令和8年農作物技術情報 第6号(令和8年8月27日発行)
水稲
生育状況
県全体の出穂盛期(50%)は平年並の8月3日であり、出穂盛期からの積算気温950℃(刈始めの目安)の到達は、県全体で平年より2日遅い9月14日の見込みだが、気温が高く推移した場合は平年より早まる場合がある。
技術対策
刈遅れは胴割粒の発生等による品質低下や食味低下につながるため、適期刈取りを心がける。
刈取適期の判断は、積算気温のみに頼らず黄化籾割合で80~90%を目安とし、テスト籾すりを行う。
コンバインや乾燥調製施設の清掃・点検・整備を早めに行う。
籾の乾燥は二段乾燥を心がけ、玄米水分15%以下に仕上げる。
異品種混入(コンタミ)対策の清掃を徹底する。
畑作物
技術対策
大豆
マメシンクイガと紫斑病の防除適期を迎えており、莢に薬剤が付着するように薬剤散布を行う。
小麦
収量確保のためには、越冬前に十分な生育量を確保することが重要。排水対策は早めに実施し、播種は土壌条件が整ってから行う。
野菜
生育状況
果菜類
トマトでは梅雨時期の日照不足により草勢の低下等が見られるが、回復傾向。
ピーマンでは梅雨時期の日照不足により生育は緩慢となっている。
葉根菜類
雨よけほうれそうは、日照不足により株が細いが回復傾向。
高冷地キャベツは降雨の影響により生育に地域差が見られ、ねぎは大雨等の影響により葉先枯れや生育停滞が一部で見られる。
施設、露地共にタバコガ類の発生が見られる。
技術対策
共通
台風等の気象災害に備え、排水対策や強風に対する備えを徹底する。天候に合わせた温湿度管理、栽培管理等を行う。
果菜類(施設)
ハウスの適切な温湿度管理(遮光、換気)、かん水管理で草勢維持をはかり、障害果の発生軽減を図る。現在発生している病害虫と、湿度の上昇で発生が多くなる病害を中心に防除を徹底する。
果菜類(露地)
摘果・摘葉等の管理作業と、生育に応じた追肥や葉面散布を行い、草勢維持をはかる。現在発生している病害虫と、降雨で発生が多くなる病害を中心に防除を徹底する。
葉根菜類
雨よけほうれんそうは適期に品種の切り替えを行い、べと病やホウレンソウケナガコナダニ等の病害虫防除を徹底する。
キャベツ・レタスは腐敗性病害、ヨトウムシ、オオタバコガ等害虫の適期防除と適期収穫を行う。ねぎは出荷計画を明確にし、収穫時期の20~30日前に最終培土を行う。
花き
生育状況
りんどうの晩生種の開花が始まっている。
小ぎくの9月咲品種は着蕾が始まっている。
りんどうでは黒斑病、オオタバコガ、小ぎくでは白さび病、オオタバコガの発生が増えている。
技術対策
共通
ほ場が乾燥する前にかん水する。適期収穫と出荷選別を徹底する。台風等の強風に備えネットと支柱を点検、補強する。
りんどう
花腐菌核病、黒斑病、オオタバコガ等を適期に防除する。収穫後も防除を継続する。
小ぎく
白さび病、オオタバコガ、ハダニ類等の防除を徹底する。収穫後管理を適切に行い、健全な伏せ込み苗・株を確保する。
果樹
生育状況
りんごの果実生育(横径)は、県平均で平年比102~111%で概ね順調。ぶどう「キャンベルアーリー」の果径は平年比98%で、糖度は収穫の目安に達した。
技術対策
りんご
早生種はすぐりもぎが基本。病害虫防除は、発生予察と適期の薬剤散布を徹底する。なお、早生種は収穫期を迎えるため、農薬の使用基準を遵守し、ドリフトに十分注意する。
ぶどう
平年より糖度が高く、全般的に熟期が早まっている。過度な着色は期待せずに、食味を重視した適期収穫を徹底する。
畜産
生育状況
飼料用とうもろこしの生育は概ね平年並み、早いところでは8月下旬から収穫が始まっている。牧草は7月中旬までの低温傾向、下旬以降の降雨により生育は平年並みからやや不良、梅雨の長期化による刈遅れも散見される。
技術対策
飼料用とうもろこし
収穫機械やサイロの点検、資材準備等を早めに行って収穫に備える。
牧草
寒地型牧草の播種は、夜露が草に付く頃に行い、越冬前の成育を確保する。
大家畜
牛舎の暑熱対策を継続し、良質飼料給与などの体力回復に向けた飼養管理を徹底する。
野生獣対策
クマ人身被害対策
引き続きクマへの最大限の注意を払う。
クマの特徴と対策
20~70センチメートルの3段を基本に電気柵を設置する
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このページに関するお問い合わせ
農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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