JICA海外協力隊:小原 壮永さん(エジプト派遣)

ページ番号1032840  更新日 令和2年9月8日

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  • おばら たかひささん
  • 青年海外協力隊(柔道)
  • エジプト・アラブ共和国派遣(2019年12月から)

あなたの近況を教えてください。

・お住まいの国(地域)はどんなところですか。(地理、気候、言語、宗教、食事、文化・風習など)

 北アフリカに位置していて、国土の大半が砂漠を占める。気候は、The・中東という感じで、季節は夏と冬だけと言える。とても乾燥していて雨はほとんど降らない。言語はエジプトアラビア語である。日本ではなかなか馴染みがない言葉ではないかと思う。イスラム教の国なので、食事、文化もその教義に基づいている。礼拝の時間になると、それを知らせるアザーンというものが町中に大音量で流れる。治安は良いほうだが、日本と同じ感じで過ごそうとすると確実に痛い目にあうだろう。なかなか日本ではニュースにならないが、テロ未遂等物騒な事件も時々あったりもする。

・あなたの活動(仕事、勉強、取組)について教えてください。

 エジプト柔道連盟に所属し、現地の幅広い年代の競技者に指導する。指導対象者には、代表候補に選ばれている選手もいるため、オリンピックや世界選手権を見据えた指導も行っている。小学生くらいの年代の競技者については、基礎を重点的に身に着けさせることを主としている。赴任当初は、誤って覚えてしまっている内容を、その危険性を説明しながら正しい形に修正した。今は、徐々に改善されつつある。

写真:柔道の練習の様子

写真:指導している子供たち

・印象に残っている出来事はありますか。

 首都であるカイロの交通事情は、現地の人でさえ世界でもワースト3に入るというほどだ。信号も無いに等しく、車線という概念も無いといっても過言ではない。道交法の偉大さを痛感させられた。その中で、印象的なのは、タクシーの運転手が人を轢いたことだ。横断歩道も無いので歩行者は平気で飛び出してくる。日本であれば、あらゆる面で責任が発生するが、エジプトではこのような場合、基本的にお金で解決するようだ。ちなみに、轢かれた人は命に別状はなかった。

岩手に関することについて教えて下さい。

・岩手(日本)を離れて、あらためて感じた岩手(日本)の良いところはありますか。

 空気がキレイ。本当にキレイ。その辺にゴミが落ちていない。

・岩手について話題になったことや、PRしていただいていることはありますか。

 雪がとても降るということと、桜や紅葉がキレイで自己紹介のプレゼンの際に、パワーポイントで見せてあげました。あとは、冬がとても寒いということ。エジプト人からしたら気温が氷点下の世界は想像ができないようで、いつかエジプト人の友人を薄着の状態で真冬に招待します。

岩手県の皆さんにメッセージをお願いします。

写真3

アラビア語の諺で、直訳すると、片手では拍手出来ないという意味になるが、諺自体の本当の意味は、お互いの協力なしに、過酷な状況を乗り越える事は出来ないという意味になります。世の中大変な状況ですが、乗り越えていきましょう。

その他何かありましたら御自由にお書き下さい。

 カワイイは正義。坂道グループが大好きなオタクです。日向坂46 1stアルバム 2020年9月23日 Release決定。皆さんよろしくお願いします。

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