農作物技術情報 第7号(平成25年9月26日発行)

ページ番号2001949  更新日 平成25年9月26日

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水稲

  • 刈り遅れは品質低下の原因となるので、早めに収穫作業を行う。
  • 倒伏した圃場では、作業速度を遅くし、刈り分けにより品質確保に努める。
  • 日没が早まる時期なので、作業は計画的にすすめ、安全な農作業を心掛ける。

畑作物

《大豆》:葉の黄化・落葉が始まっており、収穫は早いところで10月上旬から。適期に収穫できるよう準備をすすめる。施設を利用して乾燥調製を行う場合は、あらかじめ連絡を取り合い、計画的に作業できるようにする。
《小麦》:小麦の播種適期となっている。適期を逃さず確実に作業を行い、生育量の確保に努める。圃場条件が整わず適期を逃した圃場では、播種量を増やし、目標株立数を確保する。

野菜

《生育状況》:施設果菜類、露地果菜類ともに、全般に日照不足や低温の影響等により草勢低下や障害果の発生が見られている。雨よけほうれんそうの生育は概ね順調だが、大雨による浸水の影響で過湿害が見られる。レタスは徐々に出荷量が回復傾向であるが、キャベツは小玉で出荷量が少ない傾向である。ねぎは概ね順調な生育となっているが土寄せ作業が遅れているほか、台風18号により倒伏し、出荷に影響する被害が発生している圃場もある。
《果菜類》
【雨よけトマト】【雨よけピーマン】今後も気象経過に応じたハウスの適切な温湿度管理で草勢維持をはかるとともに、障害果の発生防止対策を行う。灰色かび病等の病害の予防やタバコガ類等の防除を徹底する。
【露地きゅうり】草勢維持を重点に、採光性を考慮した摘葉、不良果の早め摘果等を行う。病害虫防除は褐斑病、炭そ病、べと病を重点に行うほか、次年度へ向けた準備として適宜残さ検診、資材消毒などを行う。
《雨よけほうれんそう》:年内収穫用にもう1作播種し、温度管理とべと病、ホウレンソウケナガコナダニ、シロオビノメイガ等の病害虫防除を徹底する。寒締め栽培では、品種の特性に合わせ遅れないように播種し、温度管理と病害虫防除を徹底する。
《キャベツ、レタス等》:適期収穫に努め、使い終わったマルチや病害で収穫しなかった株は適切に処理する。

花き

《りんどう》:花腐菌核病の防除を徹底する。翌年の病害虫発生を抑えるため、収穫後の病害虫防除と残さ処理等収穫後の管理を行う。
《小ぎく》:来年の栽培に向け品種構成を考慮し親株の伏せ込みを実施。伏せ込みには健全な親株の使用を徹底する。

果樹

《生育状況》:りんごの果実生育は、厳しい気象条件にもかかわらず概ね平年並み。中生種の果実品質は、硬度、でんぷん指数は平年より高め、糖度は平年より低い。
《りんご》:県オリジナル品種「紅いわて」は県南部で収穫期を迎えている。食味重視で収穫すること。
他の中生品種も適期収穫とすぐりもぎを徹底する。

畜産

《トウモロコシ》:熟期を確認し、速やかに収穫作業を進める。
《牧草》:維持草地では、刈り取り危険帯の時期を避け、刈り取りを行う。

次号は平成25年10月31日発行の予定です

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農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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