平成23年度軽米町からの要望(平成23年8月1日受理)

ID番号 N5493 更新日 平成26年1月17日

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平成23年度に受理した市町村からの要望を公表しています。

凡例

  • 要望件名は、要望内容の要旨です。
  • 取組状況は、回答時点における県の取り組みの状況です。
  • 振興局等名、担当所属名は、要望内容を担当する部署です。
  • 反映状況の区分は、次のとおりです。
    A:要望の趣旨に沿って措置したもの
    B:実現に努力しているもの
    C:当面は実現できないもの
    D:実現が極めて困難なもの
    S:その他

1 企業誘致に係る支援について

要望内容

当町の企業誘致の状況は、昭和42年以降に県の斡旋をいただき誘致した企業が4社、町が誘致した企業が6社で、計10社の企業立地がありましたが、その後5社が閉鎖となり、現在では5社が町の中心的企業として操業し、町内雇用の場の確保等地域経済に大きな役割を果たしております。
平成12年度に工業団地を整備し、平成13年に同団地へ1社の企業立地となりましたが、その後は未分譲のままとなっております。
また、当町としましては、さらに工業の振興、雇用機会の拡大及び雇用の場の確保等により、若年層の定住化を図るため、八戸経済圏域の企業訪問や既存立地企業本社の訪問等、企業誘致の推進に取り組んでいるところではありますが、その後の企業立地が進まない状況にあります。
つきましては、県北地域をはじめとする当町への企業の誘導並びに企業情報の提供など、雇用機会の創出となる企業誘致の推進のご支援について、特段のご高配をお願い申し上げます。

取組状況(方針)

県では、企業立地推進課内に設置した県北・沿岸支援チームを中心に誘致活動に努めているところであるが、特にも県北地域産業活性化基本計画の指定集積業種でもある「食産業」などの地域特性を生かすことのできる企業の誘致に向け企業アンケートを実施するなど、重点的に取組みを行っています。
また、「特定区域における産業の活性化に関する条例」に基づく地方税の減免措置や、北上川流域地域より高いインセンティブを設定している補助制度をPRしながら、今後も企業誘致に積極的に取組みを行います。
なお、特定区域制度が企業誘致に関して一定の効果を発揮すると考えられることから、貴町においても、特定区域の指定について取組みをお願いします。また、企業誘致は、地域の特色を打ち出した情報の発信が重要な決め手となるものであり、県としても、関連情報の共有や同行訪問など緊密な連携を図りながら、貴町と一体となって優良企業の誘致に取組んでいきます。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:経営企画部
  • 反映区分:B

2 岩手県軽米町と青森県八戸市南郷区を結ぶ町道観音林線、町道参勤街道線の県道昇格について

要望内容

(要旨)
町道観音林線、町道参勤街道線は、岩手県軽米町と青森県八戸市南郷区とを連絡する幹線道路であり、また、隣接する市町村との経済交流並びに産業・観光振興の重要路線として地域開発に果たす役割が大きく、今後ますますその利用の増大が見込まれております。
高速交通時代に対応すべく国、県及び関係機関のご指導をいただきながら、関連交通体系の整備を鋭意進めておりますが、産業経済基盤として今後当地域発展への重要な路線でありますので、事情ご賢察のうえ路線を県道に昇格されるよう、特段のご高配をお願い申し上げます。

(要望区間)
県道昇格要望延長 5,258.4メートル

岩手県軽米町管理道路

  • 路線名 観音林線(一部) 延長 480メートル
  • 路線名 参勤街道線 延長 4,778.4メートル

取組状況(方針)

県道昇格に関する御要望のルートは、本県県北地域と隣県八戸市を近距離で結び、産業や観光振興に資する主要ルートであると認識しておりますが、県道の認定にあたっては、道路法に規定する要件を満たすとともに、県道として早期に整備、管理する必要性等を総合的に判断して認定することとしております。
今後、県が管理している道路や橋梁等の施設の老朽化に伴う維持管理費の増大が見込まれていることもあり、新たな県道認定は難しい状況です。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:C

3 国道340号線の改良整備について

要望内容

  1. 国道340号線外川目地区について
    町内の国道340号線と国道395号線の重用区間のうち、特にも外川目地区は勾配のうえ、カーブが連続している路線形のため、カーブでのすれ違いなどに支障を来している状態であります。
    本線は、当町にとって隣接する市町村との経済交流、産業・観光の振興に係る重要路線としての役割が大きく、今後ますますその利用の増大が見込まれております。
    また、八戸自動車道軽米インターチェンジに間近いところから、交通量の増大及び車両の大型化への対応のため、ルート変更を伴った改良整備について、特段のご高配をお願い申し上げます。
  2. 国道340号線駒板地区について
    国道340号線は、葛巻町から九戸村を経て八戸市へ通じる経済観光、文化等振興において重要な役割を担っており、また、沿線住民の生活基盤として依存度の高い路線であります。
    今現在、岩手県におかれましては、この路線の整備計画説明会を開催され整備に向け、進めていただいていることに感謝申し上げます。つきましては、安全通行並びに高速交通時代に対応した改良整備について、早期に整備されますよう特段のご高配をお願い申し上げます。

取組状況(方針)

外川目地区については、交通量の推移や公共事業予算の動向等を見極めながら検討していきますが、早期の事業化は難しい状況です。
駒板地区については、急カーブで幅員が狭くなっていることから、整備の必要な区間と認識しており、現在、調査を進めているところです。
当該地区の改良整備については、交通量の推移や公共事業予算の動向等を見極めながら検討していきます。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:C

4 国道395号線小玉川地区の改良整備について

要望内容

当該路線は、国道45号線と八戸自動車道及び国道4号線を結び、また、東北新幹線二戸駅に直結する重要な幹線道路であり、久慈地方と二戸地方を結ぶ産業経済、文化交流、災害時の緊輸送路の大動脈であります。
近年、県単道路改良事業等により整備が進められているところですが、路線内にはカーブ等の箇所が残っており見通しが悪く、特に冬期間には路線凍結等による交通事故が多発し、危険性の高い箇所もあることから、早期改良が強く望まれています。
つきましては、交通の完全性を確保するため、下記箇所について早期に整備くださるよう特段のご高配をお願い申し上げます。

(要望区間)
洋野町平根から軽米町赤石峠までの約1.8キロメートルの拡幅改良

取組状況(方針)

洋野町平根から軽米町赤石峠地区の拡幅改良については、交通量の推移や公共事業予算の動向等を見極めながら検討していきます。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:C

5 主要地方道軽米名川線の改良整備について

要望内容

主要地方道軽米名川線は、当町と青森県南部町とを結ぶ唯一の幹線道路であり、古くから当町と産業・経済などの各分野にわたり交流のある路線であります。
これまでのこの路線の整備については、岩手県より種々のご高配を賜わって参りましたことに対しまして、心より感謝申し上げます。
しかし、向高家地区から苅敷山地区までの区間の中で、向高家地区の一部は、幅員が狭く、カーブとなっており大型車両のすれ違いが出来ない状況となっております。
残されました未整備区間の整備は、地域活性化に果たす役割も非常に大きいことから、財政事情厳しい状況とは存じますが、経済交流、産業振興並びに地域住民の利便性の向上のためにも、早期に整備くださるよう特段のご高配をお願い申し上げます。

(要望区間)
向高家地区 延長 300メートル

取組状況(方針)

向高家地区は、かつて道路整備を進めていたところですが、用地買収等困難な区間があり整備を中断した経緯があります。今後、交通量の推移や公共事業予算の動向等を見極めながら検討していきますが、早期の事業化は難しい状況です。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:C

6 二級河川瀬月内川河川改良について

要望内容

瀬月内川は、久慈市を源流に軽米町を通り、太平洋に注ぐ二級河川となっておりますが、現在まで大きな河川改修もなく、平成11年10月には、雪谷川と同様に200年に一度とも言われる豪雨による甚大な被害を受けたことから、地域住民から安全で安心して暮らせるよう強く要望されているところであります。
特にも、高家地区から尾田地区の区間の瀬月内川は、河川の流下断面が小さく、また、堆積された石が多くあり、降雨による家屋や田畑の浸水被害が多く発生している状況であります。
つきましては、「災害に強いまちづくり」を目指す当町としても、高家地区から尾田地区までの未整備区間を河川整備基方針に組み入れていただき、河川改修を早期に実いただくよう特段のご高配をお願い申し上げます。

(要望区間)
高家地区から尾田地区 延長 2,300メートル

取組状況(方針)

瀬月内川の高家地区から尾田地区の区間については、長年にわたる土砂の堆積が見られることから、順次河道掘削を実施し、浸水被害の軽減に努めることとしています。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:B

7 岩手県代行事業の新規採択について(深渡橋架替)

要望内容

町道板橋米田岡堀線は、主要地方道戸呂町軽米線上舘地区を起点とし、雪谷川ダム、米田地区を通り緑資源幹線林道八戸・川内線に至る定期バスやスクールバスが運行される重要な幹線町道となっております。
路線の沿線には、雪谷川ダムフォリストパーク・軽米があり、5月には15万のチューリップが咲き乱れ、多くの観光客が利用される路線であり、多くの車両に利用されております。
また、大規模なブロイラー施設などの農畜産設もありますが、橋梁の老朽化や幅員など、農産物の物流に支障をきたしている状況となっております。
これまで、町として岩手県代行事業による橋梁整備に併せるように両端の道路整備を進めてきたところでありますが、平成11年10月には豪雨による甚大な被害を受けた大災害により、計画していた岩手県代行事業がなくなり現在に至っております。
つきましては、財政事情厳しい状況とは存じますが、救急医療、産業輸送路、通勤通学さらに観光地へのアクセスなど、その効果が大いに期待されることから、早期に岩手県代行事業として新規採択し、実施されますよう特段のご高配をお願い申し上げます。

(要望箇所)
深渡橋 橋長 L=120メートル

取組状況(方針)

雪谷川ダムに架かる「深渡橋」は、県北地域の観光振興や地域の産業振興に資する重要な橋梁であると承知しているところですが、
県代行事業の採択については、地域の沿道状況や県全体の道路整備計画等を踏まえて検討していくこととしており、早期の事業化は難しい状況です。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:C

8 県単独医療費助成制度の拡充について

要望内容

岩手県におかれましては、平成16年度の改正で、重度心身障がい者の対象者拡大と乳幼児の入院外の対象を就学前に拡大し、平成22年度は、母子家庭を父子家庭まで拡大されましたが、依然として3歳未満児と低所得者以外は、通院、入院とも自己負担が発生しています。
この間、当町においては、段階を追って県の医療費助成制度を活用しながら自己負担額及び所得制限を撤廃してきたところです。
さらに、安心して子育ができる環境と福祉向上を推進するため平成21年度より町独自による児童・生徒への医療費助成について拡大助成しているところです。
しかしながら、児童・生徒の医療費助成は、厳しい財政状況等により対象医療機関を町内に限定しているため、適切な受療の観点からも決して十分な制度内容に至っておりません。
つきましては、県においても適切かつ早期の受療確保による疾病の重症化防止と医療費削減のため、自己負担額の撤廃と、安心して子育てができる環境を整えるため、児童・生徒に対する医療費助成の拡充につきまして、特段のご高配を賜りますようお願いいたします。

取組状況(方針)

県単独医療費助成制度の拡充については、直ちに自己負担の撤廃や対象年齢の拡大を行うことは、現在の厳しい財政状況から考えると、困難であると考えています。
しかしながら、医療費助成制度は市町村と共同で運営していることから、引き続き市町村と十分協議のうえ、制度のあり方について検討していきます。

  • 振興局名:県北広域振興局
  • 担当所属名:保健福祉環境部
  • 反映区分:C

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政策企画部 広聴広報課 広聴広報担当(広聴)
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