農作物技術情報 第2号 要約(令和5年4月20日発行)

ページ番号2006872  更新日 令和5年4月20日

印刷大きな文字で印刷

水稲

技術対策
育苗管理:極端な高温・低温条件、乾燥・過湿を繰り返さないよう、ハウスの温度・水管理に注意する。
田植え:苗の生育にあわせて、風のない天気のよい日を選んで田植えを行う。
    田植え適期の目安は、県南部5月10~20 日、県中北部・沿岸部5月15~25 日。
直播栽培:出穂が遅くなりすぎないよう、播種早限以降で早めの播種を心がける。

畑作物

生育状況:小麦の生育は早まっており、出穂期は7日程度早まると予測される。
技術対策
小麦:追肥、赤かび病防除は、生育ステージを確認して適期に実施する。
大豆:排水対策を早い時期から実施し、適期播種に努める。

野菜

生育状況:施設果菜類の苗の生育、定植後の生育は概ね順調で、順次定植が行われている。葉茎菜類の定植は、ねぎが県南部で平年並みの3月下旬、レタスが高冷地で平年より早めの4月上旬頃から始まっている。
技術対策
施設果菜:朝晩は保温資材・補助暖房を活用して保温に努め、日中は高温になりすぎないよう換気に努めるなど、急激な温度変化に注意する。
露地果菜:圃場準備では、高畝の実施や明渠の設置等により事前に湿害対策を行う。
葉茎菜類:露地作では、土壌が適度に湿った状態で早めに圃場を準備し、速やかに播種や定植を行う。雨よけほうれんそうは、播種時の十分なかん水で生育を揃え、ホウレンソウケナガコナダニの防除対策を徹底する。

花き

生育状況:露地りんどうは、平年より早い生育となっている。小ぎくの親株の生育も早く、挿し芽作業は順調に行われている。
技術対策
りんどう:株仕立て、追肥、雑草対策の作業を適期に進めるともに、圃場が乾燥する場合は畝間かん水を行う。
小ぎく:育苗、定植、摘心作業を計画的に進める。定植時や定植後に十分かん水し初期生育を促す。採穂前の親株は、日中高温になりすぎないよう換気に努める。

果樹

生育状況:りんごの生育ステージは、展葉期を過ぎて花蕾着色期から開花直前になっており、平年より14 日程度早い生育となっている。
技術対策:現在多くの地域で低温に弱い生育ステージに達しており、凍霜害の危険性が高くなっているので、毎日の気象情報に注意し、被害軽減対策を徹底する。

畜産

飼料用とうもろこし:品種の選定や施肥などの基本技術を再確認し、播種は適切な栽植密度で行う。収量確保には初期生育が重要なため、播種床の形成や雑草・害虫の防除を確実に行う。
乳牛:牛舎の暑熱対策を開始する。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
〒024-0003 北上市成田20-1
電話番号:0197-68-4435 ファクス番号:0197-71-1088
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。