知事からのメッセージ 令和5年1月

ページ番号1061414  更新日 令和6年3月13日

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令和5年1月10日

令和5年1月10日、沖縄「岩手の塔」慰霊祭に出席しました。

南の海を望む「摩文仁の丘」において、戦没者御遺族並びに玉城デニー沖縄県知事を始め来賓各位の御参列を賜り、戦没者の御霊に謹んで追悼の意を表しました。

慰霊碑の前に立ち、先の大戦の長く苦しい戦いの中で、祖国の平和と発展、そして何よりも故郷の家族の安泰を念じながら戦禍に倒れられた、三万四千八百余の本県出身戦没者の方々の無念を思うとき、今なお悲痛の思いが胸に込み上げてまいります。

改めて戦没者の方々の御冥福を、心からお祈り申し上げます。

また、御遺族の皆様におかれましては、最愛の肉親を失った深い悲しみに耐え、幾多の困難を乗り越え、郷土の発展のために御尽力賜りましたことに対し、深く敬意と感謝の意を表します。

終戦から77年が経過しましたが、今日、私たちが享受している平和と繁栄は、戦没者の方々の尊い命の犠牲のうえに築かれていることを決して忘れてはなりません。

御遺族を始め関係者が高齢化する中、先の大戦の記憶を風化させることのないよう、改めて戦争の悲惨さと平和の尊さを、深く心に刻み、しっかりと次の世代に継承していくことをお誓いいたします。

故郷岩手は「東日本大震災津波」という未曽有の大災害に見舞われ、「復興」という重大な使命が課せられております。

先人が慈しみ、命をかけて守り、築き上げてきた故郷の復興を進めていくこと、それこそが先人の尊い犠牲と御労苦にお応えすることになると固く信じ、一日も早いふるさと岩手・三陸の創造を目指すとともに、東日本大震災津波の教訓を未来に向けて伝承・発信していきます。

御遺族の皆様の今後の平安と御多幸を切にお祈り申し上げますとともに、「岩手の塔」のために、日ごろ、格別の御高配をいただいております沖縄県をはじめ、糸満市、沖縄県平和祈念財団並びに沖縄県遺族連合会、さらには沖縄岩手県人会の皆様方に心から感謝いたします。

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沖縄「岩手の塔」慰霊祭

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