農作物技術情報 第9号 要約(令和5年11月30日発行)

ページ番号2010360  更新日 令和5年11月30日

印刷大きな文字で印刷

畑作物

小麦:生育は平年を上回り、順調に経過している。雪腐病の発生量は「並」と予想されているので、雪腐病の常発地帯では、雪腐病防除を根雪前に行う。越冬後の融雪対策のため、排水路の点検や整備を行う。

野菜

寒じめほうれんそう:ハウス内の温度管理を徹底し、収量・品質を確保する。
促成アスパラガス:適切な温度・かん水管理を徹底し、収量を確保する。
冬春どり葉菜類:被覆資材の利用や換気等により、収量を確保する。

果樹

りんご:晩生種を貯蔵販売する際は、果実の軟化・果肉に障害が発生していないかを随時確認する。
果樹全般:野ネズミ、ニホンジカなどの獣害対策、若樹の凍寒害対策に努める。また、翌春の凍霜害対策に努める。

畜産

牧草・飼料作物:土壌分析を実施して土の状態を確認する。土壌診断結果に基づき、牧草や飼料作物への肥効が高まるように、pH 矯正等を検討する。
家畜飼養 :子牛は、被毛や皮下脂肪が少なく、寒さの影響を強く受けるため、防寒対策、換気、エネルギ-補給に努める。

大雪対策

農業施設:降雪前からハウスを補強するなど、しっかりと対策を講じる。
降雪が予想される場合は暖房等を利用して施設温度を高めて自然落雪を促すとともに、降雪時にはハウス周辺の除雪を行う。除雪が追い付かない場合は、非常手段としてビニールを切断・除去してハウスの倒壊を防ぐ。
降雪後は倒壊の危険がないか注意しながら除雪に努めるほか、施設各部の損傷や資材の点検を行う。
倒壊した場合は、十分に除雪し融雪を待ってから無理のない復旧作業に努める。

 

農作物技術情報の本年の定期発行は今号で終了となります。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
〒024-0003 北上市成田20-1
電話番号:0197-68-4435 ファクス番号:0197-71-1088
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。