農作物技術情報 第2号 要約(令和3年4月22日発行)

ページ番号2003604  更新日 令和3年4月22日

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水稲

生育状況:播種作業は終盤を迎えている。苗の生育は概ね順調である。

技術対策

育苗管理:こまめな温度・水管理に努める。特に低温時の苗立枯れ、高温時の細菌病発生に注意。イネばか苗病が発生した場合には、籾ごと苗を抜き取り、本田に持ち込まないように努める。
田植え:天気のよい日を選んで田植えを行う。適正栽植密度・植付本数・植付深さを守る。好天時は生育を促進するため浅水とし、強風・低温時は苗を保護するため深水とする。
雑草防除:除草剤は雑草の種類や使用時期に応じて選択する。散布時期や方法を厳守する。
葉いもち予防:稲わら・籾がらは育苗施設付近に置かない。取置苗は土中埋没等で直ちに処分する。

畑作物

生育状況:小麦の生育は平年よりも3日程度進んでおり、生育量も大きい。

技術対策 

小麦 追肥作業:減数分裂期以降の後期追肥は、生育量や生育ステージを確認して適切に実施する。
赤かび病防除:赤かび病の防除は、開花始期~盛期に必ず実施する。

野菜

生育状況:施設果菜類は苗の生育が例年よりやや早く、順次定植が行われている。露地葉菜類はレタスやねぎの苗の生育が例年より早く、順調に定植作業が実施されている。

技術対策

施設果菜:天候に応じて朝晩は保温資材・補助暖房を活用して保温を行うほか、日中は高温になりすぎないよう換気に努める。潅水の必要がある場合、日中の気温が高いうちに行い適湿を保つ。

露地葉菜類:定植後はべたがけ資材で植え傷みや凍霜害を回避し、適切な時期に除去する。

雨よけほうれんそう:ホウレンソウケナガコナダニの防除対策を徹底する。

花き

生育状況:露地りんどうは、平年より生育が進んでおり、株仕立て作業が始まっている。小ぎくの親株の生育は順調で、挿し穂が確保され、挿し芽作業は順調に行われている。

技術対策

りんどう:株仕立て等の作業を適期に進めるともに、圃場が乾燥する場合はかん水を行う。
小ぎく:育苗、定植、摘心作業を計画的に進める。

果樹

生育状況:りんごの生育ステージは、開花直前となっており、平年より10日程度早い生育となっている。

技術対策:現在、凍霜害に弱い生育ステージとなっているので、毎日の気象情報に注意し、園地に霜溜まりを作らない、燃焼法の準備する等、被害軽減対策の徹底を図る。

りんご:結実確保のために人工授粉の徹底と、大玉生産及び隔年結果防止を図るため、摘花剤・摘果剤を積極的に利用しながら、早期の適正着果を図る。

畜産

技術対策

飼料用とうもろこし:品種選定と基本技術を再確認する。適切な栽植密度で播種を行う。また、収量確保には初期生育が重要なため、播種床の形成、雑草・害虫の防除を確実に行う。

乳牛:日中の暑熱対策を開始する。

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農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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