知事からのメッセージ　令和4年12月

令和4年12月4日

令和4年12月4日、岩手県合唱連盟創立60周年記念「第75回岩手芸術祭合唱祭」に出席しました。

岩手県合唱連盟は、昭和36年の創立以来、コンクールの開催、合唱指導活動、全国の合唱関係者・団体との交流などを通じて、60年の長きに渡り、岩手県の合唱音楽の向上と芸術文化の振興に御尽力をいただいており深く感謝いたします。

先般開催された第75回全日本合唱コンクール全国大会では、県立不来方高等学校、県立盛岡第四高等学校及び北上市立黒沢尻北小学校が金賞を受賞し、盛岡市立仙北中学校及び矢巾町立矢巾北中学校が銀賞を受賞するなど、本県の合唱は、全国レベルの大会で優秀な成績を収めています。

これは、連盟役員、指導者の皆様、そして会員の皆様の御労苦のたまものであり、合唱の普及と発展のため、日々たゆまぬ活動を展開されていることに、心から敬意を表します。

県では、「いわて県民計画（2019～2028）」において、「東日本大震災津波の経験に基づき、引き続き復興に取り組みながら、お互いに幸福を守り育てる希望郷いわて」を基本目標に掲げ、文化芸術に親しむ機会の拡充や、文化芸術活動を担う人材の育成により、県民が多彩な文化芸術に触れることができ、一人ひとりが創造性を発揮できる環境づくりを進めています。

新型コロナウイルスの流行により、文化芸術活動は大きな影響を受けておりますが、一方で、文化芸術のかけがえのなさを再認識する機会ともなりました。

このような中、日々研さんを積み重ねている関係者の皆様が創立60周年の節目に、これまで築き上げてきた歴史を振り返りながら、本合唱祭が開催されたことは誠に意義深いものです。

関係者の皆様には、今後もコンクールの開催や合唱の指導等を通じて、岩手県民や岩手に関わる人達の幸福の増進にお力添えを賜りますようお願いします。

令和4年12月26日

令和4年12月26日、新型コロナウイルス感染症対策本部第67回本部員会議を開催しました。

県内の感染状況は、連日2,000人前後の新規感染者が確認され、人口10万人当たりの新規感染者数は、本日（12月26日）現在、951.8人となっており、12月23日以降4日連続で減少していますが、依然として高い水準で推移しています。

感染拡大により、現在、医療現場の負荷が高まっています。県全体のコロナ病床の使用率は41.1％ですが、一部の医療圏では病床使用率が50％を超えております。

県内の感染拡大に比例して、医療従事者の感染や濃厚接触により、勤務できない職員も増加しており、一部の医療機関では、検査や治療などの一般医療について制限をかけざるを得ない状況となっています。

県民の皆様には、医療のひっ迫を避けるため、新規感染者が増えないよう感染対策の徹底をお願いします。

これから年末年始を迎えます。人の移動が増加し、普段一緒にいない人と会う機会が増えます。

現在の感染状況は、誰もが、いつ感染者や濃厚接触者になってもおかしくない状況です。

年末年始期間においても、県医師会や医療機関の協力により、診療体制を整えていますが、県民の皆様には、発熱、咳など体調不良時の外出を控えていただくこと、自宅などにおいて抗原定性検査キットや解熱鎮痛薬の準備をお願いします。

年末年始も基本的な感染対策を徹底し、特に、高齢者や基礎疾患のある方など、重症化リスクの高い方と会う場合は、一層注意いただき、「うつさない」、「うつらない」行動を心掛けましょう。