令和6年農作物技術情報 第2号(令和6年4月18日発行)

ページ番号2010652  更新日 令和6年4月18日

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水稲

技術対策

育苗管理

極端な高温・低温条件、乾燥・過湿を繰り返さないよう、ハウスの温度・水管理に注意する。

田植え

苗の生育にあわせて、風のない天気のよい日を選んで田植えを行う。

田植え適期の目安は、県南部5月10~20日、県中北部・沿岸部5月15~25日。

直播栽培

出穂が遅くなりすぎないよう、播種早限以降で早めの播種を心がける。

畑作物

生育状況

小麦の生育は早まっており、出穂期は2日程度早まると予測される。

技術対策

小麦

赤かび病防除は、適期に2回以上行うことを基本とする。赤かび病の防除適期は、1回目は開花始から開花期で、2回目は1回目の防除時期の7~10日後。出穂期以降は、開花の観察をこまめに行い、開花始と開花期をしっかり把握し、適期に防除する。追肥は、生育ステージを確認して適期に実施する。

大豆

排水対策を早い時期から実施し、適期播種に努める。

野菜

生育状況

施設果菜類の苗の生育、定植後の生育は概ね順調で、順次定植が行われている。葉茎菜類の定植は、ねぎが県南部で平年並みの3月下旬、レタスが高冷地で平年より早めの4月上旬頃から始まっている。

技術対策

施設果菜

朝晩は保温資材・補助暖房を活用して保温に努め、日中は高温になりすぎないよう換気に努めるなど、急激な温度変化に注意する。

露地果菜

圃場準備では、高畝の実施や明渠の設置等により事前に湿害対策を行う。

葉茎菜類

露地作では、土壌が適度に湿った状態で早めに圃場を準備し、速やかに播種や定植を行う。雨よけほうれんそうは、播種時の十分なかん水で生育を揃え、ホウレンソウケナガコナダニの防除対策を徹底する。

花き

生育状況

露地りんどうは、展葉期を過ぎ株仕立て作業が始まっている。小ぎくは、8月咲品種の採穂や挿し芽作業が行われている。

技術対策

りんどう

株仕立て、追肥、雑草対策の作業を適期に進める。圃場が乾燥する場合は畝間かん水を行う。

小ぎく

育苗、定植、摘心作業を計画的に進める。定植時や定植後に十分かん水し初期生育を促す。挿し芽後の苗や採穂前の親株は、日中高温になりすぎないよう換気に努める。

果樹

生育状況

りんごの生育ステージは、展葉期となり、平年より6日程度早い。

技術対策

今後の気温は高めで推移すると予想されているため、生育の前進化や毎日の気象情報に注意し、低温・降霜が予想される場合は、事前対策を講じる。

畜産

技術対策

飼料用とうもろこし

品種の選定や施肥などの基本技術を再確認し、播種は適切な栽植密度で行う。収量確保には初期生育が重要なため、播種床の形成や雑草・害虫の防除を確実に行う。

乳牛

牛舎環境面の暑熱対策は、農繁期前に実施する。

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このページに関するお問い合わせ

農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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