小豆まんまの朴葉包み
岩手県食の匠:小笠原重子(平成19年度認定)
地域の人たちが田植え時期に「こびる」として食べてきたものです。田の神様に小豆ご飯を捧げ、豊作を願う「祈り」が込められています。朴の葉は、香りが小豆ご飯に移り風味を与えるほか、殺菌効果があり、忙しい田植えの時期に作り置きができます。朴の葉は、5月下旬~6月の田植え時期が最も香りが立ちます。地域の人たちが田植え時期に「こびる」として食べてきたものです。田の神様に小豆ご飯を捧げ、豊作を願う「祈り」が込められています。朴の葉は、香りが小豆ご飯に移り風味を与えるほか、殺菌効果があり、忙しい田植えの時期に作り置きができます。朴の葉は、5月下旬~6月の田植え時期が最も香りが立ちます。
材料(6個分)
-
もち米
小豆
水
朴の葉
わら
-
1/2カップ
5カップ
250cc
12枚(若い葉の場合、夏になれば6枚でよい)
6本
作り方
1 もち米は、一晩水に浸す
2 小豆を沸騰しないように2時間煮る(豆がつぶれない程度に)。煮上がったらボウルなどに上げておく。
3 一晩水に浸したもち米をざるに上げ、水を切り、もち米だけを約30分蒸す。
4 朴の葉は汚れを落としてきれいにふく。わらは、きれいにごみをとって熱湯をかけつるして乾かしておく。
5 「3」で蒸したもち米をボウルにあけ、「2」の煮た小豆と水を加え、へらで混ぜる。
6 「5」で合わせたもち米と小豆が混ざったものを蒸し器にもどしさらに30分程度蒸す。
7 出来た小豆ご飯を熱いうちにおにぎりにして、朴の葉でつつみわらでむすぶ。小豆ご飯の熱で朴の葉が赤くなるくらいだと香りが立つ。
料理のポイント
1 炊き上がったらすぐ、熱いうちにおにぎりにして包む。おにぎりの熱で朴の葉が緑から茶色に変わるくらいだと包みを開いたときいい香りがする。また、調理後すぐにできたものを空の鍋に入れてふたをし、食べる直前までふたを取らないことにより香りを逃がさない。
2 素材の持つ味・香りを最大に活かし、風味を大切にするため、「塩」を使わずに調理する。
3 小豆ご飯は少しかための方が上手くいくが、ご飯のかたさは好みに応じて「作り方5」で水加減を調整する。
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