知事からのメッセージ 令和5年3月

ページ番号1062953  更新日 令和5年3月26日

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令和5年3月9日(木曜日)

令和5年3月9日、令和4年度岩手県スポーツ賞表彰式に出席しました。

令和4年度岩手県スポーツ賞の表彰を受けられました皆さん、誠におめでとうございます。

この表彰は、岩手県の将来を担う方々が、夢と希望を持ってスポーツ競技に取り組み、大いに活躍していただきたいという願いを込めて実施しているもので、今回で17回目の表彰となります。

受賞された皆さんは、それぞれの目標達成への気持ちを強く持ち、新型コロナウイルス感染症の流行が続く中、日々大変な努力を積み重ねてこられたことと存じます。

皆さんのこれまでの御努力に深く敬意を表しますとともに、心からお祝いを申し上げます。

令和4年度は、「国民体育大会」が3年ぶりに、「全国障害者スポーツ大会」が4年ぶりに開催されました。岩手県では、令和4年10月に、「クライミングワールドカップ盛岡大会」、そして先月は、「いわて八幡平白銀国体」スキー競技会が盛大に開催され、本県選手が大いに活躍しました。

また、パリオリンピック・パラリンピック出場に向けた各種予選が既に始まる中、国内外の主要な大会での皆さんの御活躍は、岩手県民に「明るい希望」と「活力」をもたらしてくれました。

県では、引き続きトップアスリートの育成など競技力の向上を図るとともに、県民一人ひとりがスポーツに対する関心を更に高め、誰もがスポーツに親しむことができるよう、スポーツの振興に、より一層取り組んでいきます。

本日から、いよいよWBC(ワールドベースボールクラシック)が開催され、本県出身・ゆかりの大谷翔平選手、佐々木朗希選手、山川穂高選手の活躍が大いに期待されます。

受賞された皆さんにおかれましても、岩手県そして日本のスポーツ界をリードしていただき、オリンピック・パラリンピック競技大会を始めとする世界の舞台に羽ばたいて、大いに活躍されますよう期待しています。

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令和4年度岩手県スポーツ賞表彰式

令和5年3月11日(土曜日)

令和5年3月11日、東日本大震災津波岩手県・釜石市合同追悼式に出席しました。

東日本大震災津波から12年となる本日、尊い命を失われたお一人お一人の御霊に、岩手県民を代表し、謹んで哀悼の誠を捧げます。

12年前の3月11日、マグニチュード9.0の巨大地震が引き起こした凄まじい津波により、本県において、4,675人もの方々の尊い命が奪われ、また、この震災に関連して470人の方々が亡くなられました。

無情な津波は、今もなお、1,110人の方々を行方不明にしたままです。御家族の皆様の切なる想いが報われることを祈ります。

釜石市でも、郷土の先人達が築き上げてこられた街並みや産業基盤が破壊され、1,064人の方々の命が失われました。

犠牲になられた方々のふるさとへの思いを受け継ぐこと、そして、東日本大震災津波の事実と教訓を確実に次世代に伝承し、復興の姿を国内外に発信することは、この災害を経験した私たちの責務であります。

この12年間で、岩手県では、釜石港湾口防波堤をはじめとする津波防災施設の整備が進み、災害公営住宅の完成などにより、応急仮設住宅にお住いの方々全てが、恒久的住宅に移られました。

復興道路等の完成により、県土の縦軸、横軸を構成する新たな道路ネットワークが形成され、釜石港へのガントリークレーンの設置や海外とのコンテナ定期航路の開設など、産業基盤の整備も進みました。

復興に携わった全ての方々の尽力により、復興の取組は着実に進んできました。

一方で、復興は、まだ終わっていません。残る社会資本整備を早期に進め、被災された皆様の心のケア、新たなコミュニティの形成など一人ひとりに寄り添った支援を続けます。主要魚種の不漁対策やなりわいに関する課題に対しても、被災地の実情に即した対策を講じます。

また、依然として続く新型コロナウイルス感染症の流行や、ロシアによるウクライナ侵攻、原油価格・物価高騰などは、人の流れや産業、消費活動に影響を及ぼし、被災地の復興にも大きな影を落としています。私たちは、震災と復興の経験を活かして、この困難を乗り越えて参ります。

岩手県では、現在、「いわて県民計画(2019~2028)」の第二期アクションプラン「復興推進プラン」の策定を進めています。私たちは、「誰一人取り残さない」という理念のもと、将来にわたって持続可能な新しい三陸地域の創造を目指して、更なる復興を進めて参ります。

これまで、私たちは、全国や海外から多くの御支援をいただき、国内外との絆に支えられてきました。

2019年に釜石市で開催された「ラグビーワールドカップ2019岩手・釜石」や、沿岸各地をつないだ2021年の「復興五輪」の聖火リレーなどを通し、国内外からいただいた御支援への感謝と復興の姿を発信してきました。

東日本大震災津波伝承館は、日本を代表する震災学習拠点として、開館から、67万人もの方々が来館しています。

令和5年6月には、天皇皇后両陛下の御臨席のもと、高田松原津波復興祈念公園で第73回全国植樹祭を開催します。多くの方々に岩手の復興の今を御覧いただき、これまでの御支援への感謝を改めてお伝えしていきます。

私たちは、これまでも、何度も大きな津波被害に見舞われてきましたが、決してくじけず、県民が協力し合い、苦難を乗り越えて来ました。

将来、発生が予想される日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震に対しても、過去の災害の経験と教訓を忘れず、常に災害に備え、津波による犠牲者を決して出さないという強い決意で、全力を挙げて対策に取り組んで参ります。

3月11日は、「東日本大震災津波を語り継ぐ日」です。私たちは、過去の災害の大きな犠牲の下で学んだ教訓を、今後決して忘れることなく、次の世代に語り継ぎ、一人ひとりの大切な人に想いを寄せ、ふるさと岩手を築いていくことを誓います。

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東日本大震災津波岩手県・釜石市合同追悼式

令和5年3月24日(金曜日)

令和5年3月24日、新型コロナウイルス感染症対策本部第68回本部員会議に出席しました。

岩手県は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行する令和5年5月8日以降も、医療機関の負担を軽減するため、発熱等の症状のある方の相談や受診先を紹介する「いわて健康フォローアップセンター」や高齢者等宿泊療養施設の運用を継続します。

一方、5類感染症移行後は、陽性者の登録や自宅療養の要請がなくなりますので、自宅療養者への食料支援や隔離用宿泊療養施設の運用を終了します。

また、県内の感染者が減少していること、検査キットが薬局等で購入しやすい状況になっていることから、無料検査や検査キットの送付支援は、令和5年3月31日をもって終了します。

今後も、5類感染症への移行に向けて、岩手県医師会や医療機関などの関係機関の協力をいただきながら、医療提供体制の準備を進めていきます。

マスク着用については、個人の判断が基本となっています。本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないようご配慮をお願いします。

なお、重症化リスクの高い方への感染を防ぐため、医療機関の受診時や高齢者施設の訪問時などの場面では、マスクの着用を推奨します。

県内の感染状況は、人口10万人当たりの新規感染者数が、本日、3月24日現在、27.9人となっており、減少傾向が継続しています。全国においても、同様の傾向にあります。

これから、年度末・年度初めを迎え、進学、就職などで人の移動が多くなりますが、基本的な感染対策を実践しながら、社会活動、経済活動を行っていきましょう。

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新型コロナウイルス感染症対策本部第68回本部員会議

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