ゆべし
岩手県食の匠:石川栄子(平成28年度認定)
気仙地方では、米粉を使った伝統的な菓子として各家庭で作られ、その家なりの作り方が伝承されてきました。特にも祝言の際には引出物として近隣へ振舞われました。気仙地方のゆべしは、薬味(ニッキ、丁子、白胡椒)が入り、その香りと味が特徴です。
材料(2本分)
-
うるち粉
ざらめ
白砂糖
しょうゆ
サラダ油
水
-
340g
175g
50g
50ml
5ml
290ml
-
〔A〕
ニッキ
丁子
白胡椒
くるみ
黒ごま
-
2g
1g
2g
15g
7g
作り方
1 くるみを粗く刻んでおく
2 うるち粉をふるいにかけ、ボウルに入れ、Aと混ぜておく。
3 鍋にざらめ、白砂糖、しょうゆ、サラダ油、水を入れ、強火にかけざらめを溶かす。
4 沸騰した「3」の液を「2」のボウルに混ぜながら加え、2分位こね、生地がなめらかになるまでヘラ等で混ぜる。
5 蒸し器にさらしを敷き、その上にクッキングシートを敷く。
6 「4」の生地をヘラで直径5cm程度にして、蒸気が出た蒸し器に隙間をあけながら生地を置き、17分ほど蒸す。
7 軽く粗熱をとった生地をボウルに入れ、手でよくこねる。
8 「1」のくるみと黒ごまを加え、3~4分くらい力を入れよくこねる。このとき、手にくっつくようであれば手に水をつけながら行う。
9 生地を2等分(400g程度)し、直径5.5cm程度の円柱型に成型する。
10 巻きすにラップを敷いてから、生地に巻きつける。
11 2~3cmの幅に切って盛りつけする。
料理ポイント
1 ざらめ等を煮溶かしてから混ぜ合わせることで、溶け残りがなく均一な生地に仕上がる。
2 蒸す際に、隙間をあけて生地を置くことで、均一に蒸し上げることができる。
3 よくこねることによってなめらかになり、口当たりが良くなるので、15~20回練る。
4 成型時、調理台に軽くたたきつけるようにすると表面が滑らかに仕上がる。
添付ファイル
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
このページに関するお問い合わせ
大船渡農業改良普及センター
〒022-0004 岩手県大船渡市猪川町字前田6-1
電話番号:0192-27-9918 ファクス番号:0192-27-9936
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。