警察が「お金を受け取りに行く」ことはありません!(R7.9.30)
警察が「お金を受け取りに行く」ことはありません!(R7.9.30)
被害の概要は以下のとおりです。
- 本年6月下旬頃、警視庁の刑事を名乗る者から自宅電話に着信があり、「Aという男があなたの名前で携帯電話を契約し、悪用して捕まった。Aは犯罪で得た現金400万円をあなたに渡したと話している。」等言われた。
- その直後、検察庁の検事を名乗る男から携帯電話に着信があり、「あなたはこのままでは牢屋に入らなければならない。」等と言われた。
- さらに、刑事を名乗る者からは「あなたは容疑者なので警視庁で取調べをする。」と言われたが、東京には行けないことを伝えると「電話で事情聴取をするので、毎日電話をするように」「事情聴取を受けていることは秘密で家族にも話してはいけない。」等と言われた。
- 数日後、検事を名乗る者から「あなたが持っている全てのお金の紙幣番号を確認し、犯罪に使われたお金かどうか確認するために預かる。」「窓口ではなく、ATMでおろすように。」等と言われ、指示されたとおり口座から毎日数十万円ずつをATMで出金して自宅で保管した。
- 7月中旬になり、検事を名乗る者から、「今日お金を取りに行くので、現金を紙 袋に入れてください。」と言われた上、受け渡し場所を自宅付近の店舗を指定されて「駐車場に現金を入れた紙袋を置いてほしい。」と言われたため、電話をつないだまま駐車場まで行き、現金在中の紙袋を置いた。
- その後も検事を名乗る者との連絡は続き、さらにお金を用意するよう言われたが、お金がないことを告げると、その後電話は来なくなり、詐欺被害に気が付いたもの。
<警察からのお願い>
- 警察官や検察官が捜査名目で金銭を要求することは絶対にありません。
- 相手の連絡先が頻繁に替わる場合は、不正利用により利用停止になっている可能性があります。
- 慌てず、現金を準備する前に家族や警察に相談して下さい。
このページに関するお問い合わせ
岩手県警察本部 生活安全部 生活安全企画課
〒020-8540 岩手県盛岡市内丸8-10
電話番号:019-653-0110
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