試験研究成果書(作業技術)
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令和5・指導「自脱型コンバインを用いた短稈あわ品種の効率的収穫法」 (PDF 770.7KB)
短稈あわ品種「アワ岩手糯11号」は、短稈で倒伏しにくいため、米麦収穫用の自脱型コンバインが利用でき、穀粒損失割合20%以下の効率的収穫が可能で、普通型コンバインに比べ作業可能面積を拡大できる。 -
令和5・指導「ほ場でも容易に実施できる無人航空機(ドローン)を利用した水稲リモートセンシング技術(追補)」 (PDF 448.0KB)
幼穂形成期の「ひとめぼれ」を9時から17時の間に撮影したVARI値は、簡易栄養診断値との相関が高く、生育状況の把握に活用できる。撮影時の天気が同じ条件の場合は、2日間程度はほぼ同じVARI値が得られる。一方、天気が違う場合は撮影結果にずれが生じる場合がある。 -
令和4・普及「活用しよう!農業分野で利用する低コストRTK-GNSS導入マニュアル」 (PDF 545.4KB)
低コストRTK-GNSSシステムに、チェックポイントや現地実証で生産者から多く寄せられた問い合わせ及び得られたメリット・デメリット等を反映して作成した生産者向けマニュアル「活用しよう!農業で利用できる低コストRTK-GNSS導入マニュアル」を活用することにより、農業者等が低コストのRTK-GNSSシステムを導入できる。 -
令和4・指導「根出し無コーティング種子を利用した代かき同時浅層土中播種栽培の特徴と管理のポイント」 (PDF 1.3MB)
根出し無コーティング種子を利用して代かき同時浅層土中播種栽培を行うことにより、鉄コーティング湛水直播より出芽は6日、出穂期及び成熟期は2~3日早まる。鉄コーティング湛水直播並の収量を確保するには、播種量を10アール当たり5~6kgとし、施肥量は窒素成分で10アール当たり6~8kgとする。 -
令和4・指導「ほ場でも容易に実施できる無人航空機(ドローン)を利用した水稲リモー トセンシング技術」 (PDF 2.5MB)
無人航空機(ドローン)と簡易な画像解析ソフト用いて得たVARI値は、水稲の簡易栄養診断値と相関があり、一般的なカメラで撮影した画像から生育の把握が可能となる。 -
令和3・指導「傾斜地ほ場におけるオルソモザイク画像の撮影技術」 (PDF 519.6KB)
自動航行アプリケーション「Litchi for DJI」や「Dronelink」を利用すると、「DJI GS Pro」を利用した従来法では撮影できない傾斜地においても、生育診断や収量予測技術等に活用できるオルソモザイク用画像の自動撮影が可能となる。 -
令和3・指導「たまねぎ全自動移植機を用いた雑穀の機械移植技術」 (PDF 465.0KB)
たまねぎ全自動移植機の苗押出座を改良することで、雑穀の移植に利用できる。ポット苗田植機に適した苗を使用することで、同程度の精度で移植できる。 -
令和2・指導「水稲栽培におけるほ場水管理システムの省力効果と節水効果」 (PDF 495.4KB)
ほ場水管理システムの利用により、水管理作業時間は7割程度削減され、用水の給水量にも削減効果が見られる。 -
令和2・指導「レーザ制御ロータリ耕起による耕盤均平技術の効果」 (PDF 572.9KB)
耕盤均平技術は、ロータリ耕うん装置をレーザ制御により上下させ、耕起する高さを一定にして作業を実施する技術であり、耕盤の均平度(高低差の標準偏差)を1.2~1.4cm、高低差±2.5cm以内の割合を9割以上に均平化が可能である。 -
令和2・指導「高速高精度汎用播種機の水稲乾田直播栽培における作業性能」 (PDF 497.4KB)
高速高精度汎用播種機は、水稲乾田直播栽培において高速で点播状に播種することが可能で、作業負担可能面積は33.3ヘクタールである。 -
令和2・指導「ウミネコおよびスズメに対する無人航空機(ドローン)の防除効果」 (PDF 857.5KB)
水田内に滞在するウミネコおよびスズメに対し、無人航空機(ドローン)を高度2~3メートルで飛行させることにより、水田内から追払うことが可能である。また、被害が想定される時期に定期的な防除を実施することにより、被害の発生を抑制できる。 -
令和元・指導「無人マルチローター(ドローン)による薬剤散布特性の把握」 (PDF 414.2KB)
水稲の斑点米カメムシ類及び小麦の赤かび病防除において、無人マルチローター(ドローン)による薬剤散布は、産業用無人ヘリコプターと同等の防除効果が期待できる。 -
令和元・指導「県北部の大豆圃場におけるレーキ式除草機を用いたアレチウリの除草技術」 (PDF 647.1KB)
レーキ式除草機を用いることで、茎葉処理剤が使用できない大豆2葉期前でもアレチウリを除草でき、除草労力を軽減できる。4葉期までのアレチウリには除草効果が高いが、つる化がみられる5葉期以降には効果が低い。 -
平成30・指導「薬用作物(トウキ・センキュウ)におけるレーキ式条間・株間除草機を用いた除草の省力化」 (PDF 396.4KB)
トウキ・センキュウにおいて1~2回の手取り除草をレーキ式条間・株間除草機による除草に置き換えることで、収量、品質に影響無く除草を省力化できる。 -
平成29・普及「法面被覆に用いるイブキジャコウソウの導入効果」 (PDF 465.2KB)
農地の法面被覆に用いるイブキジャコウソウの効率的な栽培管理方法を取りまとめた。この方法では育苗や定植方法等を改良し、従来方法に比べて労働時間及び導入経費の削減が図られる。また、法面にイブキジャコウソウを導入することで、ほ場単位の畦畔管理作業時間は慣行の刈払作業に比べて約20~40%低減できると試算される。 -
平成29・指導「改良型ほうれんそう調製機の作業特性と省力効果」 (PDF 188.7KB)
改良型ほうれんそう調製機は、根と子葉・下葉を自動的に除去することができ、調製後の残根長は現行機に比較してばらつきが少ない。子葉・下葉は90%以上除去可能で、損傷の発生も少ない。作業員1名あたりの能率は、現行機の約1.5倍と省力効果が高い。 -
平成28・普及「乗用型ポット苗田植機を用いた雑穀の機械移植技術」 (PDF 267.8KB)
水稲用の乗用型448穴ポット苗田植機を改良することにより、雑穀の畑地移植に汎用利用でき、10アール当たり50分程度の作業能率で苗移植が可能である。改良に必要な費用は約15万円である。 -
平成28・指導「水稲鉄コーティング点播機用作溝装置の開発(追補)」 (PDF 284.8KB)
水稲鉄コーティング直播用点播機のフロート後方部に装着できるステンレス製の作溝装置を開発し、その性能は従来の高精度湛水直播機に対応した作溝装置とおおむね同程度である。 -
平成27・指導「中小区画ほ場における小型汎用コンバインの導入条件」 (PDF 331.9KB)
中小区画ほ場での小型汎用コンバインの作業負担可能面積(適期内に作業できる面積)は、水稲で20.3ヘクタール、大豆で25.2ヘクタール、そばで28.2ヘクタール、なたねで16.3ヘクタールである。この作業負担可能面積を上限に本機を水稲と大豆に汎用利用した場合は、水稲を自脱型コンバイン、大豆を大豆用コンバインで収穫する体系に比べ、収穫に係る機械利用経費を約3割低減できる。 -
平成26・普及「ディスク式畑用中耕除草機を活用した大豆の一貫栽培体系」 (PDF 1.1MB)
ディスク式畑用中耕除草機を播種と中耕培土に汎用利用することで、「湿害」「雑草害」「倒伏」を軽減し、大豆の収量向上や安定生産が期待できる。栽培面積15ヘクタール規模まで対応可能な機械・設備を前提とした場合の本体系の導入下限面積は、収量水準が10アール当たり200kgのとき8.63ヘクタールである。 -
平成26・普及「ポット苗田植機を用いた雑穀の機械移植技術」 (PDF 634.4KB)
448穴ポット苗田植機を改良することにより、雑穀6作物の畑地移植に汎用利用できる。改良点は、移植爪、泥取りブラシ、覆土輪、苗押出座の4点である。改良機は斜度10°までの傾斜地で移植できる。育苗方法は、棚置き育苗とする。 -
平成26・指導「酸化調製機(50kgタイプ)を活用した水稲鉄コーティング種子作製の効率的作業体系」 (PDF 449.7KB)
鉄コーティング種子作製において、酸化調製機(50kgタイプ)を用いた作業体系は、労働時間を従来(育苗箱上で種子を酸化・風乾する場合)の55%まで短縮できる。また本体系は、処理量325kg(播種面積6.5ヘクタール)以上の場合に従来よりも低コストとなる。 -
平成26・指導「イブキジャコウソウの効率的な育苗・定植方法」 (PDF 515.6KB)
農地の法面被覆に用いるイブキジャコウソウの効率的な育苗、定植方法を開発した。この方法では、慣行より大きい50穴セル苗を使用し、防草シートを設置して40cm間隔の疎植で定植することにより、慣行の方法に比べて定植初年目の労働時間及び導入経費を約半分程度に削減することができる。 -
平成25・普及「水稲鉄コーティング湛水直播の最適コーティング量と本田初期管理」 (PDF 287.6KB)
鉄コーティング湛水直播では、鉄粉の粉衣量を乾籾の0.5倍重とすることにより、スズメ害を安定的に抑制できる。また、播種後8日目から本葉1葉期まで落水管理を行うとともに、作溝により落水時の滞水ムラを少なくすることで、苗立ちを安定させることができる。 -
平成25・指導「水稲鉄コーティング種子作製用鉄粉の造粒・発熱特性の比較」 (PDF 437.2KB)
鉄コーティング種子作製用鉄粉は、粒度が細かいほど造粒しやすいが、サビ処理時に発熱し易い。一方、粒度の粗いものはサビが遅いため、サビが不十分な場合は水の再噴霧・再放熱を行う。造粒後の種子は、育苗箱あたり1kg未満に広げ、十分放熱する。 -
平成25・指導「水稲鉄コーティング湛水直播栽培技術の特徴」 (PDF 330.1KB)
鉄コーティング湛水直播栽培は、カルパーコーティング湛水直播栽培に比べ、種子作製が容易で長期間保存でき、春作業労働時間のピーク分散が可能であること、播種方法の選択自由度が高く小規模でも導入しやすいこと、スズメ害による苗立ち率の変動が少なく、苗立ち確認が容易であることなどが長所である。一方、カルパー湛水直播栽培に比べ、苗立ちが遅れること、倒伏しやすいことなどが短所である。 -
平成25・指導「水田大豆の畦立て栽培に適応できる改良型ディスク式除草機の効果」 (PDF 673.9KB)
ディスク式畑用中耕除草機の後部に固定式レーキを取り付けた改良型ディスク式除草機は、慣行のディスク式除草機よりも大豆株間・株際の除草精度が高く、初期に使用することで成熟期まで雑草発生量を低く抑えることができる。 -
平成25・指導「大豆小畦立て播種と同じ仕様でできる小麦の単条広幅小畦立て播種栽培」 (PDF 315.7KB)
1畦1条播きの単条広幅播種様式にすることで、小麦でも大豆小畦立て播種と同じ仕様で畦立て播種ができる。本播種様式は、密条用小畦立て播種栽培よりも畦の高さが2~3cm高くなり、小麦の苗立ち本数や子実重はほぼと同等となる。 -
平成24・普及「水稲湛水作溝同時直播栽培における新たな低コスト排水装置」 (PDF 566.3KB)
高精度湛水直播機のフロート後方部に装着する1ピース・シームレスのステンレス製作溝装置は、従来装置と同等以上の作溝性能を示す上、より軽量・低コストで作成でき、装着も容易である。 -
平成24・普及「水稲有機栽培における機械除草を中心とした除草体系」 (PDF 109.6KB)
水稲有機栽培では、「プラウによる秋の反転耕」と「荒代かきと植代かきの間隔をあけた2回代かき」、「枕地ならし機構付き田植機」、「株間除草機」の組み合わせによって、一年生雑草、多年生雑草ともに高い除草効果が得られ、増収につながる。除草コストは有機慣行体系より低下する。 -
平成24・普及「ディスク式畑用中耕除草機を改良した麦・大豆用畦立て播種機」 (PDF 235.4KB)
ディスク式畑用中耕除草機の後部ディスク等を外し、施肥播種機を加工取付することにより、麦・大豆の畦立て施肥同時播種が可能である。播種作業時に動力耕うんを伴わないため作業速度が時速3~5kmと速く、機体もコンパクトであるため小区画ほ場での機動性に優れる。 -
平成23・指導「無コーティング種子を使用した作溝同時湛水直播栽培の生育の特徴と管理のポイント」」 (PDF 683.1KB)
水稲作溝同時湛水直播栽培において、無コーティング種子の苗立ち率は、カルパーコーティング種子に比べ20~30ポイント程度低く、平米当たり苗立ち本数100~120本を確保するためには、播種量を10アール当たり6~8kgとする必要がある。出芽揃い~出穂期は1~2日程度遅れるが、カルパーコーティング種子と同程度の苗立ち本数を確保した場合は、同等の収量を得ることができる。 -
平成22・普及「水稲湛水直播栽培における作溝同時直播装置の開発(追補)~ 粒状側条施肥機付き直播機での作溝同時直播」 (PDF 290.4KB)
多目的田植機の粒状側条施肥機付き直播機に作溝装置を取り付ける場合、泥よけ装置は使用しない。また6条用播種機では、泥よけ装置を使用しないことによるフロート前後の重量不均衡の解消と、左右のフロートのばたつき動作を抑制し、播種精度、肥料及び種子の覆土精度を確保するため、Lアングルにより全フロートの連結固定を行う。 -
平成22・普及「小麦の密条用小畦立て播種機の開発と効果」 (PDF 223.0KB)
小麦の密条用小畦立て播種機は、爪配列を改変した代かきハロー、畦溝成形板、畦間サブソイラー、播種ユニットにより構成される。この播種機を秋播き小麦栽培に用いることにより、慣行栽培に比較して苗立ち数や穂数が増加し、増収する。 -
平成22・普及「極少量播種機構を備えたナタネの畦立て同時播種技術の開発」 (PDF 227.7KB)
ナタネの畦立て同時播種機は、爪配列を改変した代かきハロー、排土板付き畦間サブソイラー、ロールを改良した播種ユニット、電動コントローラにより構成される。この播種機を用いることにより10アール当たり200~500グラムの極少量播種が可能となり、慣行栽培より安定した苗立ちや収量が得られる。 -
平成22・指導「中間管理作業がスムーズにできる晩播大豆の狭畦密植畦立て播種栽培技術」 (PDF 360.3KB)
晩播大豆の狭畦密植畦立て播種機は、爪配列を改変した代かきハロー、排土板付き畦間サブソイラー、ロール式播種ユニットにより構成される。この播種機を用いることにより、晩播大豆の狭畦密植栽培における機械除草や効率的な農薬散布作業が乗用管理機で可能となり、栽培の安定化が図られる。 -
平成21・普及「キビ、アワの機械化栽培マニュアルの策定」 (PDF 584.8KB)
畑地を主体としたキビ、アワ栽培における、播種~除草~収穫・乾燥・調製の機械化栽培マニュアルを作成した。 -
平成21・指導「水稲湛水直播栽培における作溝同時直播装置の開発(追補)~ 装置の改良と現地適応性」 (PDF 221.6KB)
作溝同時直播装置の種子誘導装置を改良することにより、播種深が一定となり、播種精度が向上する。改良機は県内各地のいずれの土壌条件においても、高い播種精度を維持したまま、従来播種機に市販作溝機を装着した場合より、幅が広く深い排水溝を形成できる。 -
平成20・指導「水稲湛水直播における作溝同時直播装置の開発」 (PDF 275.9KB)
水稲湛水直播栽培において、播種と同時に導水溝を形成する作溝同時直播装置を開発した。これを用いることにより、落水出芽における排水及び入水を、均一かつ速やかに実施でき、出芽、苗立が安定する。また、従来の作溝装置に比べて、作業を効率的に実施することが出来る。 -
平成20・指導「水稲における固定式タイン型除草機の除草効果」 (PDF 192.7KB)
固定式タイン型除草機を用い、田植え後7~10日に1回目、その後7~10日間隔で2~4回除草することで、75~90%の雑草を除去することが可能であり、直進部分で慣行栽培に比べ約95%の収量を確保することが出来る。本機種の利用可能面積は15.1ヘクタールであり、利用面積5ヘクタールの場合、慣行栽培に比べ10アール当たり6,193円コスト高となる。 -
平成20・指導「キビ、アワの機械収穫技術」 (PDF 289.7KB)
キビとアワの機械収穫において、倒伏角度20°以下の時の普通型コンバインによる作業能率は10アール当たり20~40分、全損失は平均でキビが10.5%、アワが18.5%である。鋼材を用いたデバイダの改良によりヘッドロスを低減できる。小規模栽培では高刈バインダーが有効である。 -
平成19・指導「早期培土を基本とした機械除草体系はキビにも適用できる」 (PDF 153.5KB)
キビ栽培において、播種後20日頃の早期培土と通常培土を組み合わせた機械除草体系により、最大で手取り除草栽培の95%程度の収量を確保することができ、さらに播種直後中耕の組み合わせにより、さらなる抑草と収量の向上が可能である。 -
平成18・普及「農作業計画策定のためのアメダス地点別・半旬別作業可能日数率算出支援シート」 (PDF 558.4KB)
県内のアメダス観測地点別の日別降水量を基に、水稲、麦、大豆作の作業別・半旬別作業可能日数率算出支援シートを作成した。作成したシートは、降水量データを追加することにより、最新の作業可能日数率の算出ができる。県内の作業可能日数率は概ね5つの型に分類できた。 -
平成18・指導「雑穀栽培における畑用簡易手押し式除草機の特性」 (PDF 315.8KB)
雑穀栽培において、畑用簡易手押し式除草機を利用することにより、生育初期の株際の除草作業が省力化できる。 -
平成18・指導「アワ栽培における早期培土を基本とした機械除草体系」 (PDF 81.0KB)
アワ栽培において、播種後20~25日後の早期培土と通常培土を組み合わせることにより、完全除草栽培の約80%の収量を確保することができる。 -
平成17・普及「水稲湛水直播機の作業条件と導入基準」 (PDF 47.7KB)
湛水直播の播種に適する土壌硬度は、播種機の種類により異なる。カルパーの剥離程度は風乾程度で決まる。播種機の負担面積は多目的田植機用直播機(条播機)で大きく、損益分岐点面積は代かき同時打込み点播機が小さい。 -
平成17・指導「水田大豆の湿害を回避する小畦立て播種栽培 -播種機の改良と大豆生育に対する効果-」 (PDF 61.1KB)
代かきローター(なたづめ)を改良した播種機で高さ10cm程度の小さな畦を立てて大豆を栽培することにより、水田での梅雨期の湿害が回避でき、初期生育が旺盛となり収量が安定する。 -
平成17・指導「畑地用転動タイン型株間除草機の特性と除草効果」 (PDF 165.2KB)
転動タイン型株間除草機は、条間に加えて株元、株間の除草が可能である。降雨後で土壌水分が高く、慣行のロータリカルチでは作業できない状況でも除草作業が可能である。キビの場合、播種後3回の処理で、雑草害による収量低下を抑えることができる。 -
平成17・指導「水田転換畑の排水対策フロー」 (PDF 30.0KB)
岩手県耕地土壌図に示される水田土壌統と、降雨後の地表面停滞水の排水時間を用いて対策を検討するためのフローである。 -
平成17・指導「えだまめハーベスタの特性と導入の目安」 (PDF 67.0KB)
えだまめハーベスタがエダマメ収穫作業において適応性が高いことを確認した。えだまめハーベスタを用いた往復収穫は、1 回収穫に比較して収穫損失を 8%程度に抑えることができ、作業速度を速めた効率的な作業が可能である。 -
平成16・指導「県中南部水田地帯における大豆・小麦立毛間播種栽培2年3作の技術体系」 (PDF 29.8KB)
大豆・小麦立毛間播種栽培2年3作の技術体系を作成した。この技術体系での作業可能面積(負担面積)は 12.6ヘクタールである。想定した導入モデルでの年間試算所得は 3,258千円となった。 -
平成16・指導「県北地域における大豆・小麦立毛間播種2年3作栽培技術」 (PDF 70.2KB)
大豆「ユキホマレ」 、小麦「ネバリゴシ」を用いることにより、県北地域でも大豆・小麦立毛間播種栽培の2年3作が可能である。播種適期は1作目大豆で6月第5~第6半旬、2作目小麦(大豆立毛間)で9月第5~6半旬、3作目大豆(小麦立毛間)で6月第5半旬~7月第1半旬である。 -
平成15・指導「立毛間播種栽培により大豆・小麦の2年3作ができる」 (PDF 77.4KB)
立毛間播種機を利用することによって、大豆-小麦の2年3作が可能となり、大豆、小麦ともに慣行並の収量・品質が確保できる。 -
平成15・指導「全自動収穫機と根葉切り皮むき機利用によるねぎの収穫・調製省力化」 (PDF 198.7KB)
ねぎの収穫調製作業において、全自動収穫機と根葉切り皮むき機を利用することにより、慣行作業対比62%と大幅な省力化が可能である。収穫時間は、全自動収穫機利用で慣行対比33%、調製作業は、根葉切り皮むき機利用で慣行対比58%に省力化される。導入下限面積は全自動収穫機で1.9ヘクタール、根葉切り皮むき機で0.4ヘクタール程度である。作業可能面積は2人作業で1.8~2.1ヘクタール 、4人作業で3.3~3.9ヘクタールである。 -
平成14・普及「代かき同時打ち込み点播機を用いた水稲湛水直播栽培法」 (PDF 257.1KB)
代かき同時打ち込み式点播機を用いた水稲湛水直播栽培において、10アール当たり収量480~500kgを確保するには、苗立ち本数は平米当たり100~120本必要であり、苗立ち率は60~70%であるため、播種量は乾籾で10アール当たり5kgを目安とする。このときの、播種時の水深は通常は1cm未満を目安とし、土壌が硬化した場合は1.5cm程度とする。播種後7~14日程度は落水管理とし、出芽の開始後は湛水管理とする。 -
平成14・普及「代かき同時打ち込み点播機の播種ロール改良による作業性向上効果」 (PDF 100.4KB)
代かき同時打ち込み点播機の播種ロールに、従来の播種穴3ヶ所に加え、新たに3ヶ所穴を開け改良することにより、田植機並みの作業速度秒速0.8メートルでも10アール当たり6kg程度の十分な播種量を確保できる。また、ヘクタール当たり作業時間は6割に短縮できる。 -
平成14・普及「だいず不耕起播種機の作業特性」 (PDF 52.4KB)
だいず不耕起播種機を用いると、播種前の耕起・砕土及び中耕培土作業が省略でき、降雨による播種作業の遅れも少なくなり、作業能率はヘクタール当たり1.7~2.7時間と省力的に作業できる。また、集団転作等の大規模栽培においては、慣行並~下回る経費での導入が可能である。 -
平成14・普及「ほうれんそう計量・包装機の作業特性と省力効果」 (PDF 88.6KB)
ほうれんそう計量・包装機は計量・包装が一工程で能率的に行える。ほうれんそう調製機と組み合わせることにより、調製および包装作業が省力化され、2人組での作業も可能である。 -
平成14・指導「水稲ロングマット水耕苗移植技術」 (PDF 47.4KB)
水稲のロングマット水耕苗を用いた育苗・移植作業は、苗の取扱量が減少するため、単位面積当たりの労働負担(作業負担度)は大幅に軽減される。作業時間は慣行の土付き苗移植対比で育苗で74%、移植で56%の時間で作業できる。また、田植機に簡易な苗押さえ装置を付属することで、欠株率・苗損傷率が低下する。 -
平成14・指導「ドレンレイヤー工法による暗渠排水技術」 (PDF 65.7KB)
疎水材設置と有孔管埋設を同時に行うドレンレイヤー工法暗渠は、重機掘削方式の従来工法暗渠と比較し施工経費が廉価である。また埋設深が40~60cmの範囲では排水効果が同等であることから、従来より排水路を浅く施工することが可能である。 -
平成13・普及「キャベツ収穫運搬車の作業特性と導入基準」 (PDF 62.7KB)
キャベツ収穫運搬車は、キャベツの選択収穫作業における収穫及び運搬補助作業機として有効で、4人組作業で10アールあたり12時間程度で作業でき、慣行作業の23.5%の省力化が可能である。月別稼働可能面積は2.0~2.8ヘクタールで、損益分岐点面積は6.7ヘクタールである。本機の利用により単位面積当たりの作業負担度は3分の1~4分の1に軽減される。 -
平成13・普及「農業機械・作業技術関連成果・文献等検索システム」 (PDF 290.0KB)
昭和55年度から平成12年度までの農業機械や作業技術に関する成果情報を検索できるシステムを開発した。また、このシステムでは農業機械学会誌や農業施設学会誌などの関係文献も標題や著者等で検索できる。さらに、基本技術を理解するため、岩手県の技術体系や主要な農業機械の概要が検索できるシステムとなっている。 -
平成13・指導「水稲湛水直播における無人ヘリコプターの作業性能」 (PDF 24.6KB)
無人ヘリコプターによる水稲湛水直播の1ヘクタール当たり作業時間は、R-50で111~166分、RMAXでは31~39分であり、特にRMAXでは種子補給回数も少なく高能率に散播作業を行うことができる。 -
平成13・指導「畦畔被覆資材の施工比較」 (PDF 139.2KB)
畦畔管理に要する作業時間の軽減を図るため、畦畔自体の強化を図る方法として畦畔シート・ネットを複数施工し、経済性や耐久性に関する比較を行った。市販されている畦畔シート・ネットはどのタイプも雑草防除性が十分であり、経済性を主眼とすれば安価なネット状の被覆材が最適である。 -
平成13・指導「もみがら成型マットでの育苗方法と成型機の導入条件」 (PDF 26.5KB)
もみがら成型マットは移植時の省力・軽労化などを目的に開発されたもので、慣行苗に比べて30%ほど軽い。根上りがしやすいことや初期の葉色がやや淡く経過するが移植時の苗はほぼ慣行育苗並みで、移植適応性もほぼ同じである。生育・収量にも違いはみられない。なお、成型機の導入に当たっては、1時間当たり200枚の能率のもので20万枚(稚苗で1,000ヘクタール)以上の利用規模を想定する必要がある。 -
平成13・指導「緩効性側条ペースト施肥田植機の性能と施肥法」 (PDF 20.6KB)
緩効性窒素入りペースト肥料に対応した側条施肥田植機の作業能率は時間当たり31~37アールで移植作業上の問題はみられなかった。また、緩効性ペースト肥料を側条施肥することにより、生育中期の肥切れを解消できるとともに、幼穂形成期から減分期頃の追肥を省略できる。 -
平成13・指導「水田における暗渠排水の最適被覆材の評価」 (PDF 138.3KB)
被覆材は粗朶、砕石、もみがら、カキ貝殻、パーライト、ヤシ繊維の6種類である。降雨後の排水量が多かったのは粗朶とヤシ繊維であった。経年変化の劣化具合ではいずれの材料も排水量に支障を来すほど劣化していなかったものの、粗朶やヤシ繊維では断面が縮小していた。施工単価はもみがらが安価であった。総合的にみるともみがらが最も優位である。 -
平成13・指導「農作業改善のための労働負担測定評価方法マニュアル」 (PDF 46.6KB)
農作業改善のために必要と思われる、労働負担測定法及び評価手法等について、実際の測定事例を基に分析し、簡易に実施できる測定・評価法を整理するとともに、新知見を含めマニュアルを作成した。 -
平成12・指導「だいこん収穫機の作業特性及び導入基準」 (PDF 81.0KB)
自走式及びトラクタ装着式だいこん収穫機は、傾斜10度程度までは平地と同等の能率で作業可能で労働時間は慣行に比べ、自走式で3分の1、装着式で2分の1に省力化でき、作業負担も軽減される。また、本機の年間作業可能延べ面積は自走式25ヘクタール、装着式18ヘクタール、機械利用経費と標準的な作業請負料金との損益分岐点面積は自走式20ヘクタール、装着式9ヘクタールである。 -
平成12・指導「ほうれんそう調製機の作業特性と省力効果」 (PDF 33.5KB)
ほうれんそう調製機は、根と下葉を機械的に除去することができる。根は、設定値に対して±2mmの範囲で概ね85%以上の精度が得られる。下葉等不要葉は80%程度除去可能である。作業能率は、3人作業で1.2~1.4倍と省力効果が高く、規模拡大を可能にする。 -
平成12・指導「だいこんのマルチ同時播種機の作業特性」 (PDF 24.4KB)
だいこんのマルチ張り作業と播種作業に同時作業機を用いることで慣行の約20%の時間で作業でき、作業姿勢負担が大幅に軽減される。また、横傾斜が5°程度の圃場では、特注マルチフィルムを用い、マルチ押さえ部が傾斜谷側に落ちないように固定することで安定したマルチ張り作業が可能である。 -
平成11・普及「キャベツ栽培における乗用型野菜移植機の作業特性」 (PDF 36.8KB)
キャベツ栽培において乗用型野菜移植機を用いると、傾斜10度程度までは十分に作業可能で、10アール当たりの作業時間は51~64分と慣行の10分の1に省力化できる。また、本機の最大作業可能面積は21~33ヘクタールで、機械利用経費と標準的な作業請負料金との損益分岐点面積は8ヘクタールである。 -
平成11・指導「転作田での弾丸暗渠と明渠の組合せによる営農排水効果」 (PDF 183.2KB)
重粘土水田で弾丸暗渠と明渠の組合せによる排水対策効果を調査した結果、灰色低地土圃場の場合は弾丸暗渠の施工間隔を4メートル、細粒グライ土圃場の場合は弾丸暗渠の施工間隔を2メートルとし、圃場周囲に明渠を施工することで、排水目標である降雨2~3日後の地下水位以下の排水目標がほぼ達成された。 -
平成11・指導「キャベツ及びはくさい栽培におけるチェーンポット苗全自動移植機の作業特性」 (PDF 31.2KB)
キャベツ及びはくさいの露地栽培において、チェーンポット苗全自動移植機を用いると、10アール当りの作業時間は、キャベツ62分、はくさい44分と現行機種の約2分の1の時間で作業できる。また、本機の最大作業可能面積は、キャベツ19~30ヘクタール、はくさい18~30ヘクタールで、機械利用経費と標準的な作業請負料金との損益分岐点面積は2.2~2.3ヘクタールとなる。また、傾斜地においても株間の変動が少なく、傾斜11度前後まで作業が可能である。 -
平成10・指導「大区画圃場における機械利用による中間管理技術」 (PDF 28.5KB)
乗用管理機およびRCヘリコプターについて、大区画圃場での、除草・防除・追肥作業の一貫体系における1ヘクタール当たりの作業時間は、それぞれ乗用管理機では0.86時間、RCヘリコプターでは0.14時間であった。また導入規模について稲の生育期間において試算すると、乗用管理機では、延べ稼働可能面積は171ヘクタール、導入する場合には、延べ64ヘクタール以上の稼働面積が必要である。同様にRCヘリコプターの延べ稼働可能面積は907ヘクタール、導入する場合には延べ174ヘクタール以上の稼働面積が必要である。 -
平成10・指導「野菜栽培管理ビークルの作業特性(追補)-キャベツ現地実証における作業特性と収穫-」 (PDF 92.3KB)
キャベツ栽培において野菜栽培管理ビークルを用いると、中間管理作業から収穫作業までが1台の本機に作業機を付け替えて作業できる。中耕培土作業で10アールあたり42~63分、防除作業は1回防除10アール当たり13~15分で作業できる。収穫作業は人力作業と同等の作業時間であるが作業姿勢の改善による軽労化の効果が高い。また、2人組作業での機械作業の組み合わせで約3.7ヘクタールのキャベツ栽培が可能である。 -
平成9・指導「表層砕土同時田植機の特徴と利用法」 (PDF 254.2KB)
表層砕土同時田植機は、移植時に施肥・代かき作業を同時にできることから、水田の代かき作業及び代かき後2~3日間の放置日数の省略が可能となる。複合経営農家では、春季の代かき作業と他の作業との競合の解消や田植期間の短縮が可能となる。 -
平成9・指導「野菜栽培管理ビークルの作業特性」 (PDF 191.7KB)
「野菜栽培管理ビークル」は、防除機、中耕培土機、液肥追肥機を装着して作業が行え、平坦地及び傾斜地(傾斜度10度)におけるキャベツほ場での作業の実用性が認められた。また、防除機でオペレータへの被ばく防止用として新たに開発された「エアカーテン方式」散布では、人体への被ばく程度が人力散布のおよそ5分の2に抑えられた。特に胸部より上の頭部、襟もとでは顕著な被ばく防止効果が認められた。 -
平成9・指導「汎用コンバインの改良とそれを用いたアマランサス収穫法」 (PDF 104.9KB)
新需要穀類として定着しつつあるアマランサスの収穫作業において、高能率、高精度で作業できる汎用コンバインの改良を行った。改良した汎用コンバインは、穀粒水分50%以下のアマランサスを10アール当たり20分程度、穀粒損失15~25%で収穫できる。また、そば、キビへの適応も可能である。 -
平成9・指導「揺動型比重選別機の改良とそれを用いたアマランサス調製法」 (PDF 82.1KB)
新需要穀類として定着しつつあるアマランサスの選別作業において、高能率、高精度で作業できる揺動型比重選別機の改良を行った。改良揺動型比重選別機は、整粒率82%の原料アマランサスを整粒率99.9%以上で仕上げることができる。また、キビへの応用も可能である。
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