令和7年農作物技術情報 第2号(令和7年4月17日発行)
水稲
技術対策
育苗管理
極端な高温・低温条件、乾燥・過湿を繰り返さないよう、ハウスの温度・水管理に注意する。
田植え
苗の生育にあわせて、風のない天気のよい日を選んで田植えを行う。
田植え適期の目安は、県南部5月10~20日、県中北部・沿岸部5月15~25日。
直播栽培
出穂が遅くなりすぎないよう、播種早限以降で早めの播種を心がける。
畑作物
生育状況
小麦の幼穂形成期は平年より1日程度遅く、出穂期は4日程度遅いと予測されるが、今後の気象状況によっては生育が早まる場合がある。
技術対策
小麦
赤かび病防除は、適期に2回以上行うことを基本とする。赤かび病の防除適期は、1回目は開花始から開花期で、2回目は1回目の防除時期の7~10日後。出穂期以降は、開花の観察をこまめに行い、開花始と開花期をしっかり把握し、適期に防除する。追肥は、生育ステージを確認して適期に実施する。
大豆
排水対策を早い時期から実施し、適期播種に努める。
野菜
生育状況
施設果菜類の苗の生育、定植後の生育は概ね順調で、順次定植が行われている。葉茎菜類の定植は、ねぎが県南部で始まり、レタスが高冷地で平年並みの4月上旬頃から始まっている。
技術対策
施設果菜
朝晩は保温資材・補助暖房を活用して保温に努め、日中は高温になりすぎないよう換気に努めるなど、急激な温度変化に注意する。
露地果菜
圃場準備では、高畝の実施や明渠の設置等により事前に湿害対策を行う。
葉茎菜類
露地作では、土壌が適度に湿った状態で早めに圃場を準備し、速やかに播種や定植を行う。
雨よけほうれんそうは、播種時の十分なかん水で生育を揃え、ホウレンソウケナガコナダニの防除対策を徹底する。
花き
生育状況
露地りんどうは、展葉期を過ぎ株仕立て作業が始まっている。小ぎくは、8月咲品種の採穂や挿し芽作業が行われている。
技術対策
りんどう
株仕立て、追肥、雑草対策の作業を適期に進める。圃場が乾燥する場合は畝間かん水を行う。
小ぎく
育苗、定植、摘心作業を計画的に進める。定植時や定植後に十分かん水し初期生育を促す。
果樹
生育状況
りんごの生育ステージは、展葉期となり、平年より5日程度早い。
技術対策
今後の気温は高めで推移すると予想されているため、生育の前進化や毎日の気象情報に注意し、低温・降霜が予想される場合は、事前対策を講じる。
畜産
技術対策
飼料用とうもろこし
品種の選定や施肥などの基本技術を再確認し、播種は適切な栽植密度で行う。収量確保には初期生育が重要なため、雑草防除を確実に行う。
乳牛・肉用牛
哺乳子牛は5月まで夜間の防寒対策を実施する。
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このページに関するお問い合わせ
農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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