乾田直播栽培によるWCS用稲の収穫

ページ番号2007251  更新日 令和5年9月5日

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   陸前高田市の大規模繁殖農家が、高田沖地区において取り組んでいる乾田直播栽培によるWCS(ホールクロップサイレージ)用稲の収穫作業が8月28日~30日に行われました。
高田沖地区は「道の駅高田松原」に隣接し、震災復旧事業により整備された総面積28haの圃場整備地区です。
   この繁殖農家は、自給飼料確保のために、令和2年度からWCS用稲の乾田直播栽培に取り組んでおり、令和5年度は4.7haで栽培を行いました。
   令和5年は、4月の播種以降天候にも恵まれ、生育経過は順調で、前年を上回る収量が得られました。また、圃場の一部でWCS専用品種「つきはやか」の実証栽培にも取り組みました。「つきはやか」は生育が旺盛で、当地域においても多収が期待される成績となりました。
   当繁殖農家では、自家産堆肥をはじめ、地域で生産される炭化鶏糞を活用しながら生産コストの低減にも努めています。
   現在、和牛繁殖農家は生産資材の高騰と子牛の価格低迷という状況下にありますが、当農家は乾田直播栽培技術の向上を図り、良質な自給飼料の安定的な生産を実践されています。

刈取直前の状況
刈取直前の状況 (左)つきはやか (右)慣行
ロールベールに調製
ロールベールに調製(刈取2日後)

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