平成23年度紫波町からの要望(平成23年11月15日受理)

ID番号 N5475 更新日 平成26年1月17日

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平成23年度に受理した市町村からの要望を公表しています。

凡例

  • 要望件名は、要望内容の要旨です。
  • 取組状況は、回答時点における県の取り組みの状況です。
  • 振興局等名、担当所属名は、要望内容を担当する部署です。
  • 反映状況の区分は、次のとおりです。
    A:要望の趣旨に沿って措置したもの
    B:実現に努力しているもの
    C:当面は実現できないもの
    D:実現が極めて困難なもの
    S:その他

仮称「盛岡紫波線」の県道昇格について

要望内容

本路線は、盛岡市内の国道46号を起点とし、一般県道矢巾西安庭線、矢巾町道、紫波町道、一般県道紫波雫石線を経由して主要地方道紫波インター線に接続する重要な路線であります。盛岡方面から花巻、北上方面へのアクセス道としての利便性が非常に高く、交通量が年々増加している物流上重要な幹線道路であります。
また、同路線のうち町道西部開拓線は、古くより「稲荷街道」としてその名を知られ、沿線には志和稲荷神社、志和古稲荷神社、水分神社、曲家武田家住宅などを有し、歴史探訪上価値ある道であるとともに、ラ・フランス温泉館、山王海ダムなどの存在と併せ、紫波地区活性化計画の中で都市農村間交流エリアとして位置づけられる当町観光経済を支える重要な路線であります。
つきましては、一般県道矢巾西安庭線と一般県道紫波雫石線の間約6.8キロメートルの町道西部開拓線を、盛岡圏と花巻、北上圏を結ぶ物流及び観光経済上重要な広域的幹線道路として、早期に県道昇格されますよう強く要望いたします。

取組状況(方針)

県道の認定にあたっては、道路法に規定する要件を備えている路線について、県道として早期に整備、管理する必要性等を総合的に判断のうえ行うこととしています。
現在、県では、管理している道路や橋梁等の社会ストックの増加、あるいは道路施設の老朽化に伴い、維持管理費の増大が見込まれていることもあり、整備を伴う新たな県道認定は難しい状況にあります。

  • 振興局名:盛岡広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:C

県道の整備について

要望内容

県道につきましては、逐次整備していただいているところですが、特にも次の路線整備につきまして、特段のご配慮を賜りたく要望いたします。

  1. 一般県道日詰停車場線
    本路線は、日詰駅を起点とし国道4号交点に至る路線で、その一部は土地区画整理事業により整備され、東側約300メートルの区間だけが歩道もない未整備な状態となっており、交通安全確保のため早期整備を要望いたします。
  2. 一般県道古館停車場線
    本路線は、国道4号交点を起点とし古館駅に至る路線で、古館ニュータウンの開発に伴って整備されましたが、古館駅の南側約100メートルの区画だけが歩道もない未整備な状態となっており、交通安全確保のため早期整備を要望いたします。
  3. 主要地方道紫波江繋線
    国道4号から花巻市大迫町を経由し沿岸部に連絡する本路線及び大槌小国線は、内陸と沿岸を結ぶ重要な路線でありますが、歩道の未整備区間が多いことから、交通安全確保のため集落域への歩道設置を要望いたします。

取組状況(方針)

  1. 一般県道日詰停車場線
    現在、県では、歩道設置等について各地域から多くの要望があり、必要性や緊急性の高い箇所から整備を進めています。
    御要望の箇所については、今後の交通量の推移、地域の沿道状況や県全体の進捗等を踏まえ検討していきますが、早期の事業化は難しい状況です。
  2. 一般県道古館停車場線
    御要望の路線のうち歩道の未設置区間については、今後の交通量の推移、沿道状況や県全体の進捗等を踏まえ検討していきますが、早期の事業化は難しい状況です。
  3. 主要地方道紫波江繋線
    現在、県では、歩道設置等について各地域から多くの要望があり、必要性や緊急性の高い箇所から整備を進めています。
    御要望の路線のうち歩道の未設置区間については、今後の交通量の推移、地域の沿道状況や県全体の進捗等を踏まえ検討していきますが、早期の事業化は難しい状況です。
  • 振興局名:盛岡広域振興局
  • 担当所属名:土木部
  • 反映区分:C

いわて環境の森整備事業について

要望内容

国が定めた森林・林業再生プランを踏まえ、いわて環境の森整備事業補助実施要領に基づく事業につきまして、実施内容の拡充を要望いたします。

  1. 松くい虫対策の観点から、アカマツ天然生林についても事業対象とする。
  2. 間伐材の搬出(2メートル材)及び集積についても事業の対象とする。
  3. 伐採材を搬出し有効利用するためには、路網整備が不可欠であることから、路網整備についても事業の対象とする。

取組状況(方針)

  1. いわて環境の森整備事業の対象樹種は、「原則として、人工林であるスギ、カラマツ、アカマツ等の針葉樹」とされておりますが、アカマツ天然生林についても、地域において保全上重要な森林であることなど、一定の要件を満たす森林は事業対象としています。(A)
  2. 本事業は、森林環境の保全のため、公益上重要で緊急に整備が必要な森林について、強度間伐することにより、針葉樹と広葉樹の混交林化を誘導しようとするものですが、本年度から間伐材をバイオマス燃料等に有効利用するモデル的な取組みに対し、間伐材を林縁まで搬出、集積する経費を一部助成しています。
    今後、この取組み結果を踏まえ、間伐材の搬出及び集積の取扱いについて検討していきます。(B)
  3. 緊急に整備が必要な人工林は県内に約1万9千ヘクタール存在すると見込まれており、これらの森林を早期に解消するため、限られた予算で優先的に整備する必要があることから、本事業による路網整備については、難しいと考えています。(C)
  • 振興局名:盛岡広域振興局
  • 担当所属名:林務部
  • 反映区分:A,B,C

原発事故による畜産農家の牛肉の価格安定及び風評被害に係る対策に関する要望

要望内容

東日本大震災から8か月が経過しました。被災地では、復旧、復興に向けて懸命に取り組まれておりますが、未だ先が見えない状況下にあります。一方、先の福島原発事故により、牛肉から国の暫定許容値、暫定規制値を超える放射性セシウムが検出され、畜産農家は、経済的損失や先行き不安によりきわめて深刻な状況にあります。
こうした状況におきまして、平成23年8月8日に「原発事故による畜産農家等の経営安定対策に関する緊急要望書」を国及び県に対し提出したところでありますが、依然として畜産農家に重くのしかかる出荷停止及び風評被害による影響に対し、充分な措置を講じられるよう下記事項について要望します。

  1. 牛肉の出荷停止及び風評被害により畜産農家が受けた損害について、東京電力に請求をしているところであるが、十分な賠償が行われるよう必要な対策の実施について、国に働きかけること。
  2. 風評被害により落ち込んだ牛肉の消費が1日も早く災害前の水準に戻るように、牛肉の安全性を県内外に広くアピールし、消費者の不安の払拭に努めること。
  • 紫波町
  • 岩手中央農業協同組合
  • 盛岡地域農業共済組合
  • 紫波町農業委員会
  • 山王海土地改良区
  • 紫波東部土地改良区
  • 鹿妻穴堰土地改良区
  • 岩手中央森林組合
  • 紫波町農林公社

取組状況(方針)

  1. 原発事故により生じた畜産農家の被害賠償について、県では、東京電力に対し、損害賠償対策岩手県協議会が現在進めている賠償請求に誠意を持って速やかに対応をするよう強く申し入れており、また、国に対しても、東京電力が損害賠償を確実に実施するよう、要請を重ねています。
  2. 牛肉の安全性の確保に向けて本県では、これまで県産牛の「出荷・検査方針」を策定し、計画的な検査の実施と検査結果の速やかな公表を通じて、牛肉の安全性の確認と消費者の不安解消に努めてきたところです。
    また、県産畜産物に対する消費者の信頼回復や風評被害対策を最重要な課題と位置づけ、県産牛の全頭検査体制を構築するとともに、東京食肉市場祭りにおける知事のトップセールスや新聞、パンフレット等による「いわての牛肉安全宣言」、12月に開催予定の県内消費者に向けた県産牛肉の安全性をPRするイベント開催など、消費者や実需者に対して県産牛肉の安全性をアピールしています。
    今後においても、安全で高品質といった県産農畜産物の市場イメージを守るとともに、県内外で行われる各種イベントや県産フェアなど、関係機関・団体と連携して、あらゆる機会をとらえて今後も広くアピールし、消費者の安全・安心の確保や風評被害の防止に取り組んでいくこととしています。
  • 振興局名:盛岡広域振興局
  • 担当所属名:農政部
  • 反映区分:A

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