令和7年産 岩手県内の水稲の生育概況(6月16日現在 速報)
1 水稲の生育概況(6月16日現在 県内農業改良普及センター一斉調査)
- 5月第5半旬に気温と日照時間が平年を下回り、活着や初期生育の遅れが懸念されたものの、6月第2、第3半旬の気温は平年よりも高く、6月第2半旬の日照時間は平年を上回ったことから(図1)、生育は概ね順調に進んでいる。生育診断予察圃における6月16日現在の生育(県平均)は、草丈31.0cm(平年差-0.6cm)、茎数は299本/平方メートル(平年比115%)、葉数は7.1葉(平年差+0.1葉)で平年をやや上回っている(表1)。
- 東北地方1か月予報(令和7年6月12日発表,仙台管区気象台)によると、期間の前半は気温がかなり高くなる見込み。
2 当面の技術対策
- 茎数の早期確保のため、浅水管理を基本とする(昼間止水・朝夕は短時間かんがい)。
- ガスの発生が目立つ水田では、根の活力維持のため、水の入替又は間断かんがいを行う。
- 目標穂数の8~9割の茎数を確保した後は速やかに落水し、7~10日間程度の中干しを確実に行う。
中干し開始の目安「茎数が目標穂数の8~9割」
品種 |
平方メートルあたり茎数 |
---|---|
ひとめぼれ | 420本前後 |
金色の風、銀河のしずく | 350本前後 |
いわてっこ | 内陸390本、 県北・沿岸370本 |
白銀のひかり | 350本前後 |
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