令和7年農作物技術情報 第1号(令和7年3月19日発行)

ページ番号2011484  更新日 令和7年3月19日

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水稲

【育苗】

  • 適期に移植できるよう、播種計画を立てる。
  • 出芽揃いを良くするため、適正な浸種水温及び期間を守る。
  • 育苗期間中の温度・かん水管理には最大限の注意をはらう。

【圃場準備】

  • 適切な水管理ができるよう、畦畔のかさ上げや用排水路等の点検、補修を早めに行う。
  • 高温登熟による玄米品質の低下を抑えるために、積極的な土づくりと深耕を行う。

畑作物

【小麦】

  • 圃場排水に努め、麦踏みは茎立ち前までに実施する。
  • 追肥は生育量を確認し、追肥量を判断する。
  • 雑草の発生に合わせて早めに除草剤を散布する。

野菜

【圃場準備】

  • 排水対策を講じるとともに、計画的に圃場準備を進め、播種・定植が遅れないように努める。

【果菜類】

  • 育苗期の温度管理や苗のずらしなどの作業を徹底し、苗を徒長させない。苗からの病害虫持込みを防 止するため、育苗ハウスの雑草や病害虫防除を行うとともに、育苗後半の低温による品質低下に注意す る。
  • ハウスビニールやマルチを早めに張り、地温を確保し活着を促す。

【葉茎菜類】

  • キャベツやレタスなどは、育苗管理を徹底して適期に定植を行い、定植後はべたがけ資材により保温し、 生育の促進と霜害などを防止する。
  • 雨よけほうれんそうは、圃場の水分不足に注意し、ホウレンソウケナガコナダニの防除対策を徹底する。

花き

【りんどう】

  • 早期に残茎を除去するとともに、浮き上がった株は埋め戻し、土を寄せて株を保護する。
  • 春の基肥は、萌芽期を目安に遅れないよう施用する。
  • 越冬害虫の発生源を減らすため、前年の秋にできなかった残茎の処理を徹底する。

【小ぎく】

  • 想定した定植日から逆算して、計画的な育苗作業を行う。穂冷蔵を活用する。
  • 親株から育苗期の病害虫防除を徹底する。

果樹

【りんご】

  • 花芽は概ね平年並以上確保されている。摘花・摘果は適期に実施し、早期に着果負担を軽減する。

【果樹共通】

  • 3月の気温が高くなるとりんごの発芽が早まり、凍霜害など気象災害の発生リスクも高まるので、今後の気 象情報に留意し、管理作業や災害対策が遅れないよう努める。

畜産

【牧草】

  • 春先に堆肥やスラリーを散布する場合は、大量散布は控え、早めに散布する。
  • 一番草の収量、品質確保のため、圃場にトラクタが入れるようになったら、早春施肥を早めに行う。
  • 堆肥の利用にあたっては、成分分析を行い、カリ過剰にならないように注意する。

 

 

  • 農薬適正使用:使用前に必ずラベルを確認し、使用基準の厳守と飛散防止を心がけてください。
  • 農作業安全:事故のないよう、農作業安全に十分留意してください。

   次号は令和7年4月17日(木曜)発行の予定です

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このページに関するお問い合わせ

農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当(農業研究センター駐在)
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