令和6年農作物技術情報 第1号(令和6年3月21日発行)

ページ番号2010519  更新日 令和6年3月21日

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水稲

【育苗】

  • 適期に移植できるよう、播種計画を立てる。
  • 出芽揃いを良くするため、適正な浸種水温及び期間を守る。
  • 育苗期間中の温度・かん水管理には最大限の注意をはらう。

【圃場準備】

  • 適切な水管理ができるよう、畦畔のかさ上げや用排水路等の点検、補修を早めに行う。
  • 高温登熟による玄米品質の低下を抑えるために、積極的な土づくりと深耕を行う。

畑作物

【小麦】

  • 気温が高く経過したことから、生育は順調です。
  • 圃場排水に努め、追肥や麦踏みは茎立ち前までに実施する。
  • 雑草の発生に合わせて早めに除草剤の散布を行う。

野菜

【圃場準備】

  • 排水対策を講じるとともに、計画的に圃場準備を進め、播種・定植が遅れないように努める。

【果菜類】

  • 育苗期の温度管理や苗のずらしなどの作業を徹底し、苗を徒長させない。苗からの病害虫持込みを防止するため、育苗ハウスの雑草や病害虫防除を行うとともに、育苗後半の低温による品質低下に注意する。
  • ハウスビニールやマルチを早めに張り、地温を確保し活着を促す。

【葉茎菜類】

  • キャベツやレタスなどは、育苗管理を徹底して適期に定植を行い、定植後はべたがけ資材で保温し、生育の促進と霜害などを防止する。
  • 雨よけほうれんそうは、圃場の水分不足に注意し、ホウレンソウケナガコナダニの防除対策を徹底する。

花き

【りんどう】

  • 早期に残茎を除去するとともに、浮き上がった株は埋め戻し、土を寄せて株を保護する。
  • 生育が早まっていることから、春の基肥は、萌芽期を目安に遅れないよう施用する。

【小ぎく】

  • 想定した定植日から逆算して、計画的な育苗作業を行う。穂冷蔵を活用する。
  • 親株から育苗期の病害虫防除を徹底する。

果樹

【りんご】

  • 本年産の花芽数は平年より多いが、弱小花芽もやや多いので、人工授粉による結実確保と摘花等による早期の着果負担軽減に努める。
  • 3月の気温が高くなるとりんごの発芽が早まり、凍霜害など気象災害の発生リスクも高まるので、今後の気象情報に留意し、管理作業や災害対策が遅れないよう努める。

畜産

【牧草】

  • 春先に堆肥やスラリーを散布する場合は、大量散布は控え、早めに散布する。
  • 一番草の収量、品質確保のため、圃場にトラクタが入れるようになったら、早春施肥を早めに行う。
  • 堆肥の利用に当たっては、成分分析を行い、カリ過剰とならないように注意する。

 

 

  • 農薬適正使用:使用前に必ずラベルを確認し、使用基準の厳守と飛散防止を心がけてください。
  • 農作業安全:事故のないよう、農作業安全に十分留意してください。

   次号は令和6年4月18 日(木曜)発行の予定です

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このページに関するお問い合わせ

農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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