農作物技術情報 第1号 要約(令和4年3月17日発行)

ページ番号2004947  更新日 令和4年3月18日

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水稲

【育苗】

  • 適期移植を目標として、播種計画を立てる。
  • 出芽揃いを良くするため、適正な浸種水温及び期間を守る。
  • 育苗期間中の温度・かん水管理には最大限の注意をはらう。

【圃場準備】

  • 適切な水管理ができるよう、畦畔のかさ上げや用排水路等の点検、補修を早めに行う。

畑作物

  • 生育は順調だが、播種が遅れた圃場では生育量が不足している。
  • 圃場排水に努め、追肥や麦踏みを茎立ち前までに実施する。
  • 雑草の発生に合わせて早めに除草剤の散布を行う。

野菜

【圃場準備】

  • 排水対策を講じるとともに計画的に圃場準備を進め、播種・定植が遅れないように努める。

【果菜類】

  • 育苗温度の管理や苗のずらし等の作業を徹底し、苗を徒長させない。苗からの病害虫持ち込みを防止するため、育苗ハウスの雑草防除を行うとともに、育苗後半の低温による品質低下に注意する。
  • ハウスビニールやマルチを早めに張り、地温を高め活着を促す。露地では圃場水分が適湿になってからマルチを張る。

【葉茎菜類】

  • キャベツやレタスなどは、育苗管理を徹底して適期での定植を行い、定植後はべたがけ資材で保温し、生育の促進と霜害等を防止する。
  • 雨よけほうれんそうは、圃場の水分不足に注意し、ホウレンソウケナガコナダニの防除対策を徹底する。

花き

【りんどう】

  • 早期に残茎を除去するとともに、浮き上がった株は埋め戻し、土を寄せて株を保護する。
  • 春の基肥は萌芽期を目安として適期に施用する。

【小ぎく】

  • 想定した定植日から逆算して、計画的な育苗作業を行う。
  • 親株から育苗期の病害虫防除を徹底する。

果樹

【りんご】

  • 本年は、花芽、弱小花芽がともに多いため、人工授粉による結実確保と摘花等による早期の着果負担軽減に努める。
  • 3月の気温が高くなるとりんごの発芽が早まり、凍霜害など気象災害発生のリスクも高まるので、今後の気象情報には注意し、管理作業や災害対策が遅れないように注意する。

畜産

【牧草】

  • 春先に堆肥やスラリーを散布する場合は、大量散布は控え、早めに散布する。
  • 一番草の収量、品質確保のため、圃場にトラクタが入れるようになったら、早春施肥を早めに行う。

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このページに関するお問い合わせ

農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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