令和8年農作物技術情報 第3号(令和8年5月28日発行)
水稲
技術対策
活着後の水管理
好天時は浅水管理で地温を高め、分げつの発生を促す。
中干し
6月下旬(6月21~25日頃)を目安に開始し、溝切りを行う。
除草剤の散布
適期を逃さず散布する。
病害虫
取置苗はいもち病の伝染源になるので、直ちに処分する。
斑点米カメムシ類のふ化盛期に合わせ、地域一斉に草刈を実施する。
畑作物
生育状況
小麦の開花期は平年並みからやや早い。
技術対策
小麦
今後の気温によっては、成熟期が平年より早まる可能性があるため、収穫機械の整備や乾燥施設との連携など刈り取りの準備を早めに行う。
穂が緑色の時期に、赤かび病に罹病した穂を抜き取る。赤かび病の発生が多い場合や倒伏が見られた場合は、仕分け刈り取りをし、健全な子実と分けて管理する。子実水分30%以下になり次第、速やかに収穫する。
大豆
排水対策などによる土壌条件の整備と、播種作業などを計画的に実施し、初期生育を良好にする。
夏期の高温対策として、播種適期の範囲で遅播きを検討する。遅播きした場合は、栽植密度を高くする。また、干ばつの際に開花期以降に畦間かん水ができるよう、播種時に畦立てを行う。
野菜
生育状況
施設果菜類の生育は平年並みできゅうり、ピーマンで収穫が始まっている。露地果菜類は平年並みで、5月下旬~6月上旬頃が定植のピークとなる見込み。葉茎菜類は、雨よけほうれんそうは概ね良好な生育で、ねぎ、高冷地のレタス、キャベツは、生育は概ね平年並み。一部乾燥による影響が見られる。
技術対策
全般
圃場の排水対策を徹底するとともに、生育促進、施肥効率の改善等を図るため、適時かん水を行う。
施設果菜類
温度・湿度管理を徹底し、草勢維持に努めるとともに、病害虫の初期防除を徹底する。
露地果菜類
定植後の活着促進と初期生育確保のため、土壌水分と地温の確保に努める。
葉茎菜類
雨よけほうれんそうは、ハウスの換気を徹底し、べと病、萎凋病対策を徹底する。露地葉菜類は、害虫の発生状況に応じた早めの防除を行う。
花き
生育状況
りんどうの生育は平年並み~やや早い。6月上旬より本格的に定植が始まる見込み。小ぎくの生育は、8月咲き品種の定植時期は平年並みとなり、生育は概ね順調。9月咲き品種の定植が始まっている。
技術対策
りんどう
適期定植に努め、乾燥時は通路かん水する。リンドウホソハマキの重点防除時期となっているので防除を徹底する。また、葉枯病、ハダニ類は初期防除に努める。
小ぎく
定植、摘心、整枝作業が遅れないよう適期作業に努める。乾燥時は、適時かん水を行う。白さび病、ハダニ類、アザミウマ類、アブラムシ類等の適期防除を行う。
果樹
生育状況
りんごの満開期は、平年より8日程度早い。ぶどうの展葉期は、平年より10日程度早い。
技術対策
りんご
開花期間中に、降雨や強風、低温の日があったため、結実への影響を見極めつつ、良質な果実を残すよう摘果を進める。
ぶどう
開花期前後が繁忙期となるため、今後の生育進度を把握し、管理作業を計画的に進める。
畜産
生育状況
牧草は、オーチャードグラスの出穂期となり収穫適期となっている。草丈が低い傾向にあるが収穫が始まっている。飼料用とうもろこしは平年よりやや早く5月上旬から播種が始まっている。
技術対策
牧草
一番草:出穂期に収穫する。降雨時は無理に乾草とせずサイレージ調製に切り替える。刈り取り高さは10cm以上とし、再生を促す。収穫後は速やかに追肥を行う。
飼料用とうもろこし
除草剤は土壌処理を基本とし、発生する雑草に応じて生育期処理を行う。虫害が発生しやすい時期となるので、早期発見に努め被害拡大を防止する。
家畜
牛舎の暑熱対策は5月から行い、THIに応じた送風や換気を行う。自由飲水量を確保する。
野生獣対策
クマ人身被害防止
死亡事故が発生していることから、山菜採りはできるだけ控える。
野生獣対策
「よせつけない・まもる・とる」の基本対策を実施する。
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このページに関するお問い合わせ
農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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