《大船渡》夏秋トマトの高温対策実証を始めました(令和7年5月14日発行)

ページ番号2011752  更新日 令和7年5月14日

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 釜石・大槌地域農業振興協議会では、近年の高温で問題となっている果実の着色不良や奇形果の発生軽減の一助とするため、夏秋トマトの高温対策実証に取り組んでいます。

 本実証では、有効成分が気孔を開き蒸散を活性化させることで、熱を体外に放出し、しおれ軽減や花芽保護につながるバイオスティミュラント資材を使用しています。この資材は、ほ場につるすだけで高温対策となるため、一般に利用される遮熱資材や外気導入装置よりも安価かつ省力的に導入可能で、規模の小さいハウスが多い本地域においても普及が期待されます。

 5月7日に、釜石市甲子町の実証農家2戸で、実証農家並びに普及センター、釜石市及び沿岸広域振興局農林部が資材の設置を行いました。実証農家からは、「つるすだけなら簡単に設置ができる」、「どの程度効果が出るか楽しみだ」等のコメントをいただきました。今後は、6月上旬頃からの収穫期に収量や果実品質を調査し、資材の効果を検証する予定です。

 普及センターでは、今後も関係機関と連携しながら、栽培実証を通した野菜産地の課題解決に向けて、取組を継続していきます。

バイオスティミュラント資材を設置する様子です
バイオスティミュラント資材を設置する様子

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