22年の豪雨災害を受け、尾呂部・五日市地区間を平成42年までの計画で改修事業を実施していただくこととされております。しかしその上流部の御堂地区・尾呂部地区間については、長年の土砂堆積により河道面積が不足し、増水時には越水が懸念されることから、河川災害の未然防止と環境保全、環境整備の観点から堆積土砂撤去をお願いします。

取組状況(方針)

堆積土砂撤去等の河川維持管理については、河川パトロールや地域住民からの通報をもとに、現地状況に応じて対処しています。
要望区間については、今後も現地の状況を注視しながら、緊急性等を考慮して対応していきます。

  • 振興局名:盛岡広域振興局
  • 担当所属名:土木部岩手土木センター
  • 反映区分:B

2巡目岩手国体に向けてた施設整備について

要望内容

岩手町は、昭和45年の国体ホッケー競技の開催地を契機に、ホッケーが行われ、現在では日本ホッケー協会登録チームが県内21チーム、町内各地区の年代層でホッケーに取り組むチームがあり、町技と位置づけ、町民挙げてその振興にあたっています。
これまで、少年団をはじめ、中学、高校、家庭婦人、社会人、マスターズなど各種大会において、数々の全国優勝を果たし、また、岩手県スポーツ界の牽引役として国体の順位に大きく貢献しております。
しかしながら、近年、他県では県営の人工芝競技施設の整備が進み、競技力が著しく向上しており、本県においても2巡目岩手国体に向けて更なる競技力向上が必要であります。本町においては、人工芝グラウンド1面を活用し、競技力向上に努めておりますが、小学校、中学校、高等学校、社会人、成年、マスターズ、各年代層に加え、町内はもとより矢巾町、花巻市、県外等からの遠征など、人工芝グラウンドの使用予定が増加・重複し、利用調整をしながら各種別の選手強化を行っている状況であり、既存の人工芝1面だけでは既に不足を生じているところであります。
2巡目岩手国体のホッケー会場として、国体施設基準である人工芝グラウンド2面が必要という条件については、震災害の影響により緩和される見通しでありますが、岩手国体に向けて競技力向上・強化を図るために人工芝グラウンドの整備が必要不可欠であります。
よって、早期の県営人工芝グラウンドの整備を要望します。もし、県営人工芝グラウンドが早期に完成できない場合には、2巡目岩手国体に向けた競技力向上、また、国体開催時においても、悪天候による夜間試合への日程変更が想定され、ナイター照明整備が必要となることから、岩手町ホッケー場へのナイター照明設置に対する財政支援を要望します。
また、国体開催のため必須要件である既存の町ホッケー場の人工芝張替えについては、平成24年7月に制定された、第71回国民体育大会市町村競技施設整備費補助金を活用した整備を今後、県と協議してまいる考えです。

取組状況(方針)

県営ホッケー場の整備については、本県における現下の厳しい財政状況などから、困難な状況にあります。(D)
岩手町ホッケー場へのナイター照明の設置については、常設の照明設備の設置は困難ですが、国体ホッケー競技の開催に当たり、競技施設基準上はナイター照明設備の項目はないものの、中央競技団体正規視察の際に「競技会の円滑な運営に必要である」旨の指摘があったことから、先催県の例も参考に、仮設による整備に向けて、市町村への財政支援を検討していきます。(B)

  • 振興局名:盛岡広域振興局
  • 担当所属名:経営企画部、盛岡教育事務所
  • 反映区分:D、B

野菜価格安定対策及び農業経営安定化対策への支援について

要望内容

本町は、県内一の野菜総合産地を誇っており、特にも、本町を中心に生産されている、岩手のブランドキャベツ「いわて春みどり」は、6年連続で販売額10億円を達成しています。
このような中、平成24年産の野菜については、全国的に好天が続いた影響から豊作基調となり、さらに猛暑による消費の低迷から価格が暴落しています。特にも本町の主力作物であるキャベツの単価は、平年と比較し7割程度となっており、盆前には平年の半値以下まで下落しました。このままの状況が続けば、農家所得の大幅な減収が予想され、極めて憂慮すべき状況です。
本町といたしましては、農業経営の安定化を図るため、野菜価格安定対策や生産資材等への助成対策を実施するとともに、今後においても野菜価格の低迷が長期化し、次年度への再生産が困難となった場合には、農業団体(JA)と連携のうえ、低利な融資資金を創設のうえ利子に係る2分の1を助成することを検討しています。
県におかれましては、県内野菜全般にわたって、猛暑と少雨による生育不良や価格低迷により、農業経営が厳しくなっていることから、消費拡大へのPRを含め、野菜の価格安定対策及び農業経営の安定化対策に対しまして、特段の御配慮と御支援を賜りたく要望します。

取組状況(方針)

キャベツの価格安定対策については、過去の平均価格の9割を下回った場合、差額の80%が補給金として交付される事となっており、平成24年度の価格低迷に伴って平成24年7月末現在で約3,700万円交付されています。
野菜農家の経営安定については、価格低迷に伴い経営環境が悪化している農業者に対する資金の円滑な融通、既貸付金の償還猶予等について金融機関に通知したところです。
また、消費者へのPRについては生産者団体が中心となってキャベツの消費拡大イベントを開催しているところであり、県としても岩手町が進めるキャべタリアン宣言の町づくりなど消費拡大対策を引き続き支援していきます。

  • 振興局名:盛岡広域振興局
  • 担当所属名:農政部
  • 反映区分:B

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