農作物技術情報 第1号(平成26年3月20日発行)
水稲
《播種計画》
- 極端な早植えは、障害不稔や登熟初期の高温による品質低下の危険性を高めるので注意する。
- 適期移植を目標として播種計画をたてる。
《育苗管理》
- 適正な温度管理・水管理により健苗を育てる。
- 育苗期に細菌病が発生しないよう耕種的対策を徹底する。
《圃場準備》:畦畔のかさ上げや用排水路の点検・補修等は早めに行う。
畑作物
《小麦》:融雪促進、ほ場の点検・補修を実施。麦踏み、融雪期追肥は茎立ち前までに実施する。
野菜
《全般》:早めの融雪作業と圃場準備を進め、播種・定植が遅れないように努める。
- 育苗温度管理やずらし等の作業を徹底、苗を徒長させない。育苗後半の低温による品質低下に注意。
- ハウスビニールやマルチを早めに張り、地温を高め活着を促す。露地では融雪、排水対策を講じ圃場水分が適湿になってからマルチを張る。
《露地葉菜類》:育苗温度管理を徹底し、定植後はべたがけ資材で低温、降霜、強風の被害を防ぐ。
《雨よけほうれんそう》:圃場の水分不足に注意。ホウレンソウケナガコナダニの防除対策を徹底する。
花き
《全般》:融雪促進の対策を講じ、圃場準備が遅れないよう適期作業に努める。
《りんどう》:融雪を促進させるとともに、施肥が遅れないよう留意する。
《小ぎく》:採穂が遅れないようにハウスの保温に努める。
果樹
《生育状況》:発芽予測:3月17日時点では、県平均で4月11日と平年より2日遅い予測値となっている。
《りんご》:薬剤の準備、剪定枝の片付けなどの園地整備を早めにし、作業が遅れないようにする。
畜産
《牧草》:維持草地、更新草地では収量確保のため、早春施肥を早めに行う。必要に応じて雑草を防除する。除染事業で草地更新を実施した圃場は、放射性セシウム移行を抑制するため、カリウムの施肥を確実に行う。
次号は平成26年4月24日発行の予定です
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このページに関するお問い合わせ
農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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