ゆべし

ページ番号2004431  更新日 令和7年2月13日

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岩手県食の匠:石川栄子(平成28年度認定)

ゆべし(石川)

 気仙地方では、米粉を使った伝統的な菓子として各家庭で作られ、その家なりの作り方が伝承されてきました。特にも祝言の際には引出物として近隣へ振舞われました。気仙地方のゆべしは、薬味(ニッキ、丁子、白胡椒)が入り、その香りと味が特徴です。

材料(2本分)

うるち粉

ざらめ

白砂糖

しょうゆ

サラダ油

水     

340g

175g

50g

50ml

5ml

290ml

〔A〕

ニッキ

丁子

白胡椒

くるみ

黒ごま

 

2g

1g

2g

15g

7g

作り方

1 くるみを粗く刻んでおく

2 うるち粉をふるいにかけ、ボウルに入れ、Aと混ぜておく。

3 鍋にざらめ、白砂糖、しょうゆ、サラダ油、水を入れ、強火にかけざらめを溶かす。

4 沸騰した「3」の液を「2」のボウルに混ぜながら加え、2分位こね、生地がなめらかになるまでヘラ等で混ぜる。

5 蒸し器にさらしを敷き、その上にクッキングシートを敷く。

6 「4」の生地をヘラで直径5cm程度にして、蒸気が出た蒸し器に隙間をあけながら生地を置き、17分ほど蒸す。

7 軽く粗熱をとった生地をボウルに入れ、手でよくこねる。

8 「1」のくるみと黒ごまを加え、3~4分くらい力を入れよくこねる。このとき、手にくっつくようであれば手に水をつけながら行う。

9 生地を2等分(400g程度)し、直径5.5cm程度の円柱型に成型する。

10 巻きすにラップを敷いてから、生地に巻きつける。

11 2~3cmの幅に切って盛りつけする。

料理ポイント

1 ざらめ等を煮溶かしてから混ぜ合わせることで、溶け残りがなく均一な生地に仕上がる。

2  蒸す際に、隙間をあけて生地を置くことで、均一に蒸し上げることができる。

3 よくこねることによってなめらかになり、口当たりが良くなるので、15~20回練る。

4 成型時、調理台に軽くたたきつけるようにすると表面が滑らかに仕上がる。

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