農作物技術情報 第8号(平成23年10月28日発行)

ページ番号2001996  更新日 平成23年10月28日

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岩手県、岩手県農作物気象災害防止対策本部

畑作物

《大豆》:ほとんどの圃場ですでに成熟期を迎えているので、早めの収穫を心がける。
《小麦》:土壌処理除草剤を散布していない圃場は、小麦の生育・雑草の発生状況に応じて茎葉処理除草剤を遅れずに散布。適期に麦踏みを行い、凍上害や倒伏を回避。越冬後の融雪対策として、排水路の点検、整備を。

野菜

《寒じめ雨よけほうれんそう》:ハウスの開閉等により生育状況に応じた管理を実行し、生育量の確保と品質の向上を図る。株の開帳や糖度等を確認したうえで収穫を開始。
《促成アスパラガス》:養成株は低温遭遇時間を参考に適期に掘り取り、計画的に伏せ込み作業を実施。
《収穫が終了した品目》:収穫残さを適切に処理し、土づくりを実行。土づくり資材については、安全性を確認の上利用すること。

花き

《りんどう》:翌年の病害虫発生を抑えるため残渣処理等収穫後の管理を徹底し、また、計画的な株更新を行い、来年の新植圃場は年内に準備を。
《小ぎく》:来年の品種構成を考慮し、必要な親株を確保するとともに、親株の伏せ込みを遅れず実施する。

果樹

《りんご》:果実生育は概ね平年並み、しかし、花芽量、花芽の充実が悪いことから減収の見込み。糖度、硬度、でんぷん指数は高く、蜜入りは少ない。食味を重視し、適期収穫に努める。

畜産

《晩秋以降の子牛》:子牛は寒さの影響を大きく受けるため、保温対策、高湿度を避けるための畜舎換気対策、寒冷時に増加する維持要求量に応じた飼料増給対策を実施する。

稲わら等

福島第一原子力発電所の事故を受けて、稲わらや堆肥等の利用について留意しなければいけない事項があるので、秋作業に向けて確認の上作業を行う。
なお、検査中のものもあるので、不明な点は関係機関(各振興局農政担当部、農業改良普及センター等)に問い合わせること。

  • 秋の農作業安全月間実施中(9 月15 日〜11 月15 日) 「農作業無事故でつなぐ明るい未来」

農作物技術情報の本年度定期発行は今号で終了となります。

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農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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