平成23年度矢巾町からの要望(平成23年8月29日受理)

ID番号 N5476 更新日 平成26年1月17日

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平成23年度に受理した市町村からの要望を公表しています。

凡例

  • 要望件名は、要望内容の要旨です。
  • 取組状況は、回答時点における県の取り組みの状況です。
  • 振興局等名、担当所属名は、要望内容を担当する部署です。
  • 反映状況の区分は、次のとおりです。
    A:要望の趣旨に沿って措置したもの
    B:実現に努力しているもの
    C:当面は実現できないもの
    D:実現が極めて困難なもの
    S:その他

徳田橋架け替えの早期完成に関する要望

要望内容

一般県道大ケ生徳田線は、国道4号と国道396号を連絡する主要幹線道路であり、北上川に架橋されている徳田橋により盛岡市南東部と矢巾町を結び、隣接する紫波町を含めた広範な産業の振興など、地域特性を活かした人的、経済的交流や相互連携に多大な効果をもたらしております。また、交通渋滞の緩和を図る役割を担う路線であり一層重要性が高まっているところであります。
更に、国道4号や国道396号の整備に伴い本路線の果たす役割は益々増大しており、加えて周辺の市街地の拡大等により交通量も著しく増加しております。
国道4号から徳田橋手前までの西側の区間につきましては整備が完了しておりますが、それ以東の未整備となっております国道396号までの区間のうち、特に徳田橋につきましては、幅員も狭隘でしかも老朽化が著しいことから、増加する交通量に対応できず、円滑な自動車交通を阻害している状況であり、交通の隘路となっております。
当該路線沿道には、平成19年4月に岩手医科大学矢巾キャンパスが開学し、平成23年4月には共同研究部門並びに医学部、歯学部の3年生までが移転しております。さらには附属病院施設等の建設が計画されており、既に本年1月から造成工事が着手されていることから、今後益々、交通量の増加が予想されます。
安全で円滑な交通の確保等を図るため、急務となっておりました徳田橋の架け替えにつきましては、今年度、詳細設計と地盤調査及び一部用地買収の費用が予算化され、事業が着手されますことは、本町にとりましては大変喜ばしいことであり、県ご当局のご努力に敬意を表し、感謝を申し上げます。
つきましては、徳田橋の架け替え事業が早期に完成していただくことと併せて未整備区間を早期に整備していただくことについて、特段のご配慮をお願い申し上げます。

取組状況(方針)

徳田橋及びその前後の未整備区間は、幅員狭小で大型車の円滑な交通に支障をきたしていることや橋の老朽化の進行に加え、岩手医科大学の機能移転に伴うアクセスを確保するため、平成23年度橋梁架替の新規事業着手したところです。
これまで河川管理者等と調整を図りながら調査を行っており、平成23年度は、景観検討や地質調査などを進めており、地元の御協力を頂きながら、整備推進に努めていきます。

  • 振興局名:盛岡広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:B

盛岡広域都市計画区域藤沢地区及び中村地区の区域区分見直しに関する要望

要望内容

盛岡広域都市計画の第6回定期区域区分の見直しでお願いしておりました、岩手医科大学附属病院移転予定地につきましては、岩手医科大学附属病院が本県唯一の医師養成機関であるとともに、県民医療の中核を成す拠点病院であることから、当局の特段のご理解を賜り、昨年5月28日をもちまして、市街化区域への編入を致したところであり、既に本年1月から附属病院移転予定地の造成工事が着手されたところであります。
また、位置を特定し今回の市街化区域への編入を保留する区域となりました藤沢地区、中村地区につきましては、まとまりある市街地の維持や徒歩圏を基本とする開発の誘導、及び必要な機能が効率よく配置された将来市街地の形成に即した、当町が目指すまちづくりの位置にあり、増加する人口に対応できる地区として、引き続き早期の見直しをお願いするものであります。
つきましては、自然環境の保全と活用や農業的土地利用と都市的土地利用のエリアを棲み分けしながら、農・商・工ともバランスのとれた発展を目指し、県都盛岡市の近郊として、多様化する社会に対応する新たな地域振興を積極的に進めるため、藤沢地区(9.4ヘクタール)及び中村地域(7.0ヘクタール)の区域区分の変更について、関係機関に働きかけていただきますよう要望いたします。

取組状況(方針)

藤沢地区及び中村地区は、計画的な市街地整備の見通しが明らかになったことから、区域区分の随時見直しにより市街化区域への編入を行なうよう、引き続き関係機関との協議調整を行うとともに、盛岡広域都市計画区域内の市及び村の協力を得ながら、関係法令による手続き等を進めています。

  • 振興局名:盛岡広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:A

一級河川岩崎川基幹河川改修事業の促進に関する要望

要望内容

本町及び紫波町を縦横断する一級河川岩崎川基幹河川改修事業は、平成4年度事業認可を受け、以降、平成22年度末で64.3%の進捗率で河川改修事業が進められておりますが、県都盛岡市と隣接する本町は市街化区域が急速に整備されております。
流域には、町立小学校、中学校、県立高等学校、県立産業技術短期大学校等、教育施設の整備が進み、区画整理事業矢幅駅東地区には大型ショッピングセンターなどの商店街や住宅地が形成されているとともに、矢幅駅西地区においても土地区画整理事業が行われており、更に矢幅駅前地区土地区画整理事業も今年度から着手しております。
また、本県医療施設の中枢である岩手医科大学の総合移転事業において、平成19年4月に矢巾キャンパスが開学し、平成23年4月には共同研究部門並びに医学部、歯学部の3年生までが移転し、さらに引続き附属病院等の施設が本河川左岸地域に順次建設される計画となっており、既に本年1月から造成工事が着手されたところであります。
以上のことから、雨水流出量は、今後とも増加することが想定され、これからのまちづくりにおいて、町民の生命と財産を守るため最も安全性が求められる本河川基幹改修事業の早期整備促進を図られるようお願い申し上げます。
なお、河川改修事業につきましては、平成14年並びに19年の大雨の際にあと少しで越流する状態となりました矢巾町大字又兵エ新田地内の旧県道不動盛岡線岩崎川橋まで延長していただきますよう併せて要望いたします。

取組状況(方針)

岩崎川は、平成4年度から河川改修事業に着手し下流側から順次河道掘削、築堤、護岸及び橋梁等の工事を進め、現在、北上川合流点から県道矢巾停車場線うずら沢橋までの5キロメートル区間が完成しています。
JR東北本線橋梁を含む残り計画区間1.5キロメートルの整備については、近年最大となった平成19年9月の洪水規模に対応する河道断面の確保を行い、今後は下流から段階的に整備を推進していきます。
また、JR橋から岩崎川橋までの整備区間の延長については、調査を実施しているところであり、県全体の治水対策の中で事業化の時期を検討していきます。

  • 振興局名:盛岡広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:B

町道南昌トンネル線(矢巾町側分)及び町道雫石環状線(雫石町側分)の県道昇格に関する要望

要望内容

本路線は、本町と雫石町を結ぶ奥羽山系に位置する道路であり、岩手県が策定した「盛岡地方広域団地整備事業計画」による農道網の一部として平成5年に完成し、両町で町道として維持管理しているもので、路線上に第一(L=2,005メートル)、第二(L=472メートル)の二つのトンネルを有す路線であります。
盛岡市の市街地から放射線状に配置されている国道4号、国道46号、国道106号の交通量の増大による交通渋滞解消、あるいは盛岡広域圏と西和賀地域、秋田県を結ぶ連絡道路として極めて利便性が高く、業務系車両を始めとした交通量は年々増加の一途をたどっており、現在の状態は、既に広域的な経済活動を促進する県道の役割を果たしているものと思われます。
平成21年における交通量調査では一日約2,000台を超える交通量があることから、本路線を広域的幹線道路として位置付けられまして、早期に県道に昇格していただきますよう特段のご配慮をお願い申し上げます。

取組状況(方針)

県道の認定に当たっては、道路法に規定する用件を備えている路線について、県道として早期に整備、管理する必要性等を総合的に判断のうえ行うこととしています。
御要望の箇所のうち、流通センターから一般県道紫波雫石間については、並行する一般県道矢巾西安庭線に比べて交通量も多く、交通ネットワーク上重要な路線と認められることから、町道と県道の路線の一部を交換することで、町道を県道に認定できないか検討を進めています。(B)
その他の区間については、県で管理している道路や橋梁等の老朽化に伴い、維持管理費の増大が見込まれることもあり、県道認定は難しい状況です。(C)

  • 振興局名:盛岡広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:B、C

(仮称)矢巾スマートインターチェンジ設置に関する要望

要望内容

本町は、県都盛岡市に隣接し、盛岡都市圏の都市機能の一翼を担いつつ、これまで着実に町勢が発展して参りました。
現在、JR矢幅駅の東西でそれぞれ事業化している中心市街地の土地区画整理事業や、北東北の物流拠点である岩手流通センターの機能を拡大する広宮沢第二地区土地区画整理事業により、業務用地や住宅用地の分譲を行っています。
また、県民医療の中核を成す岩手医科大学は、平成19年4月に矢巾キャンパスが開学し、平成23年4月には、共同研究施部門及び医学部、歯学部の3年生までの移転が行われ、附属病院等の建設についても、既に本年1月から造成工事が着手されております。
このように現在展開しているまちづくりにおける都市機能の充実・整備は、何れも町や住民の需要充足はもとより、その多くは県内全域や北東北などを包含する、より広域的な交通利用形態となり、時間、距離の短縮や安全性、確実性が要求され、とりわけ岩手医科大学附属病院への緊急車両の乗り入れは、県内医療を確保する上で重要であり、国幹道である東北縦貫自動車道との連関が喫緊の最重要課題となっています。
これまで本町においては、スマートインターチェンジ設置実現に向けて、予備調査業務を委託し、平成20年度には地域現況や将来開発動向の整理、現況交通量配分及び整備効果、アクセス道路等の検討等、21年度は整備の必要性及び整備効果、SIC接続位置の検討、概略設計等、22年度は計画総括説明図の作成等を実施し、構想のとりまとめや整備課題を検討しており、今後は引き続き計画熟度の醸成や事業化の可能性調査を行うこととしております。
つきましては、本町の取り組みや厳しい事業計画をご賢察頂き、(仮称)矢巾スマートインターチェンジの広域的な役割について、関係機関との密接な連携のもと、スマートインターチェンジの整備協力を要望申し上げます。
また、整備に当たりましては、本町の関連するまちづくり構想と整合性が図られるよう、特段のご配慮をお願い申し上げます。

取組状況(方針)

スマートインターチェンジは、交通アクセスの向上を始めとし、観光等の産業振興、救急医療支援などに大きな効果が期待できるものと認識しています。
スマートインターチェンジの整備については、設置要件である費用対効果や採算性の確保など、クリアすべき要件があることから、町や国土交通省、高速道路会社と連携を図りながら、検討を進めていきます。

  • 振興局名:盛岡広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:C

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