農作物技術情報 第9号(平成28年11月24日発行)

ページ番号2001873  更新日 平成28年11月24日

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畑作物

小麦:全体にやや圃場が湿っていた影響で播種始期はやや遅れたが、概ね平年並の時期に播種は行われた。県北部や高標高地帯など、根雪期間が長い地域では雪腐病防除の実施を検討する。また越冬前に排水路の点検等を行うこと。

野菜

寒締めほうれんそう:ハウスを開閉して生育を調節し、寒締め後は葉柄のBrix糖度8%以上であることを確認して収穫する。
促成アスパラガス:萌芽開始後の温度・かん水管理を適切に行い、収量を確保する。
冬春どり葉根菜類:厳寒期の生育促進と凍害防止のため、被覆資材を利用して保温する。病害対策として日中の換気等を実施し、湿度を下げる管理を行う。
雪害対策:事前対策として、ビニール等被覆資材の補修やハウス内の補強を行う。積雪中は、ハウス側面の除雪を行うとともに、施設内の温度を高めて積雪の自然落下を促進する。

花き

りんどう:施設の点検や補強により雪害対策を十分にとるとともに、保温資材についても点検、修繕を行い、十分な効果が得られるようにする。露地りんどうでは冬期間の凍霜害防止のため土寄せを行う。
小ぎく:りんどう同様に施設の雪害対策を十分に行い、小ぎくの挿し穂確保のために適切な温度管理に努める。

果樹

りんご:晩生種の硬度が低い傾向にあるため、越年販売時には果肉の軟化に注意する。
果樹全般:ネズミ、ニホンジカなどの獣害、若樹の凍寒害・雪害対策に努める。

畜産

乳用牛・肉用牛:寒さや換気不良の影響による牛の損耗を予防する。
自給飼料・土壌:成分分析を実施し、適切な飼養管理・肥培管理を設計する。

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このページに関するお問い合わせ

農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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